魔女狩りもコロナウイルスも
ヨーロッパ拷問と言えば「魔女裁判」が有名。
あなたは魔女?
yes → 火炙り刑。
15-17世紀にかけて魔女裁判は盛んにおこなわれました。
えらい長い期間です。
処刑した女性数は数十万人。
リンチと拷問での死者数+自殺者を入れると300万人。
これは江戸(日本)とは比になりません。
処刑は圧倒的にヨーロッパの方が恐ろしいと言えます。
猫を飼っている。
付き合いが悪い。
森の中に住む。
これが魔女の疑いをかけられる理由です。
え?(゜゜)
ってなった人は、歴史をこの機会にもっと知りましょう。
そういう理由で処刑を本当に実施していた200年があったのですよ。
まずは司法行為として拷問が待っています。
今の弁護士や裁判官の価値観で見ると倒れますよ。
そもそも拷問して吐かせるのが、初期の司法です。
役人は鞭打ち、水責め、熱い鉄を押し付け、爪はぎを行って、聞きます。
「あなたは、魔女?」と。
またキリスト教価値観で「水に沈める」事もよくしたみたいです。
キリストでは「水」は聖なるものです。
「悪魔は聖水によって洗礼を拒む」と本気で信じられていました。
ちなみに今と同じ<人間>の話ですよ??
なので魔女の身体は水に拒否され沈まないと信じていたので、平気で水に沈めました。
これの何がやばいかわかります?
普通人間って浮きますよね?
重石でもつけぬ限り必ず浮かびます。
で、魔女が確定するって事です。
つまり、、、
1度「魔女」と疑われたら、確実に死にます。
さすがに気になるでしょう?
なんでそんな事になんの????
とね。
もはや、集団ヒステリーですから。
そう、集団ヒステリーはコロナウイルスも同じでっせ。
人間は集団でおかしくなるのです。
そもそも拷問自体は古代ローマからやってました。
ぶっちゃけ拷問は人間の本質の1部です。
中世ヨーロッパはキリスト教化です。
各地で<都市>が形成されます。
その都市化で人口は一分に集中します。
当時は衛生状況も悪いので、感染症が流行。
特にペストは恐ろしく、飢饉も発生、農民暴動と、地獄絵図を経験します。そこに宗教改革の流れも加わり、精神的には不安一色へ染まっていくのです。
さて、
世の中では目の前でもバタバタ死んでいき、
そこに救いの宗教(教え)も揺らいでくるという事はどうなるか。
黒魔術等のオカルトが流行していきます。
実に怪しい儀式を好む民族が台頭してきます。
まあ現在も「世界滅亡論者」はいますからね。
好きな民族がいるのよ、世界滅亡を語るのが。
で、ペストで大量に死者がでて、宗教も揺らいで、この<責任>は誰?
となった時に、<魔女>に仕立てる事でマスは納得しようと試みたのです。
しかも拷問は今とは全く違う価値観をもっており、
「被疑者の為になる」と本気で考えられていたのです。
当時はね、
罪を犯す者は<心が悪魔に乗っ取られているから>と思考していました。
そうやって納得しようとしてたのです。
でね、拷問は汚れた魂を浄化するという行為なのです。
つまり拷問で死んでしまうという事は、悪魔が心から解放されなかった。
と処理されて平気で終わるのです。
人間は窮地に陥ると、何をするかわかりません。
「え?嘘やろ?」という思想も平気でします。
それが人間です。
何が言いたいかと言うと、
人間が常に合理的であり、他者の事を考える事ができる種族やと思いすぎない事です。
そう思うと、しんどいのはあなたです。
それは歴史を見ていきましょう。
魔女狩りなんてのを本気で実施してしまうのも人間なのです。
歴史は結果です。
で、
コロナウイルス世界でもマスクをつけない者に嫌がらせや、
他府県の車を襲撃する事や、
家に張り紙や、
学校での集団いじめや、
差別も横行しましたね。
魔女狩りは本質的には終わっていない。
人間は変わらないのです。
さてみなさんに質問です。
昨今、常軌を逸した事件も多いものです。
子供の殺人、バラバラ殺人、家族惨殺、強盗殺人。
昔のヨーロッパはそういう事をする人間を
<心が悪魔に乗っ取られているから>
と、考えて拷問して処刑しました。
今のあなたは、
そういう事件を犯す者を
どう捉えますか??
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