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なんか可笑しかった

僕の作った曲で「いとおかし」って歌があるんですけど、ふとその歌ができた経緯や歌に対する自分の思いを書き留めたくて書きます。

自己満記事です。

自分の書いた歌をいちから説明するって全裸になって普段服で隠れてる場所(どこ想像した?)を見せるようなものだよね、恥ずかしいね。

いとおかし

コンビニ行くけど何かいる?
財布中身は涼しいけれど
チロルチョコくらい買ってあげるよ
腹の足しにはならないけれど

一緒に行くよと返事をしたら
飼い犬みたいと笑われた
あなたと一緒に深夜の散歩
したいだけ

目の前を走るトラックに
自分の死体が乗っていた
待って待ってと追いかけて
行き着いた先は僕の墓

自分で自分を殺しても
自分の墓は作れない
棺桶の中にたくさんの
アイスクリームを入れといて

戦い疲れて死んじゃいたくて
首吊り自殺でさようなら
人生2回目勝ち組に生まれ変わりたい
手首を切ってクスリを呑んで
いちにのさんで地獄行き
なんか可笑しかった

人間のふりをしているゴミが
汚い声で歌ってる
3年前に別れたブスの
喘ぎ声より受け付けない

下手だ下手だと言われても
こんな歌しか歌えない
やめろやめろと言われても
やめたら何も残らない

戦い疲れて死んじゃいたくて
首吊り自殺でさようなら
人生2回目勝ち組に生まれ変わりたい
手首を切ってクスリを呑んで
いちにのさんで地獄行き
なんか可笑しかった


この歌、作った当時よくライブをさせて貰ってたライブハウスで対バンした歳下の男の子シンガーソングライターのおかげで出来た歌なんですよね。
僕が21歳でその彼が18歳だったかな。たぶんそれくらい。

3つ離れてるのに完全に僕が負けてたんだよね、いや音楽に勝ち負けってなんだよって思うけど完全にそうだった。
周りの共演者やライブハウスのスタッフさんもみんな彼のことを期待の若者的な扱いをしてて自分もその界隈では若い部類にいたから彼のついでみたいな感じで扱われてた。

それが悔しくて負けたくない、彼を越えたい、戦いたいって思ってその気持ちを歌にしたくて。
でも何度共演しても、何度戦っても敵わないって思うことばかりでもう戦い疲れてた。いっそいなくなって来世で勝てればそれでいい、2回目の人生は歌が上手くて才能溢れるバンドマンになりたいって気持ちが歌になってた。

この歌聴くとほとんどの人がメンヘラソング、病んでる歌だねって思われがちなんだけど実は最大の負けず嫌いソングなんですよね。
戦い疲れるまで戦いたい、負けたくないって気持ちを詰めたから。

最近また色んなバンドやシンガーソングライターと出会って悔しい思いばっかりしてるから正直こわい。歳下で才能マンやめてよ、こわいから。

でも負けたくないからまだまだ戦いたい、ボロボロになるまで戦って負けたら来世に期待します。

来世は身長175cm、高収入でイケボな顔面吉沢亮みたいな男性にしてください。それか黒髪ボブの似合う女の子になりたい。

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