読んだ本のレビュー・感想 2021.3.21~3.31

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


『治る歯髄 治らない歯髄』
★3.8
AIPCについて確認したくて読んだ。
直接覆髄と間接覆髄はエビデンスによると平均的には成功率が変わらない。しかしながら間接覆髄の成功率がたいてい80%を超えているのに対し、直接覆髄の成功率は30~100%とバラツキが大きく、術者や診断への依存度が大きいと推定される。
また、歯髄のバイタリティ、つまり年齢が若いほど間接覆髄は成功率が高まることが知られている。
といった背景をもとにどちらを選択するか。
間接覆髄の方が手堅いけど、明らかに不適応であったり期せずして露髄して直接覆髄にならざるをえない場合もあるし、患者さんの時間的な負担が大きいことや、保険制度上点数が取れず大赤字になりかねない、という点もポイントかな。


『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
★4.5
noteでも大人気の岸田奈美さんの書いた本。

これは一体なんの本なんだと説明しようとすると困ってしまう。
中学生のときにお父様をなくされ、お母様が車椅子生活で弟さんはダウン症‥‥というのは確かに取り巻く環境を表現してはいるし、この本に描かれていることの魅力の源泉の一つでもあるのかもしれないけど、でもだからといって「そういう人が書いた本です」という説明をするのもなんだか違う気がする。

なんだろう、例えばアラレちゃんの人生を描いたようなお話なのかな。
主人公の周りにユニークで面白いキャラがたくさんいて。楽しいことが山ほど起きて。何より誰より主人公が面白くて。でもただギャグだけが描かれるんじゃなく、そこに確かに生きている人間が思い考え成長していく生の息吹が感じられる。
そんな面白くて素敵な話。

今年読んだ本No.1です。


『となりのトロル』
★3.5
トロルそっくりな30歳が異世界転生してトロルとして生きていく雑なお話の異世界転生。ダークエルフだけはかわいい。


『ぼくたちの離婚』
★3.5
実話の離婚エピソードをマンガ化したもの。
実話そのままのせいかヤマやオチがキレイに整っているわけではないので、読んでいてなんとも言えない感情になる。
ちょっと苦しくてつらいマンガ。


『オペ看』
★3.6
書名の通りオペ看(オペを担当する看護師のことね)の話。
新人でまだまだプロになりきれてない看護師だけど、まあたまにはこういう気が抜けた医療マンガも読んでいいかな。


(中略)

『サラリーマン山崎シゲル』
★3.6
シュール系1コママンガ。メトロの広告でも見かけるよね。
クスッと笑える。
あと書名見てもどれが何巻なのか分からないのどうにかならないだろうか…。


『事情を知らない転校生がグイグイくる。』(第1巻のAmazonリンク)(第1巻の期間限定無料お試し版
★3.6
へーついに新キャラか。確かにある意味でお話をリセットできるからもう一度似た面白さを演出できていいかもね。


『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』
★3.4
仕事に対して甘っちょろいところとか、どうもスキがあるところとか、そうはならんやろ的なところとか気になるところはあるけどまあやっぱりこういうテーマを描いてくれるマンガはそう多くないので。


(中略)

『名探偵マーニー』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
11巻で完結。
正直フランケンふらんやアーサーピューティと比べると木々津先生の作品の中ではそんなに好きな方ではないんだけど、でもまあ謎の答えとか面白かったのは面白かった。


『雨と君と』
★4.0

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見たことない犬種だな。


『デッドプール:SAMURAI』
★3.7
おふざけヒーローもの。おふざけのノリが嫌いじゃない。


『じじいくじ ~元最強刑事の初孫育児~』
★3.5
鉄人おじいちゃんが娘であるお母さんと育児する話。
育児に全力投球なのと母親が変に美人キャラじゃなく同じく熱くて腹黒なキャラなのが良い感じ。


(中略)

『異世界失格』
★4.2
太宰治が異世界転生した話。
ステータスがクソザコな上にチートスキルも持っておらず

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まるで戦う気がなく

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戦闘中も取材してて邪魔者扱いされてる役立たずなの良くない?

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さすがに2巻以降はちょっと勢いが落ちるけど、それでも十分面白い。
当たりだった。
別でオススメ記事も書きました。


『刷ったもんだ!』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
今回も技術的な話が色々出てきたりとか、ラーメン屋の熱い思いのお話とか好きだなー。


『グラゼニ~パ・リーグ編~』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
コロナで調子落としてきたかー。
それまでしばらく「できすぎ」なのが続いてたからこういう波があった方が面白いよね。


『スキップとローファー』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
今回もほのぼのーとしてる美津未も、色々あった村重もよかった。


『焼いてるふたり』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
千尋がボロボロになった状態からぺかーっと元気になったところとかとてもよかったです。


『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
女性警察官は古の妖怪的な…怒りを買わぬよう気をつけるべき存在…。
カナさんの冷たい目が良かった巻。


『ドラゴン桜2』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
塾とか学校でこうやって適切な勉強法自体を指導してくれたら楽よねー。


『水溜まりに浮かぶ島』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
やっぱり中身が11歳の方はハラハラするー。


『望郷太郎』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
ついにお金が話の中心に出てきたぞー。面白い!

ごめんこれネタバレになるんだけど…。



(↓ネタバレここから)



ネックは重税なわけでしょ?

独自通貨を発行したところで税金を払わなきゃいけないところは全く変わらない(というか通貨というのは税金を払えるからこそ意味がある)から、何の意味もなくない?

結局両替しないと税金は払えない。
村の外からやってくる人に両替させれば外の通貨は手に入るけど、そのレートはモノの価格を目安に決まるわけだから、独自通貨圏内の経済をどう頑張ろうと最後は一緒。
今までよりなんら納税がしやすくなるわけでない。

だから問題を解決するには、属国という立場そのものを覆すしか手はなく、覆すには武力しか手がない。
でも現時点でそれは明らかに不可能。

ということはおそらくこの後、経済的にありえない展開が起こっちゃうのかな。独自通貨を流通させある程度安定したところでさらに通貨を大量に発行し、なぜか圏内の経済が活発になり税金が余裕で払えるようになった! 的な?
そうなったら残念だなー。



(↑ネタバレここまで)


『ストーカーズ』
★3.9
3巻完結。
誰かが誰かをストーカーする読み切りもの。
「いや恐いわ!」ってなったり、「本末転倒~~」ってなったり、あまり深刻にならず楽しめてまあまあ面白かった。


『性教育120%』
★3.7
3巻完結。
先生がアグレッシブに性教育するギャグマンガ。
キャラも立っててギャグも軽快で読みやすい。ヨシ。
たまにリアルに勉強になる。


『これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
今回のヒロインは勇太郎では??


(中略)

『ふらいんぐうぃっち』
★4.0
魔女見習いの女子高生が東北地方の親戚の家で居候して通学しながら修行する話。
へーアニメが有名だから名前は知ってたけどこんなほのぼのな感じなんだね。毒がなく淡々と穏やかな日常に魔女が溶け込み描かれていて良い感じ。面白い。


(中略)

『となりの布里さんがとにかくコワい。』
★3.9
ヤンキー少女が隣の席の平凡男子に恋してる話。
消しゴムに相合い傘書いてるのかわいい。
でもいつのまにか布里さんがクラス中で人気のキャラっていう位置づけになってるのはおかしいな? まあマンガの面白さは崩れてないけど。


『いちげき』
★3.8
全7巻完結。
農民が取り立てられて修行させられ薩摩の人たちを殺す部隊になる話。
キャラの描き分けが弱くて特に序盤は誰が何をやってるのかものすごく不明瞭で、キャラというよりは勢力と勢力の関係性という感じなんだけど、徐々にキャラが表に出てきてドラマ性も楽しめる。
人斬りのグロ部分はきちんと描いていてそれなりに迫力あるし、それぞれが必死に生き抜く中での思惑みたいなものも楽しめた。


『いとなみいとなめず 』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
上司の恋愛が描かれたくらいで特に何があったわけでもなく。いつも通りの雰囲気で悪くなかった。


『遊☆戯☆王』
★3.8
全22巻完結。
さすがに有名だったので当時連載を読んではいたんだけど、結局断片的にしか読めてなかったのと、せっかくなのでカラー版を。
ほとんどのゲームがバランス悪かったり事前情報が不足だったり理不尽だったりしていて、ゲーム慣れしている人間としてはどうしても気になるし、かなりの頻度でツッコミどころがあるけど、雰囲気が面白いのは分かる。いかにも少年向けのジャンプ!って感じのマンガだよね。


『異世界ソープランド輝夜』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
エロ以外に特に要素はないかな?
褐色女子くらいしか見どころがなかった。


『ガイシューイッショク!』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
エロマンガその2。だけど少し恋愛寄りに進んできたから、ここからの展開が楽しみかな。


『健康で文化的な最低限度の生活』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
何が起きてるか読者から明らかなのがようやく物語の中でもはっきりしてスッキリしてきた。
でもここでコロナからんでくると物語が一層複雑になりそうねー。


以上
ビジネス本類 2冊
マンガ 82冊

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引き続きSlay the Spire。アセンションが順に8,5,4,6まで進行。

でも遊戯王読んだ影響でハースストーンもやりたくなってきちゃった。
久しぶりすぎて手持ちのカード全部使えなくなってたし、そもそもルールすら覚えてないけどたまに遊ぼうかな。

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