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「城」の住人となる。

アレクサンダーテクニークのことを書こうとするたび
言いたいことの周りしか書けないことに気づいていました。

本当のこと、というかテクニックのことを書こうとしても書けない。

書こうとするとレッスン中に起こるでおろうこととか
考えてしまうだろうことしか書けない。

私の記事を読んでくださっている方で
同じような体験をされたことがある方は、
すんなり「そうそう」ってわかると思うんです。

そうでない方は、このひとなに言ってんだろ、となると思います。


テクニックを身につける過程で起こったことは書けます。
背がすこーし高くなった、
呼吸が楽になった、
階段の上り下りが楽になった、などなど。
身体に関することだけでもいっぱいあります。

じゃあなにをすればいいのと聞かれても
レッスンに来てくださいとしか言えない。

アレクサンダー的な小技はいっぱいあります。
ありますが、それをレッスンを体験したことのない人に
伝えることに躊躇があります。

するとやっぱり周りの部分の話になってしまう。
カフカの「城」の人と同じように
嫌がらせをしているわけではないんです。


呪文は伝えることができます。
でもそれはただの呪文。

唱えるだけじゃなにも起こらないんです。
呪文の中身を体験して、
言葉の中身を経験していくことで
学んでいくことができるんです。

その経験をすることで自分一人でも
言葉によって変化が起こせるようになるんです。



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