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読書月報

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親の仇のように本を読む。その記録、報告書。実際敵討ちなのである。高校時代鬱で読めやんかった分を取り返すように。一冊の本は自殺の遅延である。
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#米原万里

2022年6月に読んだ本

2022年6月に読んだ本

先月よりは早いが遅い。

1 星野源『働く男』★★☆☆☆

音楽家・俳優・文筆家である星野源の仕事を本人がゆるっとまとめた本、みたいな感じか。荻窪のブックオフで購入。
正直ファン以外が読んで面白い本ではあまりない。しかしこの本を書き終えてすぐくも膜下出血で倒れ、文庫化のはじめには復活後に書いている。この本にはくも膜下以前のワーカホリックだった星野源の仕事が詰まっている。

2 佐川恭一『シン・サー

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