人生は 選ばなかった方で良かったこともある

「うんうん。」
「あー、そうだよね。」
「そう、これでいいんだよ。」

今夜の こざる達、再放送のドラマ『選タクシー』を観ています。

「僕たち、以前もこのドラマを観ていたんだけど、ちょっととぼけた感じで ゆるくて、大好きだったんだ。」

竹野内豊さん主演の、タイムトラベルが出来るタクシーの話です。

「人生は選択の連続で、あー、あの時、こうしていたら、あっちを選んでいれば良かったーって思うことも多いけれど、
そんな時、このタクシーに乗れば、選び直すことができるんだ。」

そうなのです。
選択する前にタクシーで戻ることができるので、もう一度選び直せるのです。
そのはずなのですが、筋書き通りには うまくはいきません。
その場になると、悩んで考えて、そして...というドラマです。

「この最終話は、主人公が三ヶ月前に戻って、恋人にプロポーズするって決めてタクシーに乗って戻ろうとするんだけど…」

プロポーズする気満々で タクシーに乗って走っていると、
ドラマなので、その恋人の店、花屋さんの前を通ります。

「主人公と恋人は、三ヶ月前に一緒に食事をしていたんだけど、その時に、恋人が 実は会社を辞めて ずっと夢だった花屋さんをやろうと思うって、主人公に相談したんだ。」
「でも優柔不断な主人公は、彼女が真剣に将来のことを話す様子に、気のない適当な返事をして、それでふられちゃったんだよ。」

そんなことがあって、あの時にプロポーズしておけばよかったと思ったのです。

「でも、彼女が 自分の夢を実現させて 花屋さんで頑張って働いている様子を見て、それで戻らないことを決意するんだ。」

戻ってプロポーズすることは、この三ヶ月間の彼女の人生、頑張った時間を奪うからと、それはできないと言います。

「タクシーの中から、ずーっとずーっと、愛おしそうに彼女を見ている眼差しが とっても優しかったよね。」

そうです、あの竹野内豊さんです。

「それで いいんだよね。」
皆、うんうん頷きます。

「お茶のお代わり、淹れるよ。」
「ちょっとだけチョコレート、食べようよ!」
「ヨーグルトもあるよ!」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
大好きなドラマが いろいろと再放送になって、とっても嬉しいです。
よい毎日でありますように (^_^)