心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.25-(人間性心理学)★★
早く人間になりたい!俺たち妖怪人間なのさ!
古っ!w
20代30代の方は知らんかも。
ああ、再放送してたから観た人はしってるかもね。
「妖怪人間ベム」の主題歌です。
今日のテーマと何の関係があるのかは解りませんが。
何となく人間性心理学ってタイトルだったんで
ぱっと浮かんだのが「妖怪人間」の主題歌やったんです。
前回の臨床心理学と平行して現れた人間性心理学って何?
って所を簡単に説明しましょう。
それでは、本日もまとめの方はじめていくぅー!!
→お笑い第七世代ならぬ、心理学第三世代の登場
霜降り明星、四千頭身、、とかの話はおいておいてw
1960年代から、人間性心理学の流れが出始めました。
ヒューマニスティック心理学とも呼ばれるこの心理学の分野は
提唱者マズロー(Maslow,A.H.)が
自身の事をお笑い第七世代、もとい
「第三勢力」と呼んで
「第一世代」である行動主義(お笑いで言うとダウンタウンとか)
「第ニ世代」である精神分析(お笑いで言うと天然素材とか)天素知らん人はググってねw
と肩を並べるんじゃね?と考えました。
このマズローという人は心理学の分野でもそうですが
経営の分野でもとんでもなく有名な人です。
詳しくは第5章で。
マズローが人間性心理学を提唱した理由は
「第一世代」と「第二世代」の心理学に人間性に対する視点が足りないと感じたからです。
行動主義が人と動物を区別しない点や、精神分析の病気ばっかり扱う点に疑問を感じたのでしょうか。
「何で普通の健康な人間を対象としないの?」って
より、人間として、人間が善良であるものとして成長の可能性に視点を当てたかった。
それが、彼を説明するキーワードである
「自己実現」にあらわれています。
→人間性心理学の前身「実存主義」と二度の対戦
人間性心理学の前身は
フランスの哲学者サルトル(Sartre,J.P.)
ドイツの哲学者ハイデッガー(Heidegger,M.)
などの「実存主義」といわれています。
実存主義とは?って事ですが
「人間の実存を哲学の中心におく思想的立場」(デジタル大辞林より)
簡単にいうと
「人間1人1人を大事にして、生き方を考えて行こう」
て事でしょうかね。
サルトルが言った有名な言葉に
「実存は本質に先立つ」
というものがあります。
まず実存が先にあって、本質(性質)は後から付いてくるもの
という考えです。
別の言い方をすると
「自分の本質は最初からある訳ではなくて
その瞬間瞬間での生き方や在り方が自分の本質を作り上げていく」
って事ですかね。
そして、二度の世界大戦。
前回も影響出てきましたが、人類における歴史の中で
やはりこの二回の対戦の影響は計り知れないものです。
人間の生き方、考え方を根本的に変えてしまうイベントです。
上記のサルトルやハイデッガーに代表される
実存主義の哲学者も
人間の合理的な部分よりも、個々の価値観や成長に従って生きていける
そんな人間像を強調するようになりました。
→患者という呼び方がしっくり来ないので、「来談者」、「クライエント」と呼んだロジャースのお話(超基礎)
もう1人紹介したいのが
ロジャース(Rogers,C.R)です。
この人のベースは第二世代の精神分析です。
精神分析技法を習得していましたが、問題行動を起こす子供に対する心理療法としては不適切だなと感じていました。
そこで、1942年に発表した「カウンセリングと心理療法」で
指示的ではない、非指示的カウンセリングを提唱しました。
個人の成長に焦点を当てた新しい心理療法で
後に「来談者中心療法」、「パーソンセンタードアプローチ」として展開してきます。
また、それまでの患者という呼び方は病気が前提のような呼び方の為辞めにしよう!となり
来談者またはクライエントと呼ぶ事で
同じ目線に立つ事を表現しました。
以上が大きな流れになります。まとめとしては
・人間性心理学と来たら、マズローとロジャースの名前が上がる事
・マズローは自称「第三勢力」として行動主義と精神分析と対抗した
・マズローを一言で表すと「自己実現」である
・人間性心理学の元は「実存主義」にある
・ロジャースのベースは精神分析である
・ロジャースは来談者中心療法、パーソンセンタードアプローチの提唱者である
・ロジャースは患者の変わりに来談者、クライアントと呼ぶようにした。
さて、明日はいよいよ第一章の最後です
日本の心理学史について!実は結構頻出、そして出たら必ず取らないといけない単元です。
有名人沢山出てきます。お楽しみに。
まだまだ、説明が浅い部分もあるかもしれませんが、少しでもイメージしやすいようにこれからも頑張って行きますので
是非、好きとフォローお願い致します。
それでは、次回のまとめで。