# 303_POP UP——突然現れる # 01
形式:
簡易展示+書籍販売+宴(カレー, 音楽, 酒)
日時:
2023年5月14日(日)19:30〜
会場:
SANGO 3F
http://katsumaru-arc.com/sharehouse/22_sango/index.html
参加方法:
入場料は1000円です。SANGO3Fの受付にてお支払いください。
人数把握のため、以下のフォームよりご入力をお願いします。
企画運営:
島影圭佑、小林空、岩永賢治、鈴木宏明、三宮柾名、渡辺基志
概要:
馬喰横山にあるSANGO 3Fを舞台に、デザイナーの島影圭佑が手掛けてきたプロジェクトの記録映像や書籍といった編集物で構成された簡易展示と、それを導入にしながら「宴」を行ないます。また展示物の書籍を会場にて販売致します。一夜限りの展示であり、そのオープニング&クロージングパーティです。
展示物:
OTON GLASS/FabBiotope
映像
立体
書籍
日本を思索する
“現実”の自給自足展
日常的実践のぽいえてぃーく?
販売物:
書籍『FabBiotope1.0→2.0』を一冊1500円で手売りで販売
島影が手掛ける当事者兼つくり手による小さな生態系をつくるプロジェクトFabBiotopeを紹介する自作書籍。在庫5冊。
https://keisukeshimakage.stores.jp/items/60d0178884ec6e486ac2f20d
書籍『早すぎる私的回顧』を一冊3000円で手売りで販売
島影が手掛けてきた「終わらない」プロジェクト群を紹介するテキストを自宅のプリンターで印刷しホッチキスで製本した簡易自作書籍。在庫1冊。
飲食:
お酒
barもとの渡辺基志がお酒を提供致します
カレー
カレーふるまい屋の小林空がカレーを提供致します
※上記、飲食物をご希望の方は、現地にて直接提供者からお買い求めください。入場料とは別料金となります。
音楽:
SANGO運営メンバーの鈴木宏明がその場に合わせてテキトーに音楽を流します
開催にあたって:
このまえの三月に本催しの前身となるような取り組みをしました*1。そこで実験してみたのは、いかに「テキトー」に展覧会をつくれるか、ということでした。テキトーというのは、なんだかやる気のない言葉に聞こえるかもしれないけれど、実は「優しい/易しい」言葉でもある。
三月に一日限りの展覧会+催しを実施して、そこでは、その会場に既にある機材や資材を使って、一人黙々と会場を構成してみました。
端的に言ってしまうと、通常、展覧会の企画運営というのは「えらいたいへん」なのです。ぼくらが手掛けるような、ほぼ自作のような展覧会や、もっと商業的・戦略的に練られた大規模な展覧会では、もちろんまったく別の種類のものになりますが、でも、そこに一時的に特異な空間を立ち上げて、一定期間それを維持する、という面では同じなんじゃないかなと思います。一定の非日常性や祝祭性をそこに立ち上げるには、それなりの準備や仕込みが必要なわけです。
それはそれで、自分たちがそこで実験できることや、来てくれた人たちに提供できるものがある、んですが、このまえの三月に考えていたのは、「いかに展覧会を軽くできるか」ということでした。なるべく一人で粛々と準備をし、出展物も映像や書籍といった過去のアーカイブをベースにして、資材や機材も既に会場にあるものを組み合わせて使う。
軽くできると、なにが起こるかというと、「流れ」になる、というか、なりやすい。Streamですね。三月に試してみた実験を元に、これをさらに改良したら、もっといい感じに軽くて、同時に深みのあるものになるんじゃないか、という考えがありました。
そんなときに鈴木宏明さんがSANGOというスペースの展開をあれこれと考えているとお話を伺って、ほんなら、いちどそこでやってみましょうやというのが今回の「POP UP——突然現れる #01」です。
これを第一弾に、各地を漂流して、このPOP UP企画を実施——展示で思想を広めつつ、書籍などの小売をしながら、プロジェクトの過程で生成されるドローイングや手書きの原稿など「準作品」も美術作品として販売するっていう商人(あきんど)をし、そんで心動く知の伝達としての催しと、それをかきまぜていく宴、これらをワンセットにある種の一日限りの総合芸術として、各所でそれをポコポコとぶちあげていく。そんなことを考えています。
しかし、やはり、この手のものは体験するのがもっとも手っ取り早く、そして楽しい。ということで、ぜひご興味のある方は5/14の夜、馬喰横山のSANGOにてお会いしましょう。
島影圭佑
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