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無理に気づき、ゆったりと

 少し前に、青森の個人スーパーのTwitterでの投稿がニュースに取り上げられていました。

 肉がほとんど空っぽになった精肉コーナーの棚に「精肉担当の従業員がワクチン接種の副反応で出勤できなくなったので本日の売り場はこんな感じです」と紙が貼られている写真が投稿されていました。

 それに対するリプライは、「正直で好感が持てる」とか、「このくらいの緩さで、許される社会であってくれ」、「こんな社会じゃなきゃ、生きづらい」といったものがありました。

 近所のお客さんからの苦情はなかったそうですが、都市部の店であれば多少の苦情もあったかもしれません。地方と都市部での人の価値観や生き方は大きく違うんだなと改めて感じたところです。

 スーパーの店長は、「都会の人って大変なんだな」、「もっと、ゆるく生きられたらいいのにって思う」などとコメントしています。

 店長として、日々様々な困難に立ち向かっているはずですが、そこには心の豊かさ、充実感があるのでしょう。一方で、みんながそうだとは思いませんが、休みたいとき、休むべきときに休めない都市部の人たちは、心の豊かさをもった生き方ができていないのかもしれません。

 実際、都市部にいかないと仕事が無かったりして、地方からは人が出ていく一方な面があります。

 しかし、ネットをうまく利用すれば、これまでできなかったことができますし、地方では都市部ほどのコストがかからずに生活することができます。地方での生活で満足できたり、ウェルビーイングに生きられるような人が、都市部の生活に埋もれている、ということが結構多いのではないかと最近思います。

 要するに、気づかずに無理をしている人が実際は多いのではないか、ということです。かつての自分はその部類に陥る予備軍だったような気も。私の場合、お坊さんとなり、お坊さんとしての生活をし、仏教の教えや世界観を知ることで、新たな気づきを日々得ている実感があります。

 新たな気づき、新しい視点を得る方法は様々ですが、瞑想もその1つです。色々なところに旅行するのも1つでしょう。gotoトラベルも再度検討されているようです。

 地方に旅に出るとか、お寺で仏教体験などをおすすめいたします。

サポートいただけると記事更新の励みになります。自身の経験などもふまえて仏教をご紹介できればと思っています。