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GRⅲxと行く、福岡うまいもの旅

福岡県民、特に博多の人間は困った人たちが多い。
「福岡でおいしいお店どこか知らない?」と聞くときちんとおすすめを教えてくれるからだ。

しかも驚くことに、教えてもらうおすすめが"かぶる"ことはほとんどない。
そしてちゃんとぜんぶ美味い。
教えてもらったおすすめを全部制覇するのに、何度福岡に行けばいいかわからないじゃないか。

そんなうれしい悲鳴を理由に、お気に入りの国内旅行地として福岡には何度も訪れていたのだが、コロナ禍を境にすっかり足が遠のいてしまっていた。
そんな中、2月末に友人と福岡へ遊びに行く機会があったので、GRⅲxで撮影した写真とともに記録を残していきたい。
今後、福岡へ旅行する予定がある人の旅程を作る一助となれば幸いである。

一藤

まずはもつ鍋からスタート。
お通しで出てくる酢もつがすでにおいしくて期待度が高まる。

コースで予約していたのだが、もつ鍋屋なのに馬刺しがでてきた。
これが非常においしい。

そしてメインディッシュ。
一番人気の味噌味を注文した。
ぷりぷりのもつに、ニンニクのパンチが効いていて非常に美味。
〆も逃さず食べよう。

とりかわ大臣

福岡の鶏皮は巻き付けるように串打ちする。
塩とタレがあるが、迷わずどちらも注文しよう。
焼き鳥は塩しか頼まない私も、このお店に限ってはタレも好んで食べる。というかタレの方が食べてた。

まずは10本ずつオーダーするといい。
そんなにたくさん食べて飽きないのかと思われるが、本当にスナックのように食べられてしまうから不思議だ。

2軒目なのに、4人で合計64本の鶏皮を食べていた。
ちなみにハイボールと楽しむのがおすすめである。

河太郎


博多のお昼はイカ刺しもおすすめ。
お店の中心には大きな生簀が設けられており、注文が入ると生簀から取り出されたイカがさばかれて提供されるシステム。
産地直送どころではない鮮度の高さは、私たちを決して裏切らない。

提供されたイカは、可食部が全てさばかれているわけではない。
刺身としてさばかれた部分以外は、一度厨房に下げられ天ぷらになって卓上に舞い戻ってくる。
一緒についてくる塩をつけて食べると、最高の一日が始まる予感がしてくる。
ちなみに予約必須。

いちごや cafe TANNAL

たまには甘いものだって食べたくなる。
いちごや cafe TANNALは、天神PARCOの中でたまたま見つけたいちごスイーツのカフェ。

”映え”を意識したビジュアル優先のお店かと思いきや、想像以上に味がおいしくとても満足度の高いお店だった。
席数が少ないので、大人数では入れないことだけ要注意。

博多炊き餃子 池ぽん

今回の旅で新しく知った概念である「炊き餃子」
その名の通り、ぐつぐつ煮込んだ鉄鍋の中で餃子が炊かれているのだが、これがまたおいしい。

ただ、私がこのお店で一番感動したのはごまさば。
今まで食べてきたごまさばのなかで一番おいしかった。異論は認める。
悲しいことにピントが合っていないが、訪れた際にはぜひ忘れずに注文してほしい。

ニューコマツ

私が一番行きたかったお店。
また来れてよかった。

ここの鶏皮は波打ちされているが、カリカリに揚げられたうえであまじょっぱいタレがかけられているのが特徴。
ハイボールとともに流し込むと、幸せホルモンとして名高いセロトニンが体内で分泌されていくのがわかる。(個人の感想)

お店は予約不可。
基本的に満席。
たまたま入れたあなたはラッキー。
席の半分は立ち飲みスタイルなので、サクッと飲んで次に向かうのが吉。

喜柳(きりゅう)

ここからはGRの電池が切れてしまったため、スマホ写真でお送りする。
本当に申し訳ない。でもPixel7はいいぞ。

福岡の名物のひとつといえば屋台料理。
特にこの喜柳で提供される創作料理の数々は、ひとつもハズレがない。
博多み焼き、もちもち餃子、博多グルまきなど、できることなら全部食べていただきたいが、ボリュームがとにかくすごいので気を付けてほしい。

店主の方から「そんなに頼んで食べきれます?」と心配されたがしっかり完食した。
なんなら、おでんと焼きラーメンも追加した。

博多らーめん ShinShin

博多に来て、ラーメンを食べずに帰るわけにはいかない。
もちろんおいしい店は数多くあるが、一度は行ってほしいのがShinShin。

実はここには一度来たことがあり、そのときは「ShinShinらーめん」を食べたのだが、それを友人に話すと「いや、ShinShinはもっちゃんを食べないと!」と力説されたのがとても印象に残っていた。
つまり今回はリベンジなのだ。

もっちゃんとは、もつ鍋をイメージしてつくられたちゃんぽんのこと。
麺の上にはもつとキャベツが盛り付けられており、一口食べてみるとまさにもつ鍋の〆を食べているような味わいが口の中に広がる。
控えめに言って最高。

今回の旅行で最後の食事となったShinShinだが、旅の〆としても非常に味わい深い思い出となった。


朝から晩まで食べとおした旅であったが、久しぶりの福岡をほんの少しだけ堪能できた。
ただ、福岡のポテンシャルはこんなものではないと知っている。
もつ鍋のお店は枚挙に暇がないし、そのほかにも私が知らない福岡の魅力がきっとどこかに潜んでいるのだと思う。

これを読んでくれたあなたが参考にしてくれればうれしいし、もし他のおすすめがあれば私にこっそり教えてくれたらそれはそれでとてもありがたい。
口角を上げながら「困ったなあ」と福岡行きの旅程を考えるのが、今から楽しみである。

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