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失敗に敏感になりすぎてはいませんか?

「新規事業開発での失敗事例を教えて下さい」
というリクエストを企業さんやプロジェクトチームの方から
受けることがあります。

また、セミナーのご依頼の際には
失敗しない新規事業開発のコツ」
といったタイトルのご指定を受けることもあります。

今回は新規事業開発・商品企画を進める上で
”失敗する” ということの捉え方についてお伝えします。


|失敗と捉えるか、検証と捉えるか


新規事業に限らず
人は "失敗" にはどうしても敏感になりますね。

新規事業に失敗はつきもの
失敗は成功の元

と言いながら
やはり失敗はしたくないものです。


「失敗したことはありますか?」とよく聞かれますが、
そんなときは
「それはたくさんありますよ」と答えています。

反対に、私からは
「何をもって失敗と言われていますか?」と伺います。


新規事業開発はトライアル、実験の連続です。
なので、小さな失敗は当然多々あります。


これらを「失敗」と捉えるのか「検証」と捉えるのか
の違いが大事なポイントと言えます。

周囲から失敗だと言われたとしても
それは言わせておけばいいことです。

|避けるべき失敗


とは言え、大きな失敗は避ける必要があります。

たとえば、
・予想を超える損失を出す
・誰かに大きな迷惑をかけてしまう
ことです。

これらは企画初期にリスク想定しておき
その手前で軌道修正するか、撤退するかの判断が重要です。

当然、失敗ばかりを繰り返していては成功には結びつかないのですが、
成功に向かう小さい失敗はしっかりレビューしながら
どんどん前に進めていきましょう。


周りで失敗だと笑ってる人とはいっしょに笑っておきましょう。

たぶんそういう人たちは新規事業開発での失敗なんて
経験したことない人がほとんどです。

|偉人の言葉に見る失敗の捉え方


Amazonのジェフ・ベゾスは以下のように言っています。

「イノベーションのために失敗を受け入れる。
私たちは、より大きな失敗をしなければなりません。
でなければ、失敗はプロジェクトをすすめる起爆剤たりえません。
もしAmazon が、より大きな失敗をしていなければ、
それは長期的には危険な兆候です。」

"大きな失敗"と言っているところがすごいですよね。


私が尊敬する大曽根幸三さんは次のように言われています。

「失敗は闇へ葬れ!
初めてのものに挑戦して失敗するのは成功のための一里塚。
小さな失敗は許される間に経験しろ。」

私がぺぇぺぇ企画マンだった頃
企画会議で大曽根さんが
「もし、失敗したら俺が闇に葬ってやる!」
と言われるのを目の前で聞いたことがあります。

現に大曽根さんは、ご自身の失敗談を
いつも楽しそうに話されていました。

|最後に


新規事業開発や商品企画の際に
"失敗" と言われたとしても
チャレンジしての失敗はその失敗が通過点になるなら
全く問題はありません。

一方でリスクは想定しておき
失敗となったとしても想定内であるようにしておきましょう。

そして、軌道修正しながらどんどん進めて
最後は成功に導きましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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