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花のような笑顔、深夜書店。

 「詩人」だった彼女に、「詩人」ではなかった昔の俺は、、。

 彼女から、、。

 花のように笑う笑顔、を奪ったことがある。

 わすれへん、。

 今、俺は「詩人」として生きてるから、。


 世の中には埋もれた、いい音楽がたくさんある。

 面影、彼女が好きだった曲。

 バート・バカラックの曲を カヴァーした英国のインド系女性シンガー、Amar(アマー)「 MAKE IT EASY ON YOURSELF (涙でさようなら) 」

 北インド発祥の弦楽器で民族楽器シタールがびんびん響き、
 北インドの太鼓の一種タブラーがトコトコと鳴るサウンドに、
 15歳とは思えない艶(つや)のあるアマーの歌声がのっかる。

動画↓。Amar 「 Make it easy on yourself 」4分1秒

「メイク・イット・イージー・オン・ユア・セルフ」

別れるんってほんまにつらいわ

あのひとのことをほんまにいとおしいんやったら
そしてあたしにはどうにもできないのなら
あたしの気持ちをとっておこうなんてせずに
もう終わりなんやって、そう言って

自分につらくあたらんといて
自分につらくあたらんといて
別れるんってほんまにつらいわ

あたしの抱きしめ方が
あのひとの抱擁にかなわへんねんやったら
なぐさめの言葉くれんでも
あんたを恋しくおもう気持ちが
おさまるもんではないわ

いとしいひと、
これがあんたのウソやったら
あたし泣きたいわ
せやしあのひとのもとに走って
あんたまで泣きださんように

自分につらくあたらんといて
自分につらくあたらんといて
別れるんってほんまにつらいわ

いとしいひと、
ほんまにつらいねん
「Make it easy on yourself」

Oh, breaking up is so very hard to do

If you really love him
And there's nothing I can do
Don't try to spare my feelings Just tell me that we're through

And make it easy on yourself
Make it easy on yourself Cause breaking up is so very hard to do

Now if the way I hold you
Can't compare to his caress
No words of consolation
Will make me miss you less

My darling, if this your lie
I just know I'm wanna cry
So run to her
Before you start crying too

And make it easy on yourself
Make it easy on yourself Cause breaking up is so very hard to do

Oh, baby, it's so hard to do

  彼女とのおもいでの曲はたくさんあるけれど、、。

 これは聴き返すたびに、、想いも深まる曲。 

 面影、彼女との日々。

「詩人」だった彼女に、「詩人」ではなかった昔の俺は、、。

 彼女から、、。

 花のように笑う笑顔、を奪ったことがある。

 花のような笑顔、を俺の眼差しに映せなくなるくらいに、。

「詩」、なんてものは俺には未来永劫、この胸に響くことなんてない、って。

 「イラつくねん、おまえがヘラヘラ笑ってたら、なにがそんなに面白いねん」
 と、面影、の笑顔をどれだけ傷つけたことか。

 「汚れた世界でクソ、みたいなもんしか住んでない景色でなにを笑えることがあるんか」
 「不幸自慢されるんも、しあわせ自慢されるんも、鬱陶しいねん」
 と、面影、の笑顔をどれだけ失わせたことか。

 どーでもええように生きてきた。
 「奪えるもんやったら奪ってみせろや、この生命を」
 そ~やって生きてきた。

 血、が赤いなんて感じたことがない。

 温もり、も。

  誰もの身体から、もれる液体なんてみんなドス黒いもんやろう。
 機械からもれる、オイルみたいなものやって、。

 そんなことは
 「詩人」ではなかった昔の俺が、
 くそったれ野郎やったということの、ひとつまみにすぎないことだけど、。

 面影、がくれた「詩」が、いつしか心の糧になっていた。
 「生きなあかんねん。」って。

「詩」。

夜空ながめてたら、感じずにはいられません。

きれいな星空、その下には生命が生きてる光彩が反射してる。

ひとつの世界にはどんだけいっぱいの住まいがあり、その光があるんやろうか?

しあわせは限りなく、どんだけいっぱいの住まいでわけあたえられているんかな?

それでいて、ふしあわせも、、、おんなじくらいなん?。

そんなアホなことがあってほしくないねん。

探してええんやろ、あたしらも、なあ、、、。

『生きなあかんねん、あんたはな。・・生きな、生きなあかんねん。』


凶悪、なことしてそんなこと言うて、それでカッコええつもりなんやね。

もういちどかがやいてみせて、あの日のように、。

 かっこええってことは、
 どんだけ
 かっこよくないってことを
 知ってる?

 かっこよくないってことは、
 どれだけ
 かっこええってことを
 知ってる?

こまったときは、遠くをみつめて、。
過去、も未来も超えていくものを。

あなたとの『おもいで』は空に舞ってやがて沁みていくように、。
 ・・・何も残さず終えたように映らなくもない。けれども、。
 
誰であれ『おもいで』は、誰かの心の空に舞ってやがて沁みていくのかもしれません。
 
たとえば、亡くなったあとも誰かの心に届くのかもしれません。
 
予期せず亡くなったたくさんの生命と同様に、未来があったのだから、。

 
  by 面影、彼女がくれた「詩」。
 

 
 『なぁ、こんな気持ちって何処にいくんやろうかなぁ・・・』


 「詩人」だった彼女に、「詩人」ではなかった昔の俺は、、。

 彼女から、、。

 花のように笑う笑顔、を奪ったことがある。

 わすれへん、。

 今、俺は「詩人」として生きてるから、。

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