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2020年6月のよかったアルバム12枚

6月はこれらを聴きました。

12枚の内訳はClassical7枚、Jazz2枚、J-Pop1枚、International1枚、不明1枚。
(その内、声楽・合唱が2枚+α)

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また今年リリースされたアルバムは12枚、2020年以前のは0枚。
以下、順不同に感想とメモ
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01. COLOR OF NOIZE - Derrick Hodge

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June 26, 2020
Label: Blue Note Records
Genres: Jazz

ドラムと低音の絡みが気持ちいい。

このアルバムの第一印象が「あざといな!」だった。いい意味で。こんな音好きだろってフルコースをお出ししてくる。ドラムのガチャガチャさ凄い。一部の曲はドラム2人編成とのことで。ドラムだけで聴いてられる。もちろん上手く低音と絡み合ってるからこそドラムが気持ちよく聴こえるということで。いいよね。
演奏者はDerrick Hodge(b,key,g,vo), Jahari Stampley(org, p), Justin Tyson(ds), Michael Aaberg(key, synth), Michael Mitchell(ds), DJ Jahi Sundance(turntable)

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02. Barricades - Jean Rondeau, Thomas Dunford

May 29, 2020
Label: Warner Classics
Genres: Classical

チェンバロとリュートのグルーヴある掛け合い。

このチェンバロのアーティキュレーション良い。デコボコ坂道を転がる岩のようないびつな円運動のタイム感とリズムが心地いい、あっそれがバロックでいびつな真珠ってことか(適当)。いくつか声楽曲もある。

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03. Bach: Redemption - Anna Prohaska, Lautten Compagney, Wolfgang Katschner

June 26, 2020
Label: Alpha
Genres: Classical

ジャケ絵ではマスクをしてますが別にマスクをして演奏したというコンセプトの音源ではないです。しかし一応ポストコロナのアルバムというのがコンセプトにあるようで少人数で距離を空けてるのは意識してるっぽい(動画)。まあそんな情報は聴く側としてはどうでもよく、普通にいい演奏です。各パート一人のバッハいいよね。曲もいいとこどり。

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04. Yoni Rechter (יוני רכטר) - Yoni Giraffe (יוני ג’ירף)

February 25, 2020

曲調とコーラスワークが楽しい。

ヨニ・リヒターはイスラエルのシンガーソングライター。Spotifyのお勧めにあったので聴いたのだが、Amazonにはなかった。それにしてもこんな楽しい曲を書く人がイスラエルにいたとは。ボサノヴァぽいので南アメリカのミュージシャンかと思った。

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05. Not Our First Goat Rodeo - Yo-Yo Ma, Stuart Duncan, Edgar Meyer & Chris Thile

June 19, 2020
Label: Sony Classical
Genres: Classical

気楽に聴ける暖かいカントリーポップ。

心地いい上質なカントリーポップ。Amazonのジャンルではクラシカル扱いだが、またそれも合っていると思う。歌手Aoife O donovanが参加してる曲が心地いい(3,4,8)。マンドリンのクリス・シーリもボーカルでハモっている。やっぱりいい声してるなあ。

演奏メンバーはヨーヨー・マ(Cello)、クリス・シーリ(Mand, Vo)、エドガー・メイヤー(Ba)、スチュアート・ダンカン(Vn)。
想像だがめちゃくちゃ仲良さそうなイメージある。

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06. Folk Music of China, Vol. 7: Folk Songs of the Yi & Qiang Tribes in Sichuan & Yunnan - Various artists

June 12, 2020
Label: Naxos World Music
Genres: International

ロングトーンでチリチリ響く倍音いいよね。

四川省と雲南省のイ族とチャン族の民謡。よく知らずに聴いてる。何も知らずに聴いても楽しめる。声の響きに耳を澄ますと落ち着く。

関係ないけどJVC WORLD SOUNDSTHE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY(キングレコード)、アーゴ民族音楽シリーズいいよね。また聴きたいが、学生の頃、都内の図書館を回って集めた音源が入ったHDDが壊れてしまっての…。

[参考]アルバムの詳細はこちら(レーベル公式サイト)

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07. Where All Roses Go, EP Vol. 1 - Apollo5

April 24, 2020
Label: VOCES8 Records
Genres: Classical

弦楽器のような繊細で精密なハモり。

自分もこれみたいにズビズバって音の間に入ってビリビリって音を擦り合わせたい(ポエム)。5曲目には江戸ララバイというのがある。これは「ねんねんころりよ おころりよ」で有名なアレ。Voces8でも同じアレンジの演奏がある。いい編曲。

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08. Haven - Amelia Warner

June 19, 2020
Label: Decca (UMO) (Classics)
Genres: Classical

落ち着く。環境音楽なピアノ。

これぐらい溶け込むハモりしたい。すべての音が溶け込んでてただただ落ち着く。

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09. desk - yonawo

May 1, 2020
Label: WM Japan
Genres: Indie & Alternative > Alternative Rock / J-Pop

落ち着く

こっちはデモを集めたアルバム。これとは別に今年出たスタジオレコーディングのアルバムもある。お好みで。スタジオ版は音がクリア。デモはローファイだがその分、音の響きの調和が取れてる。あと個人的にローファイのノイズと空気感が好きなんだ。このアルバムを聴いてるといつも中盤から音の世界に身体が馴染んで心地よくなってくる。全体的なノリも気怠くていいよね。

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10. J.S. Bach: Partitas Nos. 1-6, BWV 825-830 - Gianluca Luisi

June 19, 2020
Label: onClassical
Genres: Classical

粒が一つ一つ立ってる、かつ綺麗に流れるような演奏のバッハ。

すごい丁寧に旋律を扱ってる。低音の絡ませ方も丁寧。それでいて曲は硬くならずになめらかに流れていく。上手いなあ。個人的にバッハのパルティータはグレン・グールドとWolfgang Rübsamが好きだったのだが、新しく選択肢が増えた。嬉しい。

追記(8/6) このアルバムは過去の録音をまとめたベスト盤とのことです。

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11. Suite: April 2020 - Brad Mehldau

June 5, 2020
Label: Nonesuch
Genres: Jazz

メルドーいいよね

これはソロピアノのアルバム。個人的には10.11.のような刺激的にバリバリ、バラバラ、パラパラ弾いてるの好き。

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12. Biber: Rosenkranzsonaten, C 90-105 - Gunar Letzbor & Ars Antiqua Austria

March 6, 2020
Label: Pan Classics
Genres: Classical

落ち着く

ビーバーの曲はあまり聴いたことがないが最後まで耳が音楽に吸い寄せられてた。のでこれはいい曲でありいい演奏。
話変わるが、こんなTwitter botが検索に出てきて駄目だった。お腹いたい。

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以上
番号は便宜上つけた数字で順位ではないです。順不同です。
リリース日、レーベル、ジャンルは可能な限りamazon.com(米国)に従っています。情報がなければ日本のamazon.co.jpより参照。

こいつアーティストの経歴について調べるのが面倒になったらしいな。次回からまた調べて書くはず。

今回は上半期も終わりということで、新しいアルバムを故意に多めに入れました。多分次回は2020年以前のアルバムが多くなるかも。

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