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美しいものたち

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美しいものを集めるマガジン
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なぜ ことばを紡ぐのか

"いつかこの世界に変革をもたらす人間がやってくるだろう。 その人間にも迷いの夜があろう。 その夜に、ふと開いた本の一行の微かな助けによって、変革が可能になるかもしれない。 その一夜の、その一冊の、その一行で、革命が可能になるかもしれない。 ならば、われわれがやっていることは無意味ではないのだ。 絶対に無意味ではない。 その極小の、しかしゼロには絶対にならない可能性に賭け続けること。 それがわれわれ文献学者の誇りであり、戦いである" / ニーチェのことば 「切りとれ、あの祈る

美しいもの #001 :未来から借り受けているという自覚

あるショップの壁に書かれた、あるフランス文学から拝借したというその言葉。 「わたしたちにとってかけがえのないこの大地は、親たちの世代から受け継いだものではなく、こどもたちの世代から借り受けているのです」 そのショップも今はなく、どこからの拝借なのか探しても見つけられないでいます。何気なく生活に現れたハッとさせられる言葉でした。借りているものをちゃんと返したい。

なにを美しいと思うかということ

多くの方が様々な変化をご体感された昨今、だからこそ見えてきたものがいろいろありました。そんな大きな渦の中で私が強く感じたのは、これからはなにを美しいと思うかが共感できる方々とご一緒していきたいということ。うまくいくことや、法律的には間違っていないこと、いろいろな基準があると思います。でもわたしは改めて、それは「美しいのか」を基準としていきたいと感じました。 そのため、私の美しいと思うことを少しずつ残していきたいと思います。 ひとつひとつはとても短編になると思います。でも、