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楽器紹介②

今日和。今回紹介するのは第2期ストロベリーの團員として加入が決まると同時期にESPでオーダーしたPROCEEDのベースです。

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この機体の元になっているのは、AIONのDEANさん(現Gilles de Rais project、MEIN KAMPF)モデル。※今はなきESPの別ブランド“PROCEED”製

当時、十数年ぶりのオーダーだった為、まずは設計図を探してもらうところからスタート。その設計図を基に自分用に落とし込んでもらいました。当時は前回紹介したバイオリンベースを使っていて、その仕様が気に入っていた事もあってこのベースに取り入れました。

ボディーはマホガニーでバイピングにRをつけてボディーサイズは98%に。ピックアップ(セイモアダンカン)の配列や指板にポジションマークがないところも良い感じで、ブリッジやペグも頑丈。

ルックスは言わずもがなメタル!といった尖がったさまですが、それに反して醸し出す雅な佇まいと、音作りの幅が広く音抜けが素晴らしい機体となりました。

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あと何コレ?的な…… ↓

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大概「コレ何すか?」と聞かれます。

これはアクリルで作ってもらったフィンガーレスト(指置き)みたいなものですが、どちらかというとフィンガーガード。無いと演奏に支障が出るほど自分にとっては重要なパーツです。

現在は上記のパーツを含め、スネークスキン、狛犬、ストレイキャッツ、バックベアード、ガサキング、デフマスター…。好きなものを盛りに盛った姿になっていますが、初期のすっぴん時代はこちら。

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MV『切断ダリア』撮影時の写真。懐かしい。切断ダリアのPVはこちら。https://www.youtube.com/watch?v=R6qfzGNqgkc

【使用当時のこと】

このベースでの最初の仕事は『真夏の手鞠唄』という曲のレコーディングとMVの撮影でした。

MV『真夏の手鞠唄』https://www.youtube.com/watch?v=bi1zlzDg8pA&list=RDbi1zlzDg8pA&start_radio=1

ルックスも音の可能性も申し分なかったのですが、そのわりにあんまり使っていなかったです。というのも、ストロベリーは人数が多い。とても多い。当時、今のように押し引きがなく常にメンバー全員がステージに乗る状況。ライブハウスのステージでは常にパンパン。そんな状況で尖がりまくったデカいベース。当時、ステージでは動く方でしたし、他の人たちもワラワラ動くので気が気でなく。さらに鍵盤奏者や三味線奏者もいて人も機材も物も多かったです。移動も同様、このベースはケースも相当大きく自分の背丈くらいあったので他の機材と合わせると車はパンパン。小物も卒塔婆と包丁はマストアイテムでした。そんな環境だったので、だんだんと使用回数が減りメインから外れ、担ぐ楽器は段々と小さくなっていく事になります。

そんな訳でライブではあまり使う機会がなかったのですが、アルバム『血の濫觴』はこれで録りました。その頃の曲はここで聴いてもらえます。

●amazon music
https://www.amazon.co.jp/music/prime

●Spotify
https://www.spotify.com/jp/

●Google Play
https://play.google.com/store/music?hl=ja

●iTunes
https://www.apple.com/jp/itunes/

そして、第3期のメンバーになって人も減り機材も減り、音像も変わってきた事で、ゴッツイ音が必要に感じたので復活となりました。時間を置いたことで音が良くなっていました。

あとこのベースはAIONのドラマーだった佐分利さんと出会うきっかけを作ってくれました。ライブで担いでる姿を観てもらいたかったです……。

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そして2018年12月、遂にDEANさんにサインをいただきました! そんなわけで完全体となったこのベース。

今、めちゃめちゃ良い音してます。

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