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あるべき姿とありたい姿

会社であれ、事業部門や企画チームであれ、
何かに所属していると必ず
目標を設定する、あるいは
将来への理想を具体化する場面に出会います。
そんなときによく使われるのが

・あるべき姿
・ありたい姿

という言葉ではないでしょうか。
今回は将来への理想を具現化する際に
より有効なのはどちらなのか・・・ということに
焦点をあてたいと思います。

◇「あるべき姿」はshould,have to ◇

この2つの言葉、よく似ていますが、
意味合いは大きく違います。

まず、
「あるべき姿」 は
英語で言うと should 、have to ですね。
「こうあった方がよい」
「こうならなければならない」
となります。

この場合、あわせて
「そのとおり、絶対オレたちはこうなる!」
と思えてるときはよいのですが、

「べき論はそうだけど、オレたちはそこまでは無理かな」
と心では思っていることもあります。

いわゆる、“自分ごと” になっておらず、
“他人ごと” になっているのです。

◇「ありたい姿」はwant ◇

それに対して、
「ありたい姿」は
英語で言うとwant です。

「オレたち(私たち)は、こうなりたい!」
「この企画を実現させて、こうなりたい!」
というようなイメージですね。

“自分ごと”になってきます。

英語にすると違いがハッキリしますね。

私自身、前職では上司から「あるべき姿」をよく言われていましたし、
自分でも使っていたように思います。

「ありたい姿」というのも
聞かないわけではありませんでしたが、
この2つの違いをあまり意識していませんでした。

将来への理想の姿を具現化するためには
やはり『自分ごと』になっていないと
モチベーションは上がりません。

つまり将来への理想を具現化するためには
『ありたい姿』を想い描く必要がある訳です。

この2つの違いを意識するようになってからは

自分自身に対しても「ありたい姿」をイメージし
関わっている企画チームにも「ありたい姿」を
イメージしてもらうようにしています。

◇ありたい姿=『ビジョン』を描こう◇

気づかれた方もいらっしゃると思いますが、
「ありたい姿=ビジョン」です。

日本人は
「ビジョン」を描くのが苦手とよく言われます。

しかし
「ビジョン」や「ありたい姿」を
無理やりでも描いておくのとそうしないのとでは
行動がかなり変わってきます。

ビジョンがない状態は、
カーナビでいう目的地やゴールが
無いのと同じイメージです。
行き当たりばったりになり、迷走してしまいます。

新規事業でも新商品でも、
成功させるためには、将来のゴールを
できるだけ具体的にイメージするべきなのです。

もちろん
企画チームや事業部門あるいは会社自体など
組織やチームについても同様で、
将来の姿をイメージできていると強くなります。

つまり ”自分ごと” としての「ビジョン」が大切になってきます。

◇ありたい姿を描き『ビジョン』を明確にしよう◇

今「あるべき姿」という言葉を使っている方は、
ぜひ「ありたい姿」という言葉に変えてみるか、
実際に両方あわせて使ってみてください。

そうすることで「なるほど!」と腹落ちするこでしょう。

「ありたい姿」や「ビジョン」を
考えたことがない方は、
ぜひ、一度考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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