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同性婚、パートナーシップ宣誓、別姓婚 ~結婚、パートナーシップに対する思い~

相方と付き合って、12年4ヶ月が過ぎました。

これまで、セクシュアリティや当事者の思いなどをお話してきました。

東京、京都、大阪で一緒に暮らしていく中で感じたこと、パートナーシップ宣誓制度、同性婚、別姓婚について話ていく中で、二人の思いをお話したいとおもいます。


東京、京都、大阪で暮らしてどうだったのか

東京、京都、大阪・・・どれもいい街だと思っています。

それが、何故、今現在大阪に住んでいるのかというと、はっきりと理由があって大阪に住んでいるわけではないんです。

ただ、東京で暮らしていくのがしんどくなったっていうのがあったから、東京ではない

  • お互いの地元

  • 関西

のどちらかに移住したいという思いがありました。

なので、二人だけでなく、家族とも話をしてお互いの地元である福井や小田原ではなく、関西に移住することにしました。

関西に移住してどうだったのかというと、関西に移住してからパートナーシップ制度を使えるようになったってのが大きかったかもしれません。

パートナーシップが使えなかったのではなく、東京で最後に住んだ板橋が、当時パートナーシップ制度が導入されていたなかっただけなんですが・・・。

東京から関西に移住して、精神的に安定したのもあります。

だから、関西に移住して良かったなって思っています。

パートナーシップ、同性婚についての思い

パートナーシップ制度の導入が始まったのは、2015年11月に渋谷区、世田谷区で施行されたのが始まりです。

婚姻の自由をすべての人に訴訟(通称:同性婚訴訟)の提訴をしたのが、2019年2月14日です。

同性婚訴訟の提訴の日に行われた東京1次原告の報告会は、まだ東京に住んでいたので、報告会に参加した思い出があります。

僕自身、同性婚ができないことが不思議なことだと思っています。

そして、

  • 異性婚が正しい

  • 結婚したら子供を産み育てるものだ

などの考えを押し付けるのもどうなのかなって思ったりします。

LGBTQ+がいることはわかっているけど、臭いものに蓋をするように、見なかったことにするってのもどうなのかなって思います。

なので、はっきり言って、同性婚ができないのは、政府である自民党が党として、

  • 古臭い考え

  • 古臭い風習

こそが日本であり、日本の家族観、日本の家制度なのだということを押し付けているに過ぎないと思います。

また、パートナーシップは自治体の中だけの制度だということを理解していないばかりか、同性婚を認めてしまえば日本は終わりだと言わんばかりの自民党の考えがどうなのかなって思います。

同性婚ができないことを理由に、僕の友人の中にも養子縁組を利用しているカップルがいます。

養子縁組は、親子関係を作り出す法制度なので、歳上が親になり、歳下が子になることになります。なので、法律婚をした夫婦が法的に守られるのとは異なってきます。

そして、養子縁組は親子として戸籍に記載されてしまうので、苗字が同じになってしまいます。苗字を同じにしたいLGBTQ+のカップルならいいんでしょうけど、僕たちカップルは、

  • 名義変更の多さ

  • 同性婚を認められた時にどうなるのかわからない

  • 法的に守られたいけど、法的な関係性が親子ではなく、パートナーとして
    認められたいと思っている

といったことがあるので、養子縁組をしようとは思いませんでした。

そして、パートナーシップ制度を利用することを選択しました。

とはいえ、同性婚が認められたからと言って、すぐに結婚をしようとは思いません。それは、同姓婚であって、別姓婚ではないからなんです。

同性婚、同姓婚、別姓婚に対する思い

  • 同性婚・・・同性で結婚をする

  • 同姓婚・・・結婚で夫婦どちらかの苗字に合わせる

  • 別姓婚・・・結婚しても夫婦共に苗字が変わらない

僕たちカップルは、同性婚が出来るようになることを望んでいます。
また、同姓婚ではなく、別姓婚ができるようになることを望んでいます。

なので、同性婚が出来るようになったからといって、現行の婚姻制度のまま同性婚ができるようになるのであれば、法律婚をする気はありません。

別姓婚を望む理由としては、

  • 苗字を一緒にしたいと思わない

  • 名義変更が多すぎる

  • 相方の名字を残したい

といった理由があるからなのです。

同性婚の別姓婚でなければ、結婚を望まないといってもいいのかもしれません。

何にせよ、今のままの自分で結婚できるのがイイですね。

結婚して変わることがあったとしても、変えることが正しいとは思わないです。

まとめ

今回は、パートナーシップ、同性婚、別姓婚に対しての思いを話しました。

今回の話から言えることは、同性婚ができないことが不思議だということです。そして、同性婚が出来ないことは、古臭い家制度、古臭い結婚観を押し付けているってことなんです。

LGBTQ+の中には、養子縁組を利用しているカップルもいます。そして、同性婚だけを望むカップル、同性婚と別姓婚の両方を望むカップルがいます。

今後、同性婚が出来るようになった時、養子縁組を利用しているカップルがどうなるのか、別姓婚がどうなるのか、といったことに注目が集まることになるんだと思います。

なので、今以上に婚姻制度、結婚について考えて行く必要があるんじゃないかなって思います。

それでは、今回はここまでにしたいと思います。

皆さんのLGBTQ+に対する理解、同性婚への思いの理解に繋がればと思います。

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