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働き方と感覚が変わっている。

仕事を取るためには、訪問、提案、見積、受注と大きく分けると4つの段階がある。質の問題はあるがまずは訪問の母数をあげないことには受注の確率は上がらない。

どこかの本で読み自分なりに解釈したこの考えは、今も変わらない。

人に会うことが制限される中で、訪問の方法が変わり、これまで見て見ぬ振りをしてきたリモートを積極的に取り入れ、新しい営業スタイルを模索しているのがここ数ヶ月の話です。

この6月から一部取引先が、通常業務に戻り久しぶりに対面での商談がすることができ始めているのですが、

やっぱり、いい。

雑談まじりの「最近どうすか」的な話から始まり、提案をしながら相手のリアクションや細かい表情をみて、時に小笑いもありながら前向きな話で終わる。

やっぱり、コミュニケーションってこういうことだよな。と感じました。

と、同時に早速効率の悪さを感じました。

だいたい移動は30分みると前後1時間、打ち合わせは1時間程度になるため、1アポイント=約2時間が費やされることになります。

そして打ち合わせ時間も対面だとなんだかんだ1時間くらいはかかります。お客と会話しながら過ごす時間は気持ちとしては充実していたけど、仕事と関係ない話題でも盛り上がっていることもありました。

親睦を深める意味で必要だけど、本質的に仕事のことで言えば必要ないこと、とも言えるのかもしれない。

最初こそ混乱したものの、慣れとは怖いもので、リモートでもそれなりにコミュニケーションは取れるし、効率よくアポイントを入れられるという意味では、どんどん活用して行こうと今では思っています。

多分必要なことは、「営業とはこうだ」とか「やっぱり会った方が楽しい」という感情を抜きにして、クライアントとの関係値を把握し、明確な理由を持って営業方法を模索することじゃないかと思います。

「対面で会わなきゃ思いは伝わらない」から対面営業を選ぶのではなく、例えば担当者がリモートは苦手なおじさんで、打ち合わせに集中できないから会いに行く。とか、

「新規のお客さんにリモートは難しい」という漠然としたイメージで無理やり会おうとするのではなく、会うのがめんどくさくて、リモートの方が楽で気持ちよく会ってくれるのなら無理に合わずリモートで良い。とか、

そのクライアントの状況や考えを電話や事前のメールで汲み取った上で手法を選ぶべきなんだろうな。

過去積み重ねられてきたイメージにとらわれず今目の前にいるクライアントの要望に合わせて、対面、リモートそれぞれの特徴を活かしながら使い分けていくのがこれからの営業なんだろうと今は考えています。

余談ですが、先日お笑いENGEIグランドスラムでアクリル板で2人の間を隔てた形での漫才をいろんな芸人さんがやっていました。

その時に。出演されていたNON STYLEさんの漫才で、結婚の挨拶に相手のお父さんにご挨拶に行く時に、「リモートですか?」「なんでやねん、こんな大事なことリモートでするか!」みたいなくだりがありました。(ちゃんと言葉で覚えておらずすみません。。)

なんだかんだ言ってもこういう感覚はこれからもなくならないといいな、と思います。

どんなにリモートが進んでも、ビジネスの場でも誠意を見せなければいけない時があります。ここぞというプレゼン、謝罪、信頼を得たい時…。直接会ったからこそ事態が好転した経験を何度もしてきている自分としては、誠意と効率を天秤にかけてその状況に応じて必要な選択をしていきたいと考える今日のnote でした。

お読みいただきありがとうございました!




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