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結婚っていいですか? という問いに対する答え

若い人と話す機会がありまして。

その方、何年か付き合った彼女さんと結婚を考えていて、先に結婚した諸先輩方に「結婚してよかったですか?」って聞いてまわってるらしいんですね。

で、そのときに私なりに答えたことと。
それから、その場では話をしなかったけど、私なりに結婚について考えていること。
以上について書きたいと思います。


先に結論です。

[その場で答えたこと]
私は結婚してメチャクチャ良かった

[その場では話さなかったけど、結婚について考えていること]
1. 私は結婚して良かったが、お前がどうなるかは知らん
2. 結婚相手を探すなら絶対に本気を出せ、早くしろ


順に書いていきます。


私は結婚してメチャクチャ良かった

私はね、本当に、本当に、結婚してメチャクチャものすごく良かったんですよ。

食事は健康的で美味しいものを食べるようになったし、ただ家に安心できる相手がいるだけでも幸せなのに、一緒にいて最高に居心地が良くて、あらゆる価値観が共有できるから何を話しても何も話さなくても最の高だし。

元々出不精でつい家にこもっちゃう私が、買い物に行ったり美術館に行ったり映画を観に行ったり美味しいものを食べに行ったりと、外向きの娯楽を楽しむようになったのは、妻がそういう楽しみに導いてくれたからだし。

今すごく稼げて楽しい不動産の仕事をしているけど、その仕事を始めるように背中を押してくれたのは妻だし。
妻の仕事である歯科医院の院長のお仕事を手伝って、共に最高の歯科医療を提供する仕事をするのはとても楽しいし。
それをきっかけに学会やその他活動を通して日本の歯科医療の発展に貢献しているのも楽しい。

幸いにして時間に余裕があって自由が効く仕事だから、趣味であるゲームやマンガにめいっぱい時間を使えるのも嬉しい。


あなたのパートナーは100点満点中で何点ですか? って聞かれたら
「1000点ですね」って答えるくらい。
「だって100点っていうのはたかだか自分が理想として思い描けるレベルってことでしょ。僕の妻は、僕が思い描いた理想的な人間の10倍は、自分に幸せを与えてくれているから」こう答えちゃうくらいです。


私の個人的な経験としては、結婚っていうのは本当にメチャクチャ良かったんです。


でもお前が結婚して幸せになるかどうかは知らん

一応ですね、平均的な話をすると、結婚したら幸せになれます。

例えば『幸福の計算式』という本によると、結婚は幸福をもたらし、その度合いは結婚初年度だけでもお金にして2500万円(だけ年収が増加した)ほどとされています。

ただ繰り返しますがこれは平均的な話。
同書籍によれば、離婚した場合には結婚した場合にもたらされた金額の2倍以上の不幸がもたらされると記載されています。

まあ直感的にも分かる話だと思うんですが、結婚に成功すれば幸せになれるけど、結婚に失敗するとすごく不幸になるわけです。


日本でも約3分の1のカップルは離婚しているので、これは結婚に失敗したといえるでしょう。

また、離婚はしていないものの、どう見ても結婚生活が不幸に見える人もいます。
離婚はかなりの決断と膨大な労力を要するので、結婚生活が不幸なままでも惰性で結婚を続ける人が少なくないことはイメージできます。
そう考えると、3分の1どころではなく、半分くらいの人が結婚に失敗していると考えてもおかしくないかもしれません。


結婚っていいですか? と聞かれたら
「自分はすごく良かった」
「平均的には幸せになれる」
「でも失敗して不幸になる人も多い。お前がどうなるかは分からん」

こういう答えになります。


結婚相手を探すなら絶対に本気を出せ、早くしろ

もうひとつ結婚について言いたいのは、結婚相手を探すなら絶対に本気を出せ、一日でも早く探し始めろ、ということです。


多様性の時代。
仕事に生きなくたっていいし、勉強しなくたっていい。無趣味でもいいし、家庭を省みない生き方も(家族に苦労がかかるから肯定はできないけど、本人の幸福という観点からは)ダメというわけじゃない。

人生の何もかもを頑張る必要はなくて、一つでも自分が思いきり楽しめれば幸せな人生を送れるんじゃないかなと思います。

仕事が頑張れなくて、つらいなーしんどいなー早く終わりにならないかなーと思う日々だとしても、家に帰って推しを楽しめれば人生は光り輝きますよね。


でも結婚相手探しを頑張らないのは絶対にダメです。

なぜなら、共同生活を営むパートナーは、間違いなくあなたの幸福に重大な影響を与えるから。
そこに恵まれなければ絶対に不幸になるからです。

や、もちろん、相手探しを頑張らなくても、尋常じゃなくラッキーでたまたま最高の相手に巡り会えたならいいんですよ。
でも、今その見通しがないのに頑張らず、悪い相手と結婚しちゃったらダメです。


大好きな仕事に打ち込みたいのに、家に帰れば膨大な家事と育児を任せられ、とてつもない量の不満をぶちまけられて活力を奪われ、あまつさえ仕事中に連絡まで強要され妨害され続けたら?

大好きな趣味に生きたいのに、趣味のものを買えば捨てられ、お小遣いも制限され、時間も奪われ、少しでも趣味をやろうとしようものならすぐさま文句を言われたら?

大好きな子どもと幸せな時間を過ごしたいのに、子どもは義実家に連れ去られ、顔を見ることすら拒否されたら?

家に帰って顔を合わせれば、毎日毎日お前はダメだ生きる価値がない無能だ死ねと呪詛の言葉をかけられ続けたら?


パートナーはあなたに大きな幸福をもたらすかもしれません。
でも、パートナーはあなたがいま持っている幸福さえもすべて台無しにする可能性もはらんでいるんです。

だから、パートナーには絶対に恵まれなければならないし、そのためには必ず本気を出すべきなんです。

仕事を頑張らない人生はある。趣味に打ち込まない人生もある。家庭に生きない人生もある。
もちろん結婚をしない人生もある。
けれど、結婚したいのにきちんと頑張らずダメなパートナーと結婚してしまうのは失敗です。それだけは避けなければいけません。


婚活を始めるのに女性が若いほど有利なのは言うまでもないし、男性だってむざむざ開始を遅らせてチャンスを失う理由はありません。だって良い相手が見つからなければ、それまでは結婚しなければいいだけです。


今あなたが28歳だとしましょう。
「32歳になってもまだ結婚できてなかったら婚活しよう」こう考えたとします。
逆に聞きたいんですけど、28~31歳の間に相手を探すチャンスがあるのに、それをむざむざ捨てる理由ってありますか?
別に28~31歳の間に良い相手が見つからなければ結婚しなければいいだけのはずです。

しかも年齢を重ねるのは正直不利。
一般に男女とも年齢が上がるほど婚活市場での価値は下がるし、魅力的な人ほど早く売れていく傾向があるので、早いうちに若く魅力的な人を見つけた方が有利です。


結婚したいなら、一日でも早く、全力で。
「○○歳になっても未婚だったら婚活しよう」という考えは間違い。合理性がありません。


まとめ

・私は結婚してすごく良かった
・結婚は平均的には幸せになれる
・でも結婚に失敗して不幸になる人も多い
・結婚相手探しは一日でも早く本気で頑張るべき

今回は以上です。


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