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レンジ瞑想

 瞑想はどこでもできます。

 一般に、集中瞑想と洞察瞑想という言葉で2つに分けられますが、どちらもいつでもどこでもできるものです。

 例えば、レンジで1分待っている間、1:00、0:59、0:58とデジタル文字が変わっていく現象に対して、意識を集中させることは集中瞑想だといえます。

 ふつう、坐禅などでは、呼吸瞑想といって自分自身の呼吸に意識を向けていくという形の集中瞑想を行います(いわゆる「止」)。

 同じように、レンジのタイマーにじっと意識を向けていき、雑念がわいて意識がそれたことに気づいたらまたタイマーの方に意識を向ける。これも立派な集中瞑想です。

 集中瞑想は、文字通り集中力の向上、さらには習慣的に行うことで、自己を客観的に観察するメタ認知力を身に付けられることが期待できます。

 洞察瞑想(いわゆる「観」)は、坐禅などの環境を整える必要があるかもしれませんが、呼吸瞑想をはじめとする集中瞑想は、比較的取り組みやすいものです。

 興味のある方はやってみてはいかがでしょう。

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