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FRBの言うことには注意を払う④

昨年(2020年)に比べて、今年はFRBの動向から注意が逸らせません。何だか毎回イベントがエキサイティングで、歴代のFRB議長の中でパウウェル議長が一番馴染みが深く、勝手に仲間の様な親近感を感じています。(笑

さて、本日からFOMC(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)が開催され、15-16日と続きます。

今年に入って米国の長期金利がぐらぐらと揺れていて、市場の思惑とFRBの考える政策の掛け引きが続いているため、特にFRBの動向に注目が集まっている訳です。もうこれはゲームの様な感じですね。

それで、注目するべきは下記になります。

①直近の政策金利 フェデラルファンズレート(FFレート)

現在、0-0.25%ですが、こちらには変更はないと思われます。まだまだ2021年の断面では利上げするような段階ではないからです。ここは安パイでしょう。

②2023年以降のFFレート

下記の表からも分かるように(Diamond社Zaiより)、FRBのメンバーは3月時点では2023年以降政策金利が上がっていくことを予想しています。

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今回の注目点は、その期間が前倒しになるかどうか、という点がポイントで、早々に利上げを開始することも考えうる、というメッセージがくれば、短期的にはひょこっと長期金利があがるかもしれません。

逆にハト派な従来通りの考えであれば、更に長期金利が下がり、株式市場はグロース株を中心に爆上り、金利低下による一時的な円高もあるかもしれません。

この二日間はFOMCから目が離せません。一時的な波乱には足をすくわれない様に!

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