野尻 梢 | アート×エンジニアリング

METRIKA, Inc. CDO。アートがもつ力をエンジニアリングや社会に応用させる…

野尻 梢 | アート×エンジニアリング

METRIKA, Inc. CDO。アートがもつ力をエンジニアリングや社会に応用させることを幼いころから模索。エンジニアとして働いたのちにアートの可能性からコミュニケーションに深度を残した形でのエンジニアリング的支援が考えられないか、パーソナルデータの自身での活用を推進中。

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なぜ ことばを紡ぐのか

"いつかこの世界に変革をもたらす人間がやってくるだろう。 その人間にも迷いの夜があろう。 その夜に、ふと開いた本の一行の微かな助けによって、変革が可能になるかもしれない。 その一夜の、その一冊の、その一行で、革命が可能になるかもしれない。 ならば、われわれがやっていることは無意味ではないのだ。 絶対に無意味ではない。 その極小の、しかしゼロには絶対にならない可能性に賭け続けること。 それがわれわれ文献学者の誇りであり、戦いである" / ニーチェのことば 「切りとれ、あの祈る

    • 野尻梢が思うこと

      改めて私がどんなことを考えて生きてきたのか、自己紹介をしたいと思います。フラットな言葉で今に繋がっているポイントを挙げてみました。 最初の記憶は人間に掌があることを発見したこと小さい頃は誰しもが自分や家族を描き始めると思います。わたしもご多分に漏れず、家族と自分の絵を描いていたのですがどうも手の様子がおかしい。こんなんじゃない、なにが違うんだろうと自分の手を見ながら絵を描いたところ掌がある(指と洋服の裾の間にくびれがある!!)と衝撃を受けました。それからはいろんなものをよく

      • 美しいもの #001 :未来から借り受けているという自覚

        あるショップの壁に書かれた、あるフランス文学から拝借したというその言葉。 「わたしたちにとってかけがえのないこの大地は、親たちの世代から受け継いだものではなく、こどもたちの世代から借り受けているのです」 そのショップも今はなく、どこからの拝借なのか探しても見つけられないでいます。何気なく生活に現れたハッとさせられる言葉でした。借りているものをちゃんと返したい。

        • なにを美しいと思うかということ

          多くの方が様々な変化をご体感された昨今、だからこそ見えてきたものがいろいろありました。そんな大きな渦の中で私が強く感じたのは、これからはなにを美しいと思うかが共感できる方々とご一緒していきたいということ。うまくいくことや、法律的には間違っていないこと、いろいろな基準があると思います。でもわたしは改めて、それは「美しいのか」を基準としていきたいと感じました。 そのため、私の美しいと思うことを少しずつ残していきたいと思います。 ひとつひとつはとても短編になると思います。でも、

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        • 美しいものたち
          3本