「前例主義」と揶揄したい瞬間もある。でも、堅い仕事をしてくれる公務員が安心
役所というのは、とにかく叩からやすい職場と思う。
「前例主義だ。」「頭が固い。」
なんてお決まりの批判から、メンタルが死んでしまうような罵詈雑言まで、カスハラの展示会場のようになることもあるらしい。
難しい試験をクリアして、そんな経験をするなんて、本当に頭が下がる。
たしかに、役所のやり方に文句をつけたくなることもある。
「ちょっと手配してくれればいいだけでしょう?」と。
でも、私にだけ適用した「ちょっと」が広がってしまったら、その結末に誰が責任を取るんだろう。
悪意を持っただれかに「ちょっと」を悪用されてしまったとき、リスクをおうのは私のような市井の市民かもしれない。
「ルールと前例にしばられやがって」というけれど、そのルールと前例は、あらゆる可能性を考えたうえで、民衆への害がない(ほぼない)ように作られたものだろう。
役所の人と何度も仕事をしたことがあるけれど、配慮が必要な関係者だけで頭がパンクしそうなレベルのことも多い。
それに、国の後ろ盾のある仕事というものは、とかく「偉そう」になりがちだ。その「偉そう」が「暴政」につながることもよくある。
「前例主義」「融通が利かない」と批判するのは簡単だ。
けれど、前例にとらわれず融通が利きすぎるお上の仕事というのは、私のような市井の人間には危険な気がする。
前例にとらわれず、融通が利く仕事のすべてが、市井の人間にとって有益とは限らないからだ。
「ちょっとくらい気を効かせてくれたって」と思うこともある。
しかし、いっときの利益よりは「この人たちは厳密なルールにのっとって私のような市井の市民のために働いてくれているのだ」という安心感の方を私はとりたい。
読んだコラム
「御殿女中」
思ったことを箇条書きに
官僚は習慣にないことをやることに臆病なのである
今も昔もそんな話になるんだねぇ
前例主義が論理と倫理になるのは
失敗したときの責任が前例になるから。
失敗しても人間は悪くないとなれば、前例主義万歳になる
自分の利益に反する前例は無視してもお咎めがない
前例主義って批判されがちだけど、悪いことばっかりじゃないよね。臆病だチャレンジ精神がないなんて言われるけれど、失敗したときの被害の範囲と重さを考えればどうしても前例に頼らなきゃいけないことだってある。
「前例にとらわれずに好きにやってほしい(丸投げ)」の方がより厄介な気もする。
白いキャンバスにアイデアを書くのは難しいけれど、前例を参考にあれこれやるのはほどほどに簡単。
要するに「前例にばかり頼って、何も考えていないように見える」のが悪いってことになるだろうかね。
自分の主張を決定
前例主義と揶揄されても、守らなきゃいけないものがあるんじゃないか。
材料を書き出す
前例主義だ。頭が固い。ちょっと変えるだけでしょう。
役所の仕事を批判するときによく使わえるセリフだ。
「俺たちの税金で食わせてやってる」という気持ちも相まって、たたかれやすい仕事と思う。
たしかに、役所のやり方に文句をつけたくなることもある。
でも、私にだけ適用した「ちょっと」が広がってしまったとき、悪意を持っただれかに「ちょっと」を悪用されてしまったらと思うと、頭が固い仕事も仕方ないかと思う。
ルールと前例にしばられやがってというけれど、そのルールと前例は、あらゆる可能性を考えたうえで、民衆への害がない(ほぼない)ように作られたものなんじゃなかろうか。
国の後ろ盾のある仕事というものは、とかく「偉そう」になりがちだ。その「偉そう」が「暴政」につながることもよくある。
前例主義、融通が利かないと批判するのは簡単だけど、前例にとらわれず融通が利きすぎるお上の仕事というのは、私のような市井の人間には多少危険な気がする。
前例にとらわれず、融通が利く仕事のすべてが、市井の人間にとって有益とは限らないと思うからだ。
「ちょっとくらい気を効かせてくれたって」と思うこともあるけれど、この人たちは厳密なルールにのっとって私のような市井の市民のために働いてくれているという安心感の方を私はとりたい。
400文字程度の文章にまとめる
推敲して、ロジックを整える
使っている本の紹介
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やり方が掲載されている記事
文章を書く練習のやり方は、こちらの記事を参考にしました。
アイキャッチ画像は、wrtn を使って生成しています。
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