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1000本の樹木、大切な空間

「えー、何で1000本も切っちゃうの?」
「そんなに商業施設ばっかり、もう要らないのに。」
「185mと190mの高層ビルも造るらしいよ。」
「あの辺りは、高層ビルがなくて、広い空が近く感じられる貴重な場所なのに!」

こざる達、神宮外苑の再開発で、1000本の樹木伐採のニュースにプンプン怒っています。

「人が多い都心に、ああいう場所って本当に大切なのに。」
「緑があると、ホッとするよね。」
こざる達、うんうん頷きます。

971本という1000本近い木が伐採されるとのことですが、その数は今ある木の半数以上で、
樹齢100年以上の大木も多く含まれるそうです。

「何でもすぐ壊すよね。」
「新しいもの造るの大好きだから。」
「そうすると儲かる人がバンバン儲かるからだよ。」
「でも樹木を切っちゃったら、もう元には戻らないんだよ。」
「木を切るってことは、その空間も全てなくなっちゃうことだから。」
「もし新しく植えたとしても、同じようにするには100年はかかるってことだよね。」
「何ですぐに木を切っちゃおうってなるんだろう?」

お金のことしか考えていない人ばかりが、政界、経済界にたくさんいるからでしょうね。

「東京駅の周囲は まだ皇居があるから救われているけれど、あっという間に高い建物ばかりになったもんね。」
「ほんと 何だか無機質な景色になっちゃって。」
「東京タワーも、全然目立たないし。」
「こういうことを考える人達って美的感覚ゼロなんだろうなぁ。」
「空間があると無駄だと思う人達ばかりなんだよ。」
「神宮外苑のあの空間も、半分位なら なくてもいいだろうじゃないんだよ。」
うんうん頷くこざる達。

そういえば、私が子供の頃は、何でもない場所、いわゆる空き地がそこかしこにありました。
いずれは家など何かが建ったりするのですが、今のようにすぐに駐車場になったりしなかったと思います。
何もない、何でもない空間、そういうゆとりは とても大切だと思います。

「神宮外苑のあの空間、あのままにして 残してほしいな。」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
商業施設は もう要らないです。

よい毎日でありますように (^_^)

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