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変わったんじゃなくて、変えるんだ。

朝6:30に起きる、約30分弱で準備をして8:00に会社へ、誰もいないオフィスの中で1番に出社して夜は仕事をしないことが自分の中で一つの美学のようなことになっていた。

世の中にある「デキる男の仕事術」的な記事や、海外ドラマの敏腕弁護士に自分を重ねて仕事が早い男をどこかなぞる自分がいた。

だから理想の自分の日程に追いつかず、寝坊したり、遅くまで仕事がかかったりすると落ち込んだり、焦ったりしていた。

そんな価値観がここ2ヶ月で一変した。

広告に限らないかもしれないが、営業の現場ではやっぱりコミュニケーションが重要でいかに相手との信頼関係を築くかが勝負なので、足を使う、人と会うということを重要視して昼間は会社にいないことを重点に置いていた。

そうしてある程度結果を出せるようになっていた。

正直、リモートで打ち合わせができることも、家で仕事ができることも薄々知っていた。でも、自分の仕事はそうはいかないとどこか耳を塞いでいたのかもしれない。

だから、世の中が変わり、在宅やリモートが推奨され、自分がやってきたこれまでのスタイルとは真逆の方向に動いている中、これに対する混乱は大きかった。

キングコングの西野さんがいつかのYouTubeで変化に対応しない日本企業が思いっきりビンタされて強制的にスタイルを変えざるを得ない状況になったみたいな表現をしていたがまさにその通り。

薄々気づいていたけど、これまでの成功体験があるからこそ、大幅にスタイルを変えるのが怖くて耳を塞ぎ、目を真正面に向け続けようとしてきたのが自分だったと思う。

そして、クライアントが家に篭り、リモートが当たり前になり、不安の最中、在宅勤務がスタートして、この約2ヶ月は自分の生活が自動的に変わった、変えざるを得なかったというのが現状だ。

しかし、この混乱はいつからか自分の働き方やこれからの生活の仕方を考える事へと繋がっていった。

ビジネスマンとしてのデキる男像を追いかけることより、根本のお金を稼ぐために、生活を守るために必要な行動を考える。

そうすると早く出社することよりも朝起きた瞬間からパソコン立ち上げれば別に行かなくても仕事ができるな。とか。

満員電車に乗って通勤するという当たり前は別になくてもいい。それにより朝の時間ができる、だったら仕事をしながら家のことをもっとやれるな。とか。

そもそも会社の本業以外にも新しい収益源作った方が良くないか?とか。

だっなら本業のパフォーマンスをより短時間で上げる方法考えなきゃな。とか。

人にどう見られるかよりも自分や家族の幸せを作れているかだな。とか。

無駄は少なくしてきたつもりだけど色々と削ぎ落とされて、今まで受動的に変えられてきたけれど、自分から変える姿勢を持って行こうと考えるようになりました。

あくまで自分の目線ですが、焦ってないとかスローに生きている感じの人たちはもともとこういう価値観だったのかなって考えています。

だからここで書いていることはその人たちからしたら目新しくも何ともない「うん、そうだよ?」とクールに突っ込まれてしまいそうなことばかりだろうな。。。

もちろん仕事をしてお金を稼ぐ、そのために努力をするということは必要。怠ければ結果という形でしっぺ返しが来る。

それをどこか、早く会社に行く「出社時間」とか、働いている「労働時間」とか、満員電車に揺られている「苦労感」とか、本質的に仕事とは関係ないことに基準を置いて昇華しようとしていなかっただろうか。

そんな考えが自分の中で生まれた。

だから今は時差出勤の1番遅い時間の電車に乗り、早くなった帰社時間の1番早い時間で帰るようにしている。対面にこだわらずせずリモートで良いことはそれで済ます。その上で対面のような信頼構築ができるプレゼンを考える。目先の売上をにこだわらず今まで以上に先の売り上げのために動く。

結果が出ない不安はついて回るけれど、時代の流れに変えられるよりも自分から変わっていけるチャンスが来ているのではないか。

いろいろ変わったとぼやくのではなく、自分から変えたと言える自分でありたい。

究極的には充実した家族単位の幸せのために。積極的に自分なりの新しい生活様式を見つけたい。

悲観せず前向きに変わろうと思う、今日のnoteでした。お読みいただきありがとうございました!

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