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長期戦の人生で後悔しないためには、どのような考え方をすればいいのだろうか?

はじめに

「頑張っているのに結果がでない」のは、モチベーションや能力の問題ではありません。おそらく優先順位の判断と選択が違うのです。

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

今回は池田貴将さんの「この選択が未来をつくる  最速で最高の結果が出る『優先順位』の見つけ方」を読んで、自身が抑えておきたいと思ったポイントと感想をまとめてご紹介しようと思います。

読んだ後の感想として、自分でもネガティブな考え方だったり、優先順位を付けられず後回しになってしまうことがあるため、今の自分が実践できていない、そして、目指すべき考え方が記されていたと感じました。

他の自己啓発書にも書かれていることもありますが、それを踏まえてもたどり着く考え方は同じであるということなのかもしれません。

書籍

著者紹介

池田 貴将(いけだ たかまさ) 
リーダーシップ・行動心理学の研究者。世界的に有名なアンソニー・ロビンズのトレーニングを受けるために渡米。卒業後、株式会社オープンプラットフォームを設立し、起業家・経営者・ビジネスリーダー向けのスクールを主宰。

優先順位と選択の質を高めて人生をより良くする

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この書籍で冒頭に言われていることは、人生の質を大きく変えるのは優先順位と選択の質である ということです。自分も含めて、目先のものばかりを受動的に選択しがちだが、優先順位と選択にフォーカスして生きるか、生きないかでは大きな差が生まれるということを学びました。

7つの習慣の第二領域(緊急ではないが、重要なこと)に時間を投資する、ということにも通じる内容と感じました。目の前のことに忙殺され続ける生活に明るい未来は無い、ということではないかと思います。

あなたは、一切の制限がないとしたら、どんな未来を望む?
そのためには、24時間後、どういう結果になっていたらいい?
そのためには、いま真っ先に、何に取り組んだらいい?
人生は「優先順位」と、その「選択の質」で決まる。
あなたの未来を劇変させるスキルと思考を、いまここで手に入れよう─。

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

反省と同じくらい、自分を前向きにさせる仕組みが重要

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次に、自分も含めて自己肯定感が低めな人に多く陥りがちかもしれない点として、過去や他者、外部環境に縛られてしまっているということはありませんでしょうか。そのような状態にいる人はそれだけでエネルギーをつかってしまうことになります。

反省することばかりにエネルギーを使うのではなく、前向きに気分を切り替えて動くこと。未来に対するワクワク感を大事にし、無意識レベルで、縛られなくなったときこそ人間のパフォーマンスは向上していくのではないかと、感じました。

もし、気分が切り替えにくいとしたら、次のことが考えられます。
①「~すべき」「~でなければならない」と、窮屈になっている
②周りの目や評価を考えている
③将来の出来事や経済など、自分ではどうにもできないことを考えている
こうした常識に縛られるのではなく、「何をしたいのか」「本当はどうしたいのか」という、自分の感性を中心に行動しましょう。

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

「やり終わった姿」にフォーカスして行動する

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また、書籍の中では短期的に目の前の作業をやる気にさせ、モチベーションを維持する考え方が紹介されております。

それは、この作業だるいなあと思った瞬間、思う前に「このタスクから解放されたら、思う存分 〇〇 できる!」というように、タスクが終わった姿を具体的にイメージしよう、というものでした。

簡単なことではあるかもしれませんが、事前にワクワクできる状態をイメージすることは少し未来の話であっても大事なことであると感じました。

「完了したときのこと」「やり切ったときのこと」「何が手に入っているのか」ここにフォーカスしましょう。いま、気分が落ちている人は明るくなるでしょうし、いま楽しい人は、もっと楽しくなるでしょう。

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

優先順位を常に見直すために、自らに問う

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人間は、気がつけば楽なほうへと進んでしまいます。自分も気がつけば着手していたことと別のことをしてしまいがちです。自分自身を「メタ認知(客観視)」できていないと、後々、だらしなかった自分に後悔してしまいます。

この状況にならないためにも、自身を律するために「いま、これを最優先にしている自分は誇らしいだろうか?」「これはいま、もっとも優先させることだろうか?」という問いを常に投げかける癖を持つことが良いとされていました。

また、この書籍の内容にはありませんでしたが、メタ認知を意識するためにはマインドフルネスなども有効そうです。

優先順位が正しいかどうかわからなくなったら、自分自身に次の2つの質問をしてみてください。
(1)いま、これを最優先にしている自分は誇らしいだろうか?
(2)これはいま、もっとも優先させることだろうか?

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

人生に違いを生み出すゴールを設定し、そこから生まれる魅力をモチベーションにする

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最後に、みなさんはゴールを設定していますでしょうか?また、そのゴールを達成したらとてもワクワクするものでしょうか?

ゴールを達成したときに生まれる「違い」。その「違い」を心理学では、「魅力」というようです。書籍に書かれていた例としては、宝くじに当たったら人生が大きく変わるという「違い」があるから宝くじ売り場に人は並ぶのである、と書かれていました。ゴールを達成した際の「違い」=「魅力」を心の底から感じていることが、モチベーションとなる のだと認識しました。

しかし、ゴールは、ただ設定すればいいものではありません。「別に叶わなくったっていいさ」というものは、ゴールとは呼べません。
ゴールとは、それを実現することで、“確実に人生に違いを生み出すと確信しているもの” です。この、「確実に人生に違いを生み出す」という部分が大切です。

池田 貴将. この選択が未来をつくる 最速で最高の結果が出る「優先順位」の見つけ方 (きずな出版)

おわりに

「長期戦の人生で後悔しないためには、どのような考え方をすればいいのだろうか?」というタイトルの問いから始まったこの記事ですが、この書籍から現時点での自分が導き出した答えとしては、


まずは、自分にとって実現したい魅力あるゴールイメージをもつこと。
そして、そのイメージに近づくために必要な「優先順位」を常に自分に問い、「選択」することに対しても拘りを持ち、振り返り、選択の質を高めること。
加えて、自身を鼓舞させるようなワクワクしたビジョンを常に画描きながら行動を継続すること。


上記のような解釈をしました。普段の生活の中にすぐ取り込むことは難しいかもしれませんが、長い目線で大きな目標を成し遂げる上で重要なことではないかと考えております。その時にまた振り返られるように、ここにアウトプット致します。


こちらの書籍について、読まれたことがある方、内容が気になる方、Virtual Lunch Club にてビデオ通話しながらのディスカッションを受付ておりますので、ランチ申請いただけましたら嬉しいです!


それでは、お読みいただきありがとうございました!


※ トップ画で使用している写真は ぱくたそ 様からいただきました。

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