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みんな ちがって、みんな いい

今朝、起きたら、もう雨が降っていました。
そして、ずっと降り続いています。

「梅雨だからね。」
「それに今日は 寒いね。」
「4月の気候って天気予報で言ってたよ。」

そんな天気のせいではないと思いますが、
昨日、今日と、こざる達の友人の何人かが、ちょっと心が苦しくなったり、少し自信をなくしたり、落ち込んでいたり…。

「僕たち、何て言ったらいいのか、どんな言葉をかけたらいいのか、少しでも元気づけたいんだけど…」

こういう時に、大丈夫!と安易に言葉をかけるのは躊躇われます。
他人には決して理解できない、その人自身の心の葛藤です。

すると ラジオから、詩の朗読が聴こえてきます。

「私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。」

金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』です。

「ああ、とっても いいね。」
皆、うんうん頷きます。

「今の朗読を 皆、聞いていたかなぁ。」  
「聞いているといいな。」
「みんな ちがって、みんな いいんだ!」
こざる達は ホッとして 嬉しそうです。


こざるカフェは 今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
ダイバーシティ、多様性という言葉だけが 流行のようになってしまっている気がします。
よい毎日でありますように (^_^)

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