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大人はもっと綺麗だと思ってた

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田舎の芋少女が都会のリアルに汚されていくお話。
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#創作大賞2022

大人はもっと綺麗だと思ってた⑹

翌朝。

「おはよう」

まだ日が登りきっていない薄暗闇の中、
私はアラームで目を覚ました。

まだ半分夢の中にいる彼に一声掛けて、
私は一人で身支度をする。

「ねぇ」

彼が私を呼んだ。

「ん?」
「こっちきて」

ベッドに近寄っていくと、彼が私の腕を掴んでベッドの中に引きずりこんで行った。

「わっ!ちょっと、何するの!」

笑いながら彼の腕を力なく押し返した。

「私もう時間だよ?」

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