【肩甲骨】の役割
今回は【肩甲骨】についてです。
肩甲骨とは、背中の上部に位置した左右対称の骨で、
逆三角形で平らな形をしていて、だいたい手のひらサイズになります。
背中側の肋骨にくっついているように見えますが、実際は首や背骨、肋骨や腕の筋肉に付着しています。
肩甲骨の役割は腕や肩の動きをサポートしたり、体幹部から腕へ、反対に腕から体幹部へのエネルギー伝達をします。
また歩行や姿勢については、骨盤から背骨の回旋運動に対してバランスを取る役割や、腕の重さ(4〜5㎏)を支える役割を持ちます。
肩甲骨の動きには大きく6パターンあります。
・外転:背中を丸める動き
・内転:肩甲骨を中央に寄せる動き
・挙上:肩を上にあげる動き
・下制:肩を下にさげる動き
・上方回旋:腕を下から上にあげる動き
・下方回旋:腕を上から下にさげる動き
これらの動きは肩甲骨に付着している筋肉によるものです。
肩甲骨は膝関節のように靭帯で安定性を保たれるわけではなく、周辺の筋肉が機能的に動く事で安定性を確保しています。
肩甲骨の動きに関わる全ての筋肉が機能的に動かせないと、肩関節への負担が大きくなり肩の痛みや、猫背といった姿勢不良へと繋がります。
特に、肩甲骨の動きを邪魔してしまう代表の一つに「肩甲挙筋」という首の上部から肩甲骨に付着している筋肉がありますが、
肩甲挙筋が硬まってしまうと肩を上へ引き上げ肩甲骨の動きを制限してしまいます。
よって、肩こりや酷い方は頭痛、碇肩で首が短く見えたりボディラインにも影響を与えます。
これらの肩甲骨周辺の硬まってしまった筋肉はほぐして伸ばすだけでは一時的な改善は見られてもまたすぐに戻ってしまいますので、
使う時も緩める時も自分の意志でコントロールできるように、神経を通してあげることが肩甲骨への安定性にも繋がります。
次回はスタジオレッスンでも良く取り入れている動きをご紹介します(^^)
美と健康はちょっとした意識をコツコツと積み重ねる事🐢🐾
皆様の毎日に、笑顔と快適が増えますように🕊️✨
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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