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「あんぎお日記」(1991年12月11日)

十二月十一日(水)
 詳細は忘れたけれど、前向きに出発するところで夢は終わった。
『海游録』(申維翰【しんゆはん】、平凡社東洋文庫)。朝鮮通信使の記録。
 昨夜はずっとイヤホンでラジオを聴いていた(英語、イタリア語講座など)。外国語の番組を聞いていると何か元気が出てくる。語学のラジオを聞くことで、一日のうちにやることが飛躍的に増えた。
 春頃にゴールドスミス、ニュースクール、バークリーを見学に行くというのは?
 韓国へ行くこと。香港へ行くこと。
 FSで中國人アーティスト達の特集を読む。西洋に打ち込まれる東洋のくさび。楔。功夫靴。
 あのさむうぉん・ぱいくはNYで花屋をしている。
 仙台弁。「いっそ~ばり」(いつも~だけ)。
 O看護婦の一瞬の笑顔で空間が変わる。
 金成町の婆さんの話す言葉がほとんど理解できない。同じ県内出身の私にもわからないのだから、他の土地の人には全く理解できないだろう。 
 今日は錯乱気味で落ち着いて文章を書くことができない。脳が活性化され過ぎ。語学学習と音楽の方に頭が切り替わっているからだ。


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