子どもを産むことを『ふたり』で考える

『だってさ、俺も会社で産休・育休取らせてくださいっていうのすごく申し訳ないと思っちゃうしさ、気まずいもん』

だから、それがしんどいから産みたくないっていうのは、全然エゴじゃないし俺はいいと思うよ。

結婚する前から、子どもはできれば産みたくない。自分が育てられる自身もないし、自分のキャリアがストップするのを、それを子どものせいだと思ってしまうのも死ぬほど嫌だ。と夫に伝え続けていました。

今回の新型コロナウイルスの治療薬で、投与した場合、もしかしたら妊娠するということに支障をきたすかもしれない。という報道から、改めて夫婦として子どもをどうするか。という話をした際に、夫がさらっと言ったのが、冒頭の一言です。


女性が子どもを産んで家に入る時代は終わった

とか

育児で女性のキャリアプランが崩れるのは間違っている

とかなんとか言ったって、逆立ちしても、子どもは女性の中からしか生まれてこれない。そして、どんなにパートナーが頑張ってくれても、親に手伝ってもらっても、自分の仕事に穴が開く期間がどうしても生まれてしまう。

俺も頑張るからと言える男性は多いと思うし、現にもう家事は全部女性のものだと思っている若い世代は少ないんじゃないかとさえ思う。

でも、女性が産休・育休を取る心理的負担にまで配慮できる人がどれだけいるだろうか。どんなに制度が整っていたって、どんなに職場の理解があったって、どんなに自分が無理をして頑張ったって、その心理的負荷はゼロにはならないのだから。

たくさん家事をしているお父さんも、旦那さんも、パートナーが常にそこに大きな心理的負荷がかかっていることを『当たり前のこと』だなんて思わないでほしい。そこに寄り添ってこそ、はじめて平等だと思うから。

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