社会課題解決型の新規事業~始める場合のファーストステップ~
世の中の情勢もあってか
社会課題解決型の新規事業が増えてきていますね。
新規事業を始める場合、社会解決型の事業について検討してみるのも選択肢のひとつです。
今回の記事では
社会解決型の新規事業について
また、そういった事業を始める場合のファーストステップ
をお伝えできればと思います。
|社会解決型の新規事業とは
社会課題解決型事業って何?
と思う方もいらっしゃると思います。
例えば
・環境問題改善事業
・エネルギ-問題改善事業
などなど
最近よくニュースや新聞で目にする
注目度の高い事業でもあります。
お客様の課題を解決するビジネス、
いわゆるソリューション型ビジネスには
実は、2つのタイプがあります。
・顧客課題解決型
・社会課題解決型
顧客課題解決型は
顧客自体が課題を認識していて
その課題を費用をかけてでも解決したいと思っているので
比較的推進しやすいことが多いです。
一方で、
社会課題解決型の場合は
社会課題とは認識されていますが
顧客自体はそこまで意識が高くないケースが多く
なかなか前進しないことも少なくありません。
しかし、社会課題解決型のソリューションビジネスに対する
顧客の意識はまだまだ低いように見えても
その社会課題を解決しようと課題意識を持たれている方は
必ずどこかにいます。
また最近では
SDGsやカーボンニュートラル(脱酸素)、サーキュラーエコなど
社会課題解決をテーマにした新規事業開発が確実に増えてきますし
今後ますます注目度が高くなる意義深い事業といえるでしょう。
私も現在、ある企業の
「社会課題解決型 B2B向け 新規ソリューション事業」
の推進を支援中です。
|社会課題解決型の新規事業の始め方
社会課題解決型の新規事業を始めるなら、まず
① KOLを見つける
② 実証実験の計画をたてる
の2つが最初にめざすステップといえます。
KOLは、まだ一般的用語ではないかと思いますが
Key Opinion Leader のこと。
ネットの世界の ”インフルエンサー” と同じイメージでしょうか。
① KOLを見つける
社会課題解決型の新規事業は
まずKOLの中でパートナーになってくれる方(協力者)を見つけるのが一つのやり方です。
【ミッションでKOLを見方につける】
ここで大切になってくるのが、
ミッションやビジョン、パーパスになってきます。
いち企業の事業立ち上げに、何の見返りや条件もなく
協力してくれる人はまずいません。
ここは、見返りや条件ではなく
ミッションやビジョン、パーパスを共有し、共感してもらうことが必須です。
立ち上げようとしている事業が社会課題の解決につながることを信じて
その実現をいっしょにめざしてくれる方を探します。
【KOLとのコンタクトの取り方】
では、KOLの方は見つかったけど、
コネもなくてどうやってコンタクトを取ったらいいのか。
こういった相談もよく受けます。
その方の連絡先が分かれば、まずは一度コンタクトしてみてください。
コンタクトをする際には、先にも書いたように
事業立ち上げに協力してくれる人を探していると伝えるのではなく、
社会課題の解決をめざしていることを伝えてください。
そのうえで、まず話を聞かせてくださいとアプローチします。
大切なことは
形式的な話をするのではなく、本当に自分の中に信念をもっていることです。
確実に相手に伝わります。
② 実証実験の計画を立てる
さて、協力者が見つかったら
次は、本当に「そのソリューションが社会課題を解決するのか」
の実証実験を行うことをめざします。
いわゆる仮説検証です。
地道な作業ですが、一つ一つ検証していき
事業を進めるうえでの課題を見つけていきます。
|おわりに
いかがでしょうか?
社会解決型の新規事業を進める際は
・KOLを見つける
・実証実験の計画をたてる
が最初にめざすステップです。
せっかくのよいアイデアを途中で頓挫させないためにも
しっかりパートナーを見つけ、
実証実験をして課題をさぐり
一歩一歩進めていってください。
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