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今宵堂の干支酒器 卯ノ巻

「ウサギはニンジンが好き」というのは、絵本のピーター・ラビットが広めたイメージ。しかもピーターが食べていたのは、実はラディッシュだったそう。ま、酔ってしまえばどうでもいいこと。

「キャロッ徳利」「ラビッ徳利」  (各 ¥3000-)


もしもしカメよ、カメさんよ。どうしてそんなにのろいのか。ここらでちょこっとひと休みと、ウサギはひっくり返っておちょこになりましたとさ。余裕綽々、いや余裕酌々で寝正月を。

「ちょこっ兎」  (¥ 1500-)


月にうさぎがおりまして、杯(つき)にもうさぎがおりました。餅をつくのもいいけれど、燗で満たされた望月の中でゆっくり酔いに浸かりたい・・・。

「卯さかづき」  (¥ 1500-)


「うにくらげ」か「うなきゅう」か。二種の肴を左右に盛って、盃片手に迷い箸。右にしようか左にしようか、悩みながらまず一杯。右はしょっぱい、左はすっぱい、悶々しながらもう一杯。どちらにしようか迷う間に酔いがまわって寝落ち酒。

「二兎肴皿」  (¥ 2200-)


昼下がりの大衆酒場。壁に並んだ魅惑の字面を眺めて杯を傾ける。お次は何にしようかと迷っているのが至福の時間。隣の客のセレクトについつい耳をそばだてて、固まる姿はウサギのよう。

「短冊箸置」  (¥ 500-)


唄か踊りかそれとも酒か。小さな賽に運命を委ね、出た目の通りに振る舞うべし。「兎」が出たなら、かわいく跳ねて、バニーの真似をするんだピョン♡

「座興賽」  (¥ 500-)


小さなウサギは泥酔除けの御守。懐に忍ばせてお出かけを。指でつまんで立たせられなくなったらそれが深酒の合図。兎にも角にもお開きの時間ですよ。

「酔うさぎ」  (¥ 500-)