流れ星、見えるかな?
「やっぱり 見えないねー。」
「空が明る過ぎるからかなぁ。」
「今夜はペルセウス座流星群なんだから、もっと暗くして欲しいよー。」
皆、うんうん頷きます。
こざる達、そろそろ寝る時間なのですが、今夜から明日にかけて、流れ星が最も多く見ることができるというのを聴いて、
一所懸命、夜空を眺めています。
「ほんとは、流れているんだよ、明るくて見えないだけで。」
「うん、きっとそうだよね。」
「あ! いいこと思いついた!」
「なになに?」
「停電になればいいんだよ!」
それはそれで困ります。
「見えたら、りこちゃんの分もお願いするんだ!」
こざるちゃんは、張り切っています。
りこちゃんは、もうとっくに夢の中、クークーよく寝ています。
「りこちゃんと一緒に、夕飯後にアイス食べながら、テレビで流れ星見たんだよね。」
「うん、りこちゃん、嬉しそうだったよ!」
皆、うんうん頷きます。
「それで僕たち、そのテレビで見た時に、願い事を言う練習したんだけど、あっという間に流れて上手く言えなかったんだ。」
「あ! って思ったら、ヒューってもう消えちゃって。」
流れ星はすぐに消えてしまいます。
今宵も、こざるカフェは ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
流れ星、待っているうちに疲れてしまって、ふと目をそらした時に流れそうな気がします。
よい毎日でありますように (^_^)
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