見出し画像

女は"若さ"という武器を失った時に本当の"武器"が見える

最近アウトプットをサボりにサボっている。
ブログもyoutubeも。

その原因は暑さと湿気だ。
毎年私はGWが終わると底知れぬ虚無感と喪失感に襲われる。

ダイエットはうまくいかないし、付き合ってた彼氏は中々結婚してくれないし、仕事もいまいち楽しくなくて飽きた。

毎年同じことのくり返しで、同じことに悩み、それでも時間はどんどんと過ぎていって少しずつアラサーというグルーピングから位置がズレてきて、アラサーと自称しづらくなってきている。

今は、ミドサーなる言葉があるのだが、35歳前後の人のことを指すようなので私はギリギリセーフだ。

気分がいい時は早く年を取りたいだの、年齢を重ねることは怖くないだの戯言を並べる私もやっぱり女性として結婚や出産を意識する限りは、年齢や若さという呪縛からは逃れられない。

最近、友達が結婚したフェーズから出産したフェーズにステージが変わった。

32歳の私はあと1ヶ月で33歳となる。
26歳で離婚を経験して、早6年。
なにをやっていたんだと自分の頬をひっぱたきたくなってくるのだが、いやいや待て待てそれなりに相手はいたということに気づく。(まともか否かはさておき、少なくとも期待はしていた)

10代後半から20代前半の私はとにかく生き急いでいた。

24歳で結婚した時も、少し誇らしかった。
周りは社会人3年目に突入し、仕事がこれからというときに合コンしたりしていたが、なんとなく大学時代で一通り男遊びを経験した私からするともう次のフェーズに行きたかった。

早く結婚することにはメリットがあると思う。
子供を早く産んで若いうちから育てられること?

いや、それもそうだが、結婚式を気持ちよく祝ってもらえることだ。


なにを言ってるのかと思われるのかもしれないが、もう一度言う。

結婚式を気持ちよく祝ってもらえることだ。
もちろん、結婚式というのは大前提気持ちよく祝うつもりがないといけないイベントだが、まだ20代前半のうちは誘いやすい。

周りも遊びほうけているので、当たり前の如く『もう結婚するの?勿体ない〜。でも幸せならいいね!』って放たれる言葉に嘘はない。

これが20代後半となるとさらに喜ばれづらくなる。
明確に相手がいる人といない人がいるからだ。
30代はもう呼ぶ人さえいない。(私の場合)

これはあくまで、私の偏見だが、女性にとって若さというものはやはり貴重なもので、歳を取れば自信だってなくなる。

若さというのはRPGのゲームを始める時のボーナスコインに似ている。最初に多めのコインをもらってそれをどうやって使うのか、なにに使うのかを決めながら進んでいった結果大きなリターンとなるのかギャンブルのように使い果たしてしまうのかは人それぞれだ。

自分が男の立場に立って考えても、やはりそれなりに相手を選ぶなら若い方がいいと思うことは至極当然のことだ。

どこかの学者が富や権力よりも人生の豊かさを与えてくれるものは人間関係だと言っていたが、なんでもオンラインで済ませることができる今新しいコミュニティをどうやって探していいかわからないというのが正直な本音だ。


女性は結婚してる人、子供がいる人、独身な人それだけでも大きく脳みその中で考えることが変わる。

話も合わなくなってくるし、昔ながらの友人に会った時に楽しいと感じなくなることが一番悲しい。

どんなに完璧な人間だって、何かしら人と比較したり羨ましいという気持ちを持ち合わせていると思うから、自分の根本的な欲求に対しては、自分くらいちゃんと向き合ってあげるべきなのではないかと思う。

生き急いで自分一人で何もかも決められるのは、若さという武器を振り回していた時の私で、ある程度歳を取るとなにを武器にして人生を生き抜いてきたか、少ない人生の中でどんな武器を手に入れてきたかが、自分のその先の人生の質を決めるのかもしれない。


お金なのか、パートナーなのか、家なのか、子供なのか、女は若さという武器を失った時に、次にどんな武器が残っているのかが大事なのかもしれないとふと思ったが、人生というのは今が一番若い。


後悔のない人生を生き抜くために今手元にあるコイン(時間)をなにに使うのか。

ただ人生は辛いことばかりではなく努力している人の元にはたまにボーナスがやってくる時もある。

今ある時間を無駄にしないように今日もダラダラとカフェでお茶を啜りながらそんなことを考えていた。

本当に人間というのは不合理な生き物だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?