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Windows 3.x

Windows 10 の次に出る後継の Microsoft のOS は何なのでしょうか? 「それはWindows 11 ではない」という話が出てから、すでにもう5年です。「窓」という既成概念を超えることができるならば、Windowsでさえないのかもしれません。

https://www.bbc.com/news/technology-32658340

Microsoft の Windows のそれぞれのバージョンは結構短命で、振り返ると、その内容は大きく変化してきています。世界中のユーザーが、その変化にしっかりついてきたのですから、すごいことですね! 

Windows の歴史は、しっかりまとめられたものが閲覧できます。

https://en.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_version_history

現在は Windows 10が使用されており、おそらく数年以内のうちにも新しい何かが登場するでしょうが(誰か、今年の April fool のネタにしたりするんじゃないかな?)、今から約11年前、2009年7月、Windows 7 がリリースされました。そのさらに約10年前までさかのぼると、 Windows 2000 (2000年) , Windows XP (2001年)などの時代です。当研究室では、機器の制御の都合などから、いまだに Windows 2000, XP, 7 を使い続けています。

20世紀の終わりころ、Windows という名称は同じでも、ソフトウエアとしては系列の違うWindows 95 (1995年)、Windows 98 (1998年)などが使われていました(9x系とも呼ばれる)。

https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_9x

その更に前は、Windows 3.0/3.1 (1990~1995年)の時代です。日本での歴史上、最初の本格的な Windows のイベントは、1992年7月7日~9日に幕張メッセで開催された Windows World Expo Tokyo '92 です。Microsoftからビル・ゲイツ等もやってきて、盛り上がり、このWindows World Expo Tokyoというイベントは、その後10年近く続きます。

http://www.wincons.or.jp/article/win30expo.html

実を言いますと、その1992年、日本で最初のWindowsイベント、私も会場にいたのです。展示ブースではなく、カンファレンスの場所、「Windows 3.0の活用事例」みたいなテーマの企画で、本業の研究とは何の関係もない講演を1時間ほどやりました。当時のWindowsは、今の Windows とはまるで違うものです。決して多くの人が注目してすぐ使おうという感じではなかったのです。インターネットが本格的に始まる前の時代です。それでも、なんとか活用しようと関係者は一所懸命だったのですね。私は NEC (日本電気)の製品ユーザーとして、活用事例を紹介したのですが、その講演の内容が、後日、NEC のパンフレットになったりしました。

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当時の講演、オーバーヘッドプロジェクターという、いまではほぼ見かけない道具を使うのですよ。光が透過する透明のシートに、発表のスライドをコピーして持参します。カラーで作ると、結構お金がかかった時代です。なんだか、なつかしいですね。

※ この記事は、まったく存じ上げない不特定多数の方々にお伝えすることを意図していません。そのため、少し敷居を高くし、将来は有料とさせて頂くことを検討しています。まだ、note は始めたばかりなので、当面は、何も設定いたしておりません。

※ なお、マガジン「群盲評象」には、この記事を含めた私的ノート(有料のものも含む)を収録いたしております。ご関心のある方は、ぜひお求めください

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現代は科学が進歩した時代だとよく言われますが、実のところ知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。私たちの知識はほんの一部であり、ほとんどわかっていなません。未知を探索することが科学者の任務ではないでしょうか。その活動は、必ずしも簡単なものではなく、後世からみれば群盲評象と映ることでしょう。このマガジンには2019年12月29日から2021年7月31日までの合計582本のエッセイを収録します。科学技術の基礎研究と大学院教育に携わった経験をもとに語っています。

本マガジンは、2019年12月29日から2021年7月31日までのおよそ580日分、元国立機関の研究者、元国立大学大学院教授の桜井健次が毎…

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