2020年に読んだマンガ本ベスト5とビジネス本ベスト3

今年8/17に集計を始めて以降に読んだ本の数は、マンガ846冊にビジネス本79冊。(過去に読んだ本の読み返しは含まない)

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マンガ846冊のうちベスト5
ビジネス本79冊のうちベスト3
をそれぞれ決めてみた。

なおあくまで私が今年読んだ本であり、発行自体は古い本も含む。



ビジネス本 番外編:
『歯周基本治療のエッセンスとノウハウ (HOME DENTIST PROFESSIONAL)』

最初に番外編。

歯科医療従事者、それも患者さんの健康のことを本当に考えている歯科医師・歯科衛生士だけがターゲットの本。
ターゲットは極めて狭いが、おそらく日本で最も優れた歯周基本治療とメンテナンスに関する情報が記載されている書籍。

患者さんの健康を実現し維持することを目的とする歯科医師・歯科衛生士なら必ず読んでおくべきだと思うが、とりあえずお金が入ればいいという大多数の歯科医療従事者にとってはあまり価値がないと思うし、まして一般人は絶対買っちゃダメな本なので注意。

ちなみにこちらは3巻。1~2巻はチーム医療に関する内容で院長向け。



ビジネス本 第3位:
『最新研究からわかる 学習効率の高め方』

膨大な量の論文から得られた情報を組み上げ、高効率の学習方法を導いている。おそらく世界で最も信頼できる学習効率に関する書籍。

中学・高校・大学受験の他、資格試験等、およそ「覚える」という作業が必要なあらゆるタスクに応用ができる必読書。
全5巻でとんでもなく長いが読む価値はある。



ビジネス本 第2位:
『裸でも生きる』

バッグとジュエリーの有名ブランド、マザーハウス代表の山口さんが書いた自伝。
人並み外れた行動力で、アジア最貧国バングラデシュでバッグのオリジナルブランドを立ち上げる手前から物語は始まる。

汚職大国バングラデシュでは賄賂がなければ水道ひとつ開通しないし、目の前で事故が起きても警察官は知らんふり。洪水も頻繁に起こるし、ストライキが起きるたび経済はストップ。
ノンフィクションなので容赦なくトラブルが襲い、まさかというタイミングで思わぬ人の裏切りに遭う。
それでも困難に立ち向かう、本物のエネルギーをもらえる話。

3巻まで刊行済み。



ビジネス本 第1位:
『経営者になるためのノート』

ユニクロで幹部社員が実際に使っている門外不出(?)のノート。
読んでいて、圧倒的な迫力、説得力、正しさ、明確さ、完成度の高さを感じる。本当に実践し失敗し成功した膨大な積み上げのある"本物"の人が書いたと断言できる、圧巻のビジネス本。

もちろんこの理想をどこまで現実の業務に落とし込んで追求していけるかという問題は多分にあるが、経営者なら絶対に読んでその教えを頭にたたきこんでおきたい。



マンガ本 番外編:
『ポーション頼みで生き延びます!』

今年最恐のホラー。

主人公がとんでもなく頭が悪く他罰的で虚言癖で完全に狂っているのだが、そのことが完璧に正当化され称賛される異質な世界が描かれる。
ものすごい勢いで「なんでや!」「そうはならんやろ」とつっこまざるを得ない展開が続く。

無防備に一気読みすると本当にあなた自身も狂いかねないので注意。
封印の書か?

自我を強く意識しながら少しずつ読もう。

既刊7巻 未完結。



マンガ本 第5位:
『メダリスト』

フィギュアスケートが題材のマンガ。
プロスケーターを諦めたコーチ司と、11才になるまでスケートをやる機会に恵まれなかった少女いのりの物語。

フィギュアスケートが本当に大好きで強くなりたくて才能もあって、でもこれまで練習できなかったいのりが、へこたれながらも一生懸命頑張る姿が尊い。
表情の描き方も素晴らしい。

既刊1巻 未完結。



マンガ本 第4位:
『【推しの子】』

転生したら推しの子だった。
常に切り札を出すような濃密な演出とジェットコースターのような怒涛の展開が続く作品。1巻は映画を一本観たかのような重厚な読後感が感じられる。

2巻はややおとなしめの展開が続くが、これから先の物語の離陸に向けて加速している印象。

既刊2巻 未完結。



マンガ本 第3位:
『葬送のフリーレン』

魔王を倒したパーティでただ一人長寿のエルフのフリーレンだけが年をとらず時が流れていくお話。
冒頭から仲間達との時間の流れの違いが表面化してくるのがグッとくる。

フリーレンが一人旅を続ける中で、当人の淡々とした様子と周りの表情豊かさとの対比、時間感覚の違い、以前の冒険の足跡に心が揺さぶられる。
穏やかでそよ風のような心地良い空気に満たされているマンガ。

既刊3巻 未完結。



マンガ本 第2位:
『あさひなぐ』

薙刀部の部活動もの。
思った通りに勝てなくて、一生懸命努力してもやっぱり負けて。でもそれが自分達を成長させていく物語。
心も体も弱かった主人公のあさひは気づけば日本トップクラスの選手になっていた。
ザ・青春。

キャラもしっかり立っていて、ときに熱くときに楽しく読み進められる。

全34巻 完結。



マンガ本 第1位:
『鬼滅の刃』

いまさらこのマンガを知らない人はいないと思うけど、それでも取り上げざるを得ない。
天才吾峠呼世晴先生が作品性と大衆性を両立させた傑作。

バトルの迫力、人の情動を揺さぶるドラマ、コミカルな笑い。同居できないはずの様々なベクトルの魅力がなぜか見事に融和し渾然一体となっている。
圧倒的に高い作品性・芸術性を持ちながらそれがとてつもなく分かりやすく描かれ、相反するはずの大衆性まで確立されてしまった、特異点としか言いようがない本当に特別な作品。

マンガ史を彩る新たな1ページであり、およそマンガを語る上でこの作品を読まないということはありえない、歴史的名著。
2020年ランキングぶっちぎり第一位のマンガ。

あえて欠点を挙げるとするなら、先生が成長する過程もあってか6巻の途中あたりまではやや作りが紋切り型で作品固有の魅力が少し弱いところか。
ここまでがちょうどアニメのシーズン1にあたるので、より観やすく親しみやすいアニメを先に観るのもオススメ。そちらを入り口にした方がすんなり入りやすいと思う。

全23巻 完結。



まとめ

ビジネス本 第3位:
最新研究からわかる 学習効率の高め方

ビジネス本 第2位:
裸でも生きる

ビジネス本 第1位:
経営者になるためのノート


マンガ本 番外編:
ポーション頼みで生き延びます!

マンガ本 第5位:
メダリスト

マンガ本 第4位:
【推しの子】

マンガ本 第3位:
葬送のフリーレン

マンガ本 第2位:
あさひなぐ

マンガ本 第1位:
鬼滅の刃


来年もマンガ2500冊、ビジネス本200冊くらいは読みたい。

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