見出し画像

モミの木がなくなった

ねえねえ、昔、クリスマスツリーにモミの木が使われていたんだって!

そんな時代もあったよ
イエス・キリスト生誕と何の関係もないトナカイや、サンタクロースと一緒に世界中で大流行した
雪が降らない中東のベツへレムで生まれたのだから、本来はラクダが歩く砂漠、それにサボテンなんだろうが、商業主義やエンタメとマッチしない

そうだったの?
では、どうして、モミの木はなくなってしまったの?

かつてキャンドルに火をともし、モミの木に飾り付けていたよ
本物の木と火だから、火事になる心配もあったが、かなり人気があった
電気と化学の時代になり、キャンドルはLEDに、モミの木はプラスチックに置き換えられた
いまは、さらに進んで生成系AIのホログラフィー映像だよ
ルールを知らないオーナメントだからこそ、モミの木でもサボテンでも選べ、キャンドルも選べて、どんな飾りつけも自由自在!

モミの木が残って伊達仙台藩は安泰
モミの木がなくなってクリスマスは安泰になったかしら?
(412字)

2022年8月20日以来、以下の企画に毎週参加させて頂いており、ついに1周年、当初予定ではもう打ち切りですが、今回はとりあえず続行。以前は410字前後を大幅に超えることもありましたが、短く収まるようにしたいと思っています。今回のお題は「ルールを知らないオーナメント」をワードもしくはテーマとして含む作品でした。どうぞよろしくお願いいたします。

初めての皆様へ

皆様には、桜井健次のエッセイのマガジン「群盲評象」をお薦めしております。どんな記事が出ているか、代表的なものを「群盲評象ショーケース(無料)」に収めております。もし、こういうものを毎日お読みになりたいという方は、1年分ずっと読める「群盲評象2023」を(2024年1月1日からは「群盲評象2024」を)、また、お試しで1か月だけ読んでみようかという方は「月刊群盲評象」をどうぞ。毎日、マガジンご購読の皆様にむけて、ぜひシェアしたいと思うことを語っております。

マガジンご購読の皆様へのお知らせ

ここから先は

531字

本マガジンでは、桜井健次の記事をとりあえず、お試しで読んでみたい方を歓迎します。毎日ほぼ1記事以上を寄稿いたします。とりあえず、1カ月でもお試しになりませんか。

現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっていま…

いつもお読みくださり、ありがとうございます。もし私の記事にご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひマガジンをご検討いただけないでしょうか。毎日書いております。見本は「群盲評象ショーケース(無料)」をご覧になってください。