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仏教修行とは何か

仏教修行とは何か。

それは、アジャスト能力の向上だと、最近は考えるようになりました。アジャストadjustは、その時々の状況に合わせて調整するということです。

自我を抑えようと思っても、欲や怒りの感情を抑えようと思っても、それを完全に達成することはできません。逆にそれをあるものとして付き合って生きていくことが大事なのだと思います。

これを楽しみたい、この時間にはこれをしたい、将来はこうなりたいなどの意欲というものは生きていく中で大切なものです。これを無くしたら豊かな人生は送れないでしょう。

でも、その意欲が思い通りにならなくなった時にどうするかが重要です。ここでアジャスト能力が本領を発揮します。最近は、自身を内観するマインドフルネスが広まっています。まさにマインドフルネス、気づきの実践を習慣化して、自分の自由奔放な心を調整する、アジャストする力を身に付けることが仏教修行の根幹にあるのだと思います。

その能力を身に付けるために、様々な教えを学び、瞑想、坐禅によって自分自身を見つめる習慣をもつことが大事です。これはお坊さんでなくとも実践可能です。

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