Nice to meet museum はじまりのミュージアム
こんにちは、くろろです。
3本目のnoteは好きなことについて書いてみようと思います。
私は、毎月手帳と展覧会のスケジュールを見ながら今月はどこに行こうか計画を立てる時間、行く時間を超絶忙しくても必ず作るほど美術館や博物館、アートイベントに出かけることが好きです。No Art No Life.いや強く出過ぎましたすみません
昨日、そんなアートとのつながりを振り返るきっかけがあったので、
今回は美術館との出会いについて書きます。
きっかけ
私が初めて美術館に行ったのは、中学生の時、美術の先生のすすめでです。
幼い頃から絵の絵本を繰り返し見続ける子供だったので、モネやゴッホ、ピカソの絵はよく見ていて知ってはいました。
しかし、実際の作品展はそれまで美術館に行くきっかけがなく、観たことがなかったのです。
初めて訪れた美術館は熊本市現代美術館(熊本市)
ちょうど「岡本太郎展」が開催されていました。
それまで社会学習で資料館しか入ったことがなかったので、美術館の作法もわからないまま入っていいのかと若干不安になりながら入ったことを覚えています(笑)
最初の案内をふんふんと(半分くらいわからないけど皆読んでるからとりあえず)読んで、中に入ります。
変わるイメージ
そこで目に飛び込んできたのは、鮮やかな色や自由な形の絵、何かわからない生き物の像や椅子や手。
椅子は実際に座ったりもできるという。
美術館というのは、並んでいる絵を静かに観ていく場所だと思っていた私にとって、それは衝撃的でした。
全ての作品を覚えているわけではありませんが、自由に表現される作品たちを観て、最初から最後までどんな作品が観れるのかわくわくしました(叶うならもう一回記憶を消して、作品と出会ってみたいくらいに(笑))
押してもらった背中
当時、転校が続き、中学生にもなり、でやりたいこととやらなきゃいけないことに挟まれ非常に悩んでいる時期でした。
そんな時に展覧会の作品達を通して、「もっと自由にやっていいんだよ」と背中を押してもらったと感じた時が、日常に美術館が存在するようになった瞬間だったと思います。
あの時、美術の先生から展覧会のすすめがなければ、岡本太郎展でなければ、もしかしたらここまでアートや美術館が自分の身近には存在しなかったかもしれません。
その後引っ越してからも、自分で美術館や博物館を調べては作品を観に行くようになり、大学ではそこから学芸員課程を習得しました。
(先日の東京都美術館の「展覧会 岡本太郎」で岡本太郎さんの作品に再度出会うことができた時、独自の自由な表現に辿り着くまでの道があったことがわかる今観て気づくもの、今観ても変わっていないもの両方あることも面白かったです。)
現在は別の仕事をしていますが、今も美術館や博物館に行くことは私にとって日常ですし、作品や空間そのものが悩んだ時に話を聞いてくれる友人のような存在でもあると思っています。
アートに恩返しできること
あの時の自分にとっての美術館のように、美術館が日常に寄り添うきっかけがたくさんの人に生まれるといいな、そうするにはどうしたらいいかなとアートへの恩返しとして、最近は模索するようになりました。
最初は1人で作品と向き合うだけだったところから、人とアート、アートを介した人と人がつながっていくことにワクワクし始めています。自分も予想していなかった変化……!
まずはもう少しコミュニケーションと言語力を磨いていくことに精進します!
今回書いていて、いろんな方の「あなたのミュージアムはどこから?」というお話も聞いてみたいなと思いました。
読んでくださった方で、書いたことあるよ!という方いらっしゃったら教えていただけたらすっ飛んでいきます!
美術館紹介
今回登場した美術館はこちら
熊本市現代美術館
東京都美術館(現在はエゴン・シーレ展が開催中です)
岡本太郎さんの作品はこちらで観れます
川崎市岡本太郎美術館
岡本太郎記念館
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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