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変わる日々

職場のトイレのドアは閉めるとはずみで必ず一度バウンドし、それを押さえてから鍵をかける。
一連の動作音が高頻度で「ドン・ドン(ドアのバウンド音×2)・チャ(鍵)」と「ウィウィルロックユー」のイントロになる。
そして個室にいる私の心ではフレディが拳を奮い歌いあげたりする。

ということが年内にもっとも書きたいと思っていたことで2023日記は気が済んだ。

前回の書き物から2ヶ月近くが経過して、noteからは先月末に「今月中に書けば33ヶ月連続更新ですよ?書きませんか?」というお知らせが来ていた。いいんです。記録などただの数字にすぎんのです(名言風)。

暖かく、12月に夏日というニュースを見た週末が明け、ピリッと冬らしい寒さになった。
冬装備で家を出て、コートは母親の、セーターは同僚のお下がりで暖をとっていることに気づく。人の恩恵はぬくい。

今朝から長男は1人で登校することになった。
支援級の子は高学年になるまで親の送り迎えが基本となっていたが、四年も後半となり担任から許可が出て晴れて小学生らしく1人で歩いていく後ろ姿を見送る。(弟はさっさと先に行ってしまう)

あのぷくぷくとして冬にはすぐカサカサになってしまう手をつなぎ、夏はくちゃくちゃのハンカチで汗を拭きつつも必ず手をつなぎ、電車や星やYouTubeで見たアクシデント動画の話を脈絡なく聞きながら歩く日々は、この時点から思い出になった。


次男は2年生になりめっきり早すぎる思春期ボーイで通学中に話しかけても無視される。
家ではまだ「人体図絵本」の表紙(皮膚のない筋肉組織の人の顔)が怖いから2階についてきてくれ、といったりするものの、外で手をつなぐなどもう緊急事態以外でないだろう。
最近では折り紙を折りながらYouTubeを見ている。アホみたいな動画とちょっと目を見張る作品のギャップが愉快だ。

これは少し前の次男折り紙。ひたすらに規則的折り目をつけ、そこから構造物みたいなのを作るブーム
中はこんな感じになってます。洗濯バサミも本人が考えてつけて「立てられるようになるんだ」とのこと。


朝早く出られることになったので出勤時間を30分早めてみた。当社、コロナ時の緊急分散出勤制度を5類移行で終わらせるのではなく、そのまま選択時間制度に格上げしたのえらすぎる。
おかげで時短を取らなくて済む=収入が減らない社員が増えた。いいぞ、当社。
(部署が変わり自分の会社をアピールする仕事になったので積極的にほめていこうと思っている)

通勤時間が変わると街ゆく人の顔ぶれも変わり、たまに会って挨拶をしていた馴染みのバーの常連さんとも会わなくなるんだろう。
日常の一コマが変わる時だ。

変わったといえば、歩いていて向かいから来る人を右によけるか左によけるかで立ち往生してしまう弱点を克服できた、と思う。
夫と並んで歩いていた時、向かいから来る人に対して、結構早い段階で自分からどちらかに寄って歩いているのに気づき、なるほど車でいうところのウィンカーを早めに出すみたいなやつやな、と真似するようにしたのだ。

するとなんということでしょう、歩きスマホの不届きもの以外は「あなたはそっちですね、では私はこっちに行きます」的に上手にすれ違うことができるのでありました。

2023もあと少し。どうぞみなさんお元気で。

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