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イクメンなんて・・・

(※文体が他の投稿と整合してませんがご容赦下さいませ。色々試しています。)


息子が産まれて2年。

その無垢な魅力に癒され、日々の成長に驚かされる一方、男の子の父親のなんと侘しいことかと感じる毎日である。

世間は未だにイクメンをもてはやしている。仕事はテキパキこなし、定時に上がり子どもとお風呂、休日は子どもとアート鑑賞、夜にはワイン片手にお洒落パスタ。スマップ気取りですか?

こちとら早く帰っても子どもはママとお風呂に入りたがるし、アートなんて見向きもせず電車電車電車。お洒落パスタなんて複雑なの作る暇はない。店で食え店で。

そもそも、手間暇かけた所で気に入らなければ容赦なく食べない、そのくせ食後のフルーツはすごい食べる、それが2歳児だ。爽やかイクメンライフなんてものは、この沙婆世界に存在しないのだ。。。



・・・イクメンへのただの恨み言ばかり並べてしまったが、今回述べたいのは、「二歳男児から見たお父さん」についてだ。

二歳のまだひ弱で可愛らしい男子の心は、ママの存在が99%を占めている。故に、

「まぁいてもいなくても割と 大丈夫です お父さん」

これが、2歳男児が突きつける父親についての残酷すぎる真実なのである。。。(※あくまで筆者の個人的な見解です。)


何事もママがいないことには始まらない。パパが何かしようとしても「マ〜マぁ」しか返って来ない。もちろん、交渉の余地などというものは無い。       (ちなみに「マ〜マぁ」の発音は「レーダー」と同じだ。可愛い。)


―  例えば、妻が疲れていて私にお風呂に入れて欲しい時…

私「さぁママ疲れてるからお父さんとお風呂よー」
息子「(首を横に振って)・・・ママぁ」
私「・・・」


― 例えば、妻が二度寝したい土曜の朝…

私「〇〇くん、ママまだ眠いからお父さんと公園いこ〜」
息子「(妻の寝室を指差して)・・・マ〜マぁ」
私「・・・」


― お昼寝の時間…

私「さぁ3人でお昼寝しよー」
息子「ん〜〜〜💢(無言で私を押す)」
私「・・・ママと2人がいいの?」
息子「イー!(Yesの意)」
私「・・・」
妻「・・・ふっ(笑)」

・・・二歳男子は、ママが大好き。


尚、父親の名誉のために言うと、「パパ」が必要とされる瞬間も、もちろんある。

― 例えば、ご飯の時…

私「(スプーンを渡して)自分で食べてごらん」
息子「(私を指差して)・・・パァパ〜」
私「・・・」



― 例えば、息子の動画を撮りたくてスマホを向けた時…

私「こっち向いて〜」
息子「(こちらに寄って来て)パパぁ!あぁ、あぅ、(スマホを取ろうとする)」
私「・・・だんご3兄弟見たいの?」
息子「イー!!(YES!!)」
私「・・・」



・・・何かやって欲しい時だけだった。_|‾‾|○ガクッ

ちなみに、ここで「お父さんと一緒イヤなの?」などと決して聞いてはいけない。無邪気な2歳児は素直に「イー!」と答えてしまうからだ。否定して欲しいからと自爆スイッチを子どもに渡してはいけない。ただそのまま爆死するだけだからだ。


これが始まってからしばらくは落ち込むばかりだったが、慣れてくると、子どもの気持ちを考える余裕が出てくる。

ある時、一日家で子どもと二人で過ごす日があった。雨で体調が優れず中途半端に接してしまい、だんだん寂しくなってしまい、泣かせてしまったことがあった。

あぁ、やっぱり寂しいんだなぁ、頑張ってるんだなぁ、とこの時初めて実感した。本当は毎日ママと一緒にいたい気持ちを、小さな体で頑張って我慢しているのだと肌で感じた。

また、平日の昼間は妻の実家で祖父母と楽しく遊び狂っているのだが、時折、妻の服を玄関まで引きずって行き、「うぅ……」と泣くことがあるそうだ。推測だが、普段はママがいないことを、考えないようにしているのだと思う。子どもだって、大人と同じくらい複雑な心をその身に抱えて生きている。

こんな小さな子どもが頑張っているのに、大の大人が自分の価値を子に問うようなカッコ悪い真似はできない。見方を変えれば、意思表示をしっかりと出来るようになったということだ。成長の証だ。そして、「パパじゃなくてもまぁいいかな」と思えるくらい可愛がってくれる人がいるということでもある。幸福な話だ。


      子どもが遊んで欲しい時は全力で遊び、他は邪魔しない都合の良い大人   いざ子どもから本当に頼られた時にビシッと応えられるカッコいい大人


これが目指すべき「二歳男児のお父さん」だ。

「イクメン」なんぞというのは大人の手前勝手な願望で、そんな都合よく子どもが自分を慕ってくれるほど、世の中は甘くはないようだ。。。。出産の痛みを味わうことのない男という生き物は、この厳しい環境下で徐々に父親になっていくのかも知れない、そう思う今日この頃である。。。







…ただ、とはいえ厳し過ぎやしないだろうか??






…世の中みんなこんななのだろうか??






…大体「イクメン」なんて言葉があるから現実とのギャップに悩むのであって、こんな概念叩き潰してしまえばいいんじゃないだろうか??






…というか誰だこの言葉考えたやつ。                    大体「イケメン」から派生してる時点で気に食わん。







「イケメン」じゃなきゃ「イクメン」になれなそーじゃん。つかダジャレじゃん!多分偉い人が酒の席でテキトーに思いついたやつじゃん!!!






……やっぱイクメン爆発しろぉぉぉ!!! ビ---ム!! (o゚ロ゚)ノ‥‥…━━━━ボーン!!






おしまい


(この投稿はPLANETS様のご協力の元作成いたしました。)

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