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ゴールドと蛍光ピンクとカッティングプロッタを使ってシールをつくってみよう

なぜかシール大好き!


これはずいぶん個人的な意見になってしまうかも知れませんが、私、実はシール大好きなんです。

小さい頃から、雑誌の付録で付いてきたシール。
お菓子のオマケで付いてきたシール。

キャラクターが印刷されてて、そのキャラクターのちょっと外側をなぞるようなフリースタイルなカットライン(個人的にはこれがツボです)
色んな素材があって、色んなカタチがあって、おウチの色んなところに貼って…何回も怒られたなぁー。うーん懐かしい。…あ。付いてきてますかー?…

今日はこの、みんなが大好きなシールを、デジタルプリントのゴールドと蛍光ピンク、カッティングプロッタを使って作ってみようと思います。


まずは準備


Adobe Illustratorでデータを作っていくのですが、
その前に、ゴールドとピンクを使用できるように専用のスウォッチデータを読み込んでおきます。
(スウォッチデータは、お問い合わせ頂ければ弊社からお送りいたします)

【スウォッチデータの読み込み手順】
・スウォッチパネルを表示
   ↓
・右上から「スウォッチライブラリを開く」を選択
   ↓
・「その他のライブラリー」を選択
   ↓
・「KPR_CustomColor.ase」を選択します(これがゴールド・ピンクで印刷するカギとなります)
   ↓
・これでスウォッチパネルに、Gold、Silver、White、Pinkが追加されました

※シルバーやホワイトなども追加されますがこちらは次回以降のお楽しみ。今回は「Gold」「Pink」を使います。


デザイン作業スタート!


今回は、円形と絵柄のカタチに合わせてカットしたもの。
この2種類が何個かずつ付いているシールを作ってみようと思います。

まずは「カット」レイヤーを作ります。
次に、円を描き、位置を調整します。

次に、「絵柄」レイヤーを作ります。
このレイヤーに自分で描いたイラストや撮影した写真を配置していきます。
先ほどの「カット」レイヤーの円や四角形に合わせて作業します。

絵柄を拡大縮小したり、うまくトリミングしたり、
シールの出来上がりをイメージしながら作業していきます。


ちょっと難易度アップ!絵柄のカタチに合わせた自由自在なカットに挑戦


次はフリースタイル!(?)絵柄のカタチに合わせたカットのシールを作りたいと思います。

先ほどと同じく、「絵柄」レイヤーにイラストを配置します。
そのあとに…
ここが急に難易度アップ!イラストの外側をなぞるように「カットレイヤー」へカット線を描いていきます。
ここは「ペンツール」を使って手書きです。これがちょっとコツが必要なんです。チャレンジチャレンジ!

おー!さすが、ベジェ曲線に慣れたスタッフ、スイスイ描いていきます。
コツとしては、あまり食い込んだ細かいカタチにせず、イラストのシルエットのちょっと外側(1~2mmくらい)を
ゆるやかになぞるイメージの方が、シールになった時仕上がりが良くなるようです。
(あまり複雑すぎると、シールをシートから剥がす時にそこから切れてしまいます)
細かいところは省略して、なるべくゆるやかに描いていくのがコツのようですね!
おー。上手い!見事にカットラインが出来上がりました。


楽しい楽しい「色の指定」


ここで色付けをしていきます。CMYKカラーの他に、
必要な箇所へスウォッチから「ゴールド」または「ピンク」を指定していきます。

スウォッチには、ゴールドの他に「ゴールドメタリック」というカラー群がありますので、
お好みによって、そちらの色もご指定ください。

これでデザインデータが完成です!
レイヤーは、上から、「カット」 → 「絵柄」の順番にします。

ついに印刷!


先ほどつくったデータをケープリントのオンデマンド機で印刷してみます。
紙は在庫の糊付きのタック紙を使います。

おー。ゴールドも蛍光ピンクもなかなかいい仕上がりです!
画面だと特色のカラーはイメージしづらいので、実際の印刷を見るとなかなか感激してしまいます。


次、カットいきます!


カッティングプロッタに印刷したシートをセットし、
位置合わせなどをして、スタートボタン!

円形、そしてちょっと複雑なフリースタイルのカットラインをデータ通りにカットしてくれています。
ガンバレガンバレ!
この、シールのカタチの部分はハーフカット(半切り)のテクニックを使います。
シート全部を切らずに、上部のシールの薄いシートのみカットするテクニックです。

だんだんシールらしくなって来ました。

完成です!おー!なかなか良い仕上がりです。想像してたよりもハイクオリティ!

うーん。さっそく剥がしてみたくなっちゃいますね。ウズウズ。。
スミマセーン!ちょっと剥がしてみてもいいですかー?

まとめ


ゴールドや蛍光ピンクを使うと、一気にとても目を引くアイテムになりますね。
グッとクオリティが上がったような印象。シールはコレくらい楽しくてもイイと思います!

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
剥がしたシール、どこかに貼りたいなー。。



【株式会社ケープリント 公式サイト】


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