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社会福祉協議会の「緊急小口資金等の特例貸付」に申し込んできた話

 どうもkozmicです。
 新型コロナウィルスの影響でたくさんの人が困っている状況かと思います。もちろん私も例外ではなく、収入の落ち込み具合は半分どころでは済まない感じです(泣) いくらよろず屋とはいえ、さすがにダメージでかい!
 まぁ嘆いてばかりでもなにも始まらないし、詳細の決定していない助成金やら補償を待ってるだけで文句たれてもダサいので、今現在利用できる制度を利用してなんとか乗り越えましょ!ってことでいろいろ調べて、申し込みしてきました。
 個人的に社会福祉協議会と関わることちょくちょくあったし、こういう申請モノは昔からいろいろご縁があって得意な方ですが、普段全く関わりのない方も多いと思ったので、極力簡単にまとめて見ました。自分の周りで困ってそうな人向けに書きましたが、役に立つと思っていただけたならどんどん拡散してくださいませー!
 それなりに細かく書きますが、読むのめんどくさい人は文末の必要な物リスト見るだけでもいいかも。(要点を「簡単に言うと」にまとめてるので、その飛ばし読みだけもOK!)

■そもそも「緊急小口資金等の特例貸付」って?

 まず、全国の社会福祉協議会(以下「社協」)という団体(社会福祉法人)が、生活に困っている人(世帯)を対象に無利子で生活資金などの貸し付けを無利子で行う制度「緊急小口資金」貸付があります。
 この制度は普段からあるのですが、今回のコロナの影響をふまえて、対象者や返済期限などを拡大したのが「特例貸付」です。
⇒簡単に言うと
「コロナで困ってる人は無利子で返済のんびりでもいいからお金貸すよ!」

■どんな人が対象?

 基本的には申し込みは誰でも出来ますが、貸付対象としてまず「新型コロナウィルスの影響で収入が減った世帯」が前提です。私のような個人事業主なんかわかりやすいですが、例えば子どもを預けられなくなった共働き夫婦でどちらかが仕事休んで世帯収入減収なんてのも対象です。 逆にコロナの影響で在宅ワークになった会社員の方で、給料に変わりないのであれば申込は難しいでしょう。(減収になってないんだからそりゃそーだ。うらやましい。)
 ちなみに社協では、コロナの影響で失業した方向けの特例貸付もあります。そちらも窓口は同じです。
⇒簡単に言うと
「なにかしらコロナの影響で収入減った人なら申し込みOK!」

■金額とか期限とか、貸付の内容は?

 上限金額は申し込む人の状況によって代わります。個人事業主や上述の子どもが家にいて仕事が制限されてしまった世帯等は上限20万円。それ以外の場合は上限10万円となります。アルバイトで生活していてシフト減って生活危ない人なんかは後者になるかと。
 返済期限は本来の制度のものからとても優遇されていて、まず据置期間(返済しなくてよい期間)が最長1年、その後の償還期間(実際に返済する期間)が最長2年となっています。
 「上限」「最長」と書いたのは、これは申し込み時に自分で変更出来るからです。私は迷わず20万円+最長コースで申し込みしましたが、金額少なくても良いし、早く返す分には全く問題ないです。
 そして、期限内(要は最長3年後)に返済出来れば利子は0%です。

⇒簡単に言うと
「無利子でMAX3年間、10万or20万借りられるよ!」

■申込窓口はどこ?

 社協は全都道府県(及び指定都市)にあり、その下にそれぞれ市区町村にも存在しています。申し込みはまず住んでいる地域の社協が窓口となります。だいたいは市区町村の名称の社協があるので直接事務所を調べてもいいですし、わからなければ役所に問い合わせれば窓口を教えてくれます。
 申し込みの際には社協の担当の方と面談・相談があるため、事前に電話で予約をする必要があります。時勢的に飛び込みは難しいでしょう。

⇒簡単に言うと
「最寄りの社協へ!わからなければ役所で教えてくれるよ! 
事前の電話は必須!!」

■面談・相談の内容は? 何が必要??

 実際の面談では「どれくらい収入が減ったか」という話になります。スケジュール帳を持って行って無くなった仕事の予定を見せたり、通帳を見せて実際の入金額を見せたりなどです。ここで重要なのは減ったことがわかるという点なので、たとえばスケジュールは予定を消すのではなく×印などをつけて「なくなった」というのが客観的にわかるようにします。昨年の同時期のものもあるとなお良いと思います。
 私は今年と昨年3-5月のGoogleカレンダーの仕事スケジュールを印刷して持って行きました。さらに決算書類も持って行って、売上の差がぱっとわかるようにしたので、スムーズに話が進みました。
 それ以外にも健康状態・世帯構成・毎月の生活費内訳など、生活内容全般に関する質問もありました。この辺も回答出来るようになんとなくでも準備していった方がよいでしょう。
 ここで重要なのは、収入が減った等の話は「世帯」としての話だということです。単身世帯は特に気にしなくても良いですが、同居家族がいる場合や、パートナーと同一世帯として生活し家計を同じにしている場合などは注意しましょう。

 その他細かい必要なものリストは最後の方にまとめておきます。これは地域によって異なったりする可能性もあるので参考程度にして、詳細は電話問い合わせの際に担当の方に確認しましょう。

⇒簡単に言うと
「どれくらい影響あったか聞かれるから、スケジュールとかぱっと見でわかる物もっていこか!」

■実際に振り込まれるのはいつ?

 手続が無事終わると、管轄の各都道府県(及び指定都市)に書類が届き、審査ののち指定した金融機関に振り込まれます。
 通常だと受理から2-3営業日ほどで振り込まれるそうですが、今はやはり件数がとても多いようで、私の住んでいる地域では大体5営業日くらいとのことでした。

⇒簡単に言うと
「だいたい1週間前後! 混み具合によって変動あり!」


 ここまでが、私が実際に申し込みに行ってみてわかったことになります。手続き自体は1時間弱で終わりました。必要なもの揃えるのを含めても丸1日〜2日あればなんとかなるかと。
 終わってみれば拍子抜けするほど簡単なこと(社協の方々の頑張りのおかげなのですが!)ですので、お困りの方は積極的に活用してみてはいかがでしょうか!
 この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後に、私が言われた必要なものリストと、関連リンクを。

※必要なモノリスト

○住民票 ー 本籍&世帯全員記載(続柄あり)  マイナンバー表記は必要なし
○実印
○印鑑登録証明書 ー上記実印のもの
○本人確認資料 ー 免許証、パスポートなど
○振込口座情報 ー コピー取れるようキャッシュカードや通帳あるとよい
○コロナの影響で収入が減ったことがわかるもの
 ー スケジュール帳など仕事が減ったことがわかる物、減収前後の請求書や給料明細などの書類。


※関連リンク

緊急小口資金等の特例貸付に関する厚生労働省資料(pdf)
https://www.mhlw.go.jp/content/000613522.pdf

全国の社協リンクページ
https://www.shakyo.or.jp/network/kenshakyo/index.html

東京都社会福祉協議会 区市町村社会福祉協議会の一覧(pdf)
https://www.tcsw.tvac.or.jp/documents/2020.3syakyo.pdf

東京都社会福祉協議会 特例貸付の案内(pdf)
https://www.tcsw.tvac.or.jp/documents/korona.pdf

※追記:振り込まれました!

申し込みに行ったのが4月10日(金)だったのですが、その1週間後の17日(金)に振り込まれました。

早い!!

地域により混み具合も違いますし、おそらく申込件数も少しずつ増えているかと思うのであくまで参考程度ですが、当面の間をしのぐための現金としてこのスピード感はありがたいですね。
社協スタッフさんの対応に感謝です。。。

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