自分の性格を理解し、利用する。

最近、鈴木秀子著「9つの性格」(PHP電子)を読ませて頂き、性格診断をしたところ、私はタイプ6(端的にいうと怖がり)であると出ました。

このタイプは権力への不信感という「囚われ」を持ち、心に恐怖心を秘めている。心を安定させるために強い権力者を求める性質と、敢えて恐怖に立ち向かって安全を求める性質の両方を持つ。とあり、まさに自分にピッタリ当てはまるなぁと感心しながら、楽しく読むことができました。

興味があれば、是非読んでみて、自分の性格診断をしてみてください。

自分の性格を良く理解することは非常に重要だと思います。

私のこれまでの人生を振り返ると、まさに「恐怖心」と共に歩んできた人生だと言えます。

恐怖心を秘めているなんて言うと、なんだか後ろ向きな、ネガティブなイメージですが、私にとっては「恐怖心」こそが武器であり盾でありました。

小学校低学年の頃はイジメっ子に恐怖心があり、力の差も歴然だったので、反抗しようにも出来ませんでした。体格差のある子に立ち向かうのはあまりに怖かったので、親と本屋に行く度に格闘技や筋トレの本をねだり、自分なりに強くなろうと努力しました。その結果、イジメっ子との力の差が狭まると共に、対等に話し、ふざけ合えるようになりました。

私は頭の出来が良いわけでも、運動神経が良いわけでも、手先が器用なわけでもありません。バイトをしても、あまり使えないやつ扱いされる事がほとんどでした。それでものほほんと生活していたのですが、大学受験が迫ると共に、将来への恐怖心が強くなりました。そこで、将来仕事に就きやすそうで、色々な可能性を残せる国立大学の理系学科への進学を決め、必死で勉強しました。

私は恐怖心を抱きやすく、また恐怖に駆られると持てる力を最大限に発揮できるようです。私は現在不満無く生活が出来ていますが、この現状をもたらしてくれたのは私の「恐怖心」と、それを利用する力だったと思います。

私は、自分の性格を理解し、その性質を利用することは、自分の求める理想的な生活を得るための糧となると考えています。

自分の性格について考えると、直したい部分ばかり出てきてしまうかもしれませんが、時にはその性格を利用することを考えてみると、これまでに無い自分強みに気付くかも知れません。


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