1月31日のフルーツサンド。
『ただいま。お仕事早く終わったよ。』
『今日は1月31日。何の日か知ってる?』
旦那が仕事から帰ってきた。昨日の時点では「帰りは20時は過ぎると思う」と聞いていたのでずいぶんと帰りが早い。
そして1月31日が何の日か全く思いあたらないし、“もしかして大事な日忘れてるとかないよね”と記念日、結婚した日…誰かの誕生日…と記憶をさかのぼってみるが特に思い出せない。
「今日は1月最後の日!」
全く思いつかない私はカレンダーを見たまま元気よく答えた。ふふふと笑っている。どうやら思った答えではないようだ。
1月31日って何の日?
結局わからず、旦那に尋ねた。
『1月31日ってね、語呂合わせで愛妻の日なんだって。だから今日は可愛いフルーツサンド買ってきてみたよ~。あとで一緒に食べようね』
「えっ…愛妻の日なんてあるの知らなかった。フルーツサンド可愛い…嬉しい…」思いがけないサプライズ。なにげない1月最後の日がなんだか愛に溢れた素敵な日になった。
本当は駅前の31アイスクリームにしようと思ったんだけど、31日だから31%オフの日でしょ。すごく混んでて諦めちゃったんだあ…という購入時のこぼれ話を聞きながら冷蔵庫にフルーツサンドを入れた。フルーツサンドを入れるだけで冷蔵庫の中が可愛くなった気がした。
ご飯を食べて少し経ち、おまちかねのフルーツサンドを食べる時間になった。フルーツサンドは可愛いけれど、ものによっては大きくて食べづらかったり崩壊することもあるので取り皿を机に用意してみた。
すると旦那は『取り皿を使わなくても、綺麗に食べることができます』と謎の自信を持っていて、いちご・キウイ・みかんの部分…と3口ぐらいで、もさもさ豪快に食べ始めた。確かにこぼさず綺麗に完食していた。
なんでそんなにきれいに食べれる自信があるのかと聞いてみると『普段からパフェとか可愛いものをたくさん食べてるからいける気がした』と根拠がよくわからないことを言っていたが、可愛いので許した。
「じゃあ、わたしも土曜日お友達とカフェで可愛いケーキを食べたからきっと綺麗に食べられるね!」と真似して豪快に食べてみたが、クリームまみれになった。
わたしは手書きが好きで、毎日手帳にスケジュールや日記を書いています。
絵日記など、用途に応じて今年は計4冊ほど。
今日の出来事も忘れないうちに書き記した。写真は3行日記でシンプルだが、絵日記にはいちごやキウイ・みかんが入っていたことや豪快に食べたことなどを色付きのイラストで描き、より温かみのあるページになった。
一緒におうちでフルーツサンドを食べてぽかぽかした気持ち、今は覚えていても数か月後、1年後にはきっと忘れてしまう。
1年後の寒い冬。去年ってどんなことしてたっけ?と、ふと読み返したとき。フルーツサンドを豪快に食べたことを思い出してぽかぽかできたらうれしいな。
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