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心恋(うらごい)、下恋(したごい)、深夜書店。

 むかし、むかし、。
 どれくらいむかしかは知らないけれど、、。

 心、のことを「うら」といったそうだ。
 表面にでている顔なんかを面(おもて)というのに対して、隠れている内面は「うら」とか「下」という言葉であらわしたと、。

 ただ、「うら」の方は、隠すわけではなく表面にあらわれない心のことで、「下」の方は表面にあらわすまいとして、こらえ、隠している心をさすという違いはあるらしい。

 心恋(うらごい)は、心の中で恋しく思うこと。
 
 ・・まだ、恋を意識しはじめたころの「あまく淡い想い、」というもんだとする。

 同じようなことかもしれないが、下恋(したごい)という表現もある。
 
 ・・これは「誰にも知られたくない想い、」といったところか。
 
 まぁ、いまの世の中では、心の裏をかき乱す者や、下心のある者が増加してるからして、心地のええ言葉の響きにはならないかもしれない、、、。
 そんなふうに印象がよくない言葉として、せっかくの味のある表現がすたれてしまうのは、もったいない気もするが、、。

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 師走月、になった。
 空気が日に日につめたくなっていくのも走ってるわけで、何の気なしにせつな~い心地に温もりが沁みる時間も多い。
 つい、このまえなんかは友人の歌人が、俺(詩人)の倉庫荷物を片付けるのに手伝いに来てくれたことで愉快な姿をスマホで動画に撮って、bar営む幼馴染友人や美人娘さん、腕毛の濃い店長に送信したりして笑いころげたりしてたもんだ。
 
 片付けて、住まいに持ち帰った店営業時代の倉庫荷物からは昔日の懐かしい落書きノートがでてきたりした。
 
 それを当時はもちろん母になっていなかった女性、
 娘とは一文字ちがうだけの母女性にLINEで画像送りみせてやったりした。
 
 その当時、店に遊びに来てた男女は、ほとんどが子どもの親になってるから、、
 余計にその可愛らしい落書き内容が笑えて心なごませるものだったからだ。
 
 で、歳月を経ての師走月、になったのでことさらにそう感じている。

 いつくしみ深き、いとおしい世の中であってほしい。
 
 だから、陽だまりのような心地で聴く曲にもつながっていく。

 動画↓。Sade 「Babyfather」4分9秒

【シャーデー「ベイビーファーザー」歌詞】
 わたしたちはバスを待っていた【We were waiting for the bus】
そこにいてたのは、ほとんどわたしたち【No-one much around but us】
するとひとりの若者がわたしから目をそらした【Then I see this young boy cut a look at me】
うっとりして【 I'm stunned】くらくらした【In a daze】
彼は通り全体をあたたかくさせた 【He had the whole street set ablaze】
言いたいのは、いとおしさ【It's only love they say】
そう感じた【Makes you feel this way】
彼女は彼の目を好きだった もっと、もっと、って【She liked his eyes she wanted more】
赤ちゃんをみたらだれも微笑まずにいられない【The baby gonna have your smile for sure】
彼は素敵な女の子をみていた【He saw a lovely girl】
甘くて石鹸のような香り さわやかな風みたいな 【Smelling sweet and soapy like fresh air】
彼女は彼が気にしないように振る舞うのをみた【She saw him looking acted like she didn't care】
だからこそみんなわかる【That's how we knew】
いとおしさが育てる一輪の花【And so love grew a flower】
あなたである、花【A flower that is you】
あなたの父さんはわかってる、あなたが温もりあふれる炎って【Your daddy knows you're a flame】×3
天使たちにとってさえ、 それは嘘のように聞こえる かもしれないけど【Even to the angels it may sound like a lie】
いとしい子ども、あなたのために【For you child】
彼は部隊率いて応援部隊も待機させている【 He has the troops and extra backup standing by】
いとしい子ども、あなたのために【For you child】
あなたのために彼は最良の者になっている【 For you he's the best he can be】
あなたの子供のために【For you child】
あなたのために彼は最良の者になっている【For you he's the best he can be】
ああ、わからないかな【Oh child don't you know】
あなたへの父さんのいとおしさは生涯保証ものだって【Your daddy love come with a life time guarantee】
あなたの父さんはわかってる、あなたが温もりあふれる炎って【Your daddy knows you're a flame】×3
そう、父さんはあなたの子も愛してる 【Yeah daddy love you child】
あなたの父さんはわかってる、あなたが温もりあふれる炎って【Your daddy knows you're a flame】×3
父さんはあなたを愛してる 【Daddy love you yeah】
彼があなただけに言う【 It's only you he'll say】
おまえがいたから若僧の自分が必死になって今日の男になれた 【Made the young boy hungry for the man he is today】
それはいとおしさ、いとおしさだけが【 It' only love, love, love, love】
こんな感じにさせてくれる【Can make you feel this way 】
あなたの父さんはわかってる、あなたが温もりあふれる炎って【Your daddy knows you're a flame】
そう、父さんはあなたの子も愛してる 【Yeah daddy love you child】
あなたの父さんはわかってる、あなたが温もりあふれる炎って【Your daddy knows you're a flame】
あなたへの父さんのいとおしさは生涯保証ものだって【Your daddy love come with a life time guarantee】

 心恋(うらごい)下恋(したごい)、そんなひとときを少しでも過ごすこととしても、別に行動的になる必要はないわけだが、。
 獣、的な野生本能で、つめたい季節がかけ足でやってくるにつれて、心が温もり求めて活発になるのかもしれない。
 恋情、が活発になる不思議さは今の時節ならではのことなのかもしれない。
 
 懐かしい想い出のなかに、色あせることなく存在するものたちへ向けていく想い、。
 行動しなくても、それに気づくひとときも心地いいものはある。
 
 せつなさや、いとおしさ、自分以外の誰かを、おもうことに、。
 
 生命、というのはつくづくそれを実感させてくれるものだ。

 歳月、を経ても色あせない恋情、。
 自分にとっての「半身、」といった感覚、。
 世の中にあるすべての温もりに、かさね、ときに探していく、。

 ‶本物の恋は、ただ、相手に恋をしているということだけで、魂が満たされるものだ。〟

 これは「Cherish The Day  日々がいとおしい、、深夜書店」でも触れていたことだが、。

「相手が自分のことをどう思っているか」とか、
どうしたらもっと愛されるか」などどいう不安や打算とは全く関係がない、。

 ただ、恋をして、恋する悦びを知ったというだけで、
 この世に生まれたことも、今現在を生きていることも、すべてが眩しく感じられる。
 それに尽きる、と。
 
 本当に誰かを愛したら、望むことはただ一つ。その誰かと、身も心も一つに結ばれることだ。
 しあわせとか、楽しさとか、そんなことは何の意味もない。
 
 ただ、ひとつになりたい。名前も立場も、相手の身体さえすり抜けて、自分と相手の境目も分からなくなるほど固く結ばれること、それだけだ。
 
 強い欲求の前では、この世の価値観など意味もなく、欲望も、恐れも、何もかも超越した、いとおしさだけが息づく世界に結ばれる願いだ。
 
 ただひたすら、相手を愛するためだけにある〝愛〟というものが、どれだけ存在するだろうか。
 それほどの愛に巡り合えた者は本当にしあわせなのだ。
 
 と、。

 師走月、になったのでことさらにそう感じている。

 いつくしみ深き、いとおしい世の中であってほしい。
 
 だから、陽だまりのような心地で聴く曲にもつながっていく。

 
 むかし、むかし、。
 どれくらいむかしかは知らないけれど、、。

 心、のことを「うら」といったそうだ。
 表面にでている顔なんかを面(おもて)というのに対して、隠れている内面は「うら」とか「下」という言葉であらわしたと、。

 ただ、「うら」の方は、隠すわけではなく表面にあらわれない心のことで、「下」の方は表面にあらわすまいとして、こらえ、隠している心をさすという違いはあるらしい。

 心恋(うらごい)は、心の中で恋しく思うこと。
 
 ・・まだ、恋を意識しはじめたころの「あまく淡い想い、」というもんだとする。

 同じようなことかもしれないが、下恋(したごい)という表現もある。
 
 ・・これは「誰にも知られたくない想い、」といったところか。

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