ダンジョンズ&ドラゴンズ:リプレイ『アイススパイア山の竜:異形の緑竜編』
【導入】
???:「――おい!意識が戻ったぞ!ったく、心配させやがって……」
DM(Kasumi):君達の意識が覚醒した時、見上げた先にあるのは崩れかかった天井だ。見回すならば、明らかに歪んだ窓、壊れかけの柱。どこをどう見ても、廃屋の一つとしか言いようのない有様だ。
DM:そして声の主……座礁リヴァイアサン亭の店主であるウィルキンスが、君達の覚醒に安堵の息を吐く。
ウィルキンス:「よう、お前達。状況は……あー、わからねぇよな、多分」
DM:彼の額には包帯が巻かれ、君達も体のあちこちが痛み、包帯などで処置こそされているものの傷だらけであることを自覚する。中には、自身の体に奇妙な虚脱感が残っていたり……瓦礫で頭を潰された感覚が残っているものもいるかもしれない。蘇生魔法によって自身が死から引き上げられた者も、中にはいるのだろう。
DM:何故、こうなってしまったのか。
DM:ここは、どこで。今は――いつなのか?
DM:差し込む朝日だけが、今は君達の目を痛めつける。さて、今日はここから物語を始めよう。
ウィーヴラ(PL:シカナ):「……う……ここ、は?」痛む頭を抑えつつ、ドラゴンボーンの女が低く呻く。
メル・アルクト(PL:古矢沢):「……?」体の痛みに耐えながら、周囲を見渡す。
レニッサ(PL:しゅう):「……あ……あ……?」呻きながら目だけをきょろきょろと左右に動かす。
レイ(PL:Gendrun):「......む」パチリと目を開け、周囲を見渡す
ボルグ(PL:ねこぞう):「……?」むくりと起き上がる傷だらけのボルグ
ボルグ:「何だこれは、何があった…?」
レニッサ:やがてゆっくりと自分の右手を持ち上げ、横たわった自分の目の前に掲げる。
レニッサ:「……腕は、ある……」
メモラ:「…ふー。飛び起きたりはしないでほしいッス。骨とか肉とか、まだ馴染みきってないかもしれないんスから」君達の様子を見ながら、手桶に入れた水と布巾を差し出すウッド・エルフの女が見える。彼女も負傷の跡があるが、軽傷だったようで……
メル・アルクト:「ああ……うん、何があったの……?」
メル・アルクト:「記憶がはっきりしないけど……」不安げに。
ウィーヴラ:ゆっくりと身を起こし、両手を握り、開く動作を何度か繰り返す。
ウィルキンス:「……いいか。驚かずに聞けよ」
ウィルキンス:「お前達が、ネヴァーウィンターでの式典の真っ最中、建物ごと生き埋めになってから」
ウィルキンス:「今日で、三日目だ」
レニッサ:ゆっくりと上半身を起こし、輪郭を確かめるように自分の顔に触れる。
メル・アルクト:ギョッとします。
ボルグ:「……何だと?」
レイ:「ふむ....」起き上がって胡座をかき、違和感を感じて片目に触ると顔の半分に包帯が巻かれてることに気づく
レニッサ:「……式典だって?」
ウィーヴラ:「建物ごと、生き埋め……で、ありますか?」口の具合を確かめるかのように、ゆっくりと。
ボルグ:「眠っていたのか?3日間もの時を」
メル・アルクト:「ネヴァーウィンターの……?」
レニッサ:「なんだってそんな……痛ッ」ウィルキンスの方に向き直ろうとして、胴体に走った激痛に顔をしかめる。
DM:段々と、記憶がはっきりとしてくる。
DM:アイススパイア山にて、クライオヴェインを打倒し……それからまもなく。知らせがネヴァーウィンターに届いたあと、君達を招いた大きな式典が行われていたのだ。無論それは、君達だけではなく、この地でかの竜の討伐に協力した人々を労うためのもの。
メル・アルクト:ファンダリンでのどんちゃん騒ぎからはどのくらい後でしょうか。
DM:あのあとすぐくらいかな、だから、クライオヴェインの討伐から一週間弱ほどか。
メル・アルクト:「ああ……思い出してきた」
メル・アルクト:「だ、大丈夫!?」 はーい。
ウィーヴラ:「……たしかに、そんな式典もあったでありますな」目を細め、低く唸る。
ボルグ:「…そうだ、確かに参加していた」
DM:だが、その式典の最中。街が騒がしくなり――君達が、その式典の行われていたホールから外に出ようとした時。
ボルグ:「そこまでは覚えている」
DM:天井を突き破り落ちてきたものが、何もかもを押し潰した。
レニッサ:「……あー、大丈夫じゃない。いたたた……」眉間に皺が寄るが、この口調では実際耐えられないほどではないのだろう。
ウィーヴラ:「しかし……しかし、他の参加者の皆様は?無事なのでありますか?」
レイ:「.......メモラさんは傷が比較的浅いようですね。何よりです」
DM:かろうじて、君達が這い出した先で見たものは――
DM:夜のネヴァーウィンターの瓦礫の中、見上げるような巨体の……濃い緑の影。
DM:それが、都市へと根を下ろす姿であった。
DM:そして、まもなく瓦礫の中より飛び立った銀色の竜が――影から伸びた無数の触手により、胴を滅多刺しにされて地に落ちる景色。
メル・アルクト:青褪め、深刻な表情をします。
メル・アルクト:「……あれから、どうなったの?」平静を保つよう努力しながら聞きましょう。
DM:――まもなく、運良く這い出ることができた者達も、瀕死の怪我により意識を失うか。
DM:あるいは、――ともかく、今この廃屋の中にいるのは、君達とウィルキンス、それにメモラと……幾人かの、ネヴァーウィンターの衛兵だ。
ウィーヴラ:かの濃緑の影と、落ちてきた銀竜を思い出し、拳を握りしめる。
ボルグ:「…そうだ、思い出した」
ボルグ:「襲撃を受けたのか、我々は」
レニッサ:「……あー、思い出した。完ッ全に思い出したとも」不機嫌そうな顔で呻く。
レイ:「....完全に油断していましたね」
ウィルキンス:「あの野郎はネヴァーウィンターを我が物顔で占拠して、俺達はバラバラ」
ウィルキンス:「……なんとか、瓦礫から助けれる奴らを引っ張り出して、神官連中がそれぞれに運び出す時間はあったが、そっからは動けやしねえ」
レイ:口惜しそうな顔
メル・アルクト:大きな息を吐きます。
メモラ:「外、見るッスか?」
レニッサ:「占拠……あのクソッタレはまだネヴァーウィンターに居座ってるわけだ」
メル・アルクト:「ああ……見よう」
メル・アルクト:「今、できることを考えるにはそれが必要だ」
レイ:「そうですね」身体の調子を確かめつつ立ち上がり
ボルグ:ボルグもゆっくりと立ち上がり、窓際へ
レニッサ:眉間に刻まれた皺は深く、これまで彼女がしたことないような不愉快そうな形相に歪んでいる。
DM:窓を覆うカーテンをずらし、そこから見えるのは……
ウィーヴラ:窓の向こうを見ようと、目を細める。
メル・アルクト:(皆……無事でいてくれよ……)仲間達の姿を思い浮かべながら外を見る。
DM:植物とも竜ともつかぬ異形。それが、ネヴァーウィンターの北側の一角にあたかも、巨大なる肉の尖塔が如く腰を下ろす景色。
DM:その体からあちこちに伸びた蔦のようなものは、どれもが緑色の鱗で覆われている。
ウィーヴラ:『なんたる……!』低い唸りのごとき、竜語の呟きが漏れる。
DM:それが、今は朝日を浴びて奇妙に動作を止めているのが見える。
メル・アルクト:目を見開きます。
レイ:「....アレが襲撃者ですか。確かに竜の様な顔ですが...」
メル・アルクト:「占拠と聞いて……どういう形になってるのかと思ったけど……」
メル・アルクト:「……なる……ほど……」言い切った後、ゲホゲホとせき込みます。
ボルグ:「竜…か?アレは」
レニッサ:「……なんだありゃ。もとが蜥蜴人の分際でデカい面して」舌打ち。
メル・アルクト:「……そうだよね、やっぱり……」
メル・アルクト:「あいつだ……!」
ボルグ:「むしろ植物か…昆虫のようにも見えるな」
メル・アルクト:声が震える。
ウィーヴラ:「なにがどうなってあのような……」言いかけ、レニッサの呟きに不機嫌そうに目を細める。
レニッサ:「あの緑の鱗。見間違えようがある?」
メル・アルクト:「……ないね」
レイ:「確か緑竜の鱗を取り込んだ蜥蜴人でしたか」
メモラ:「竜の鱗を取り込んだ、とは聞いてたッスけど」
メモラ:「ありゃ、明らかにそれ以上じゃないッスか」
ウィーヴラ:「あそこまで成り果てるとは。……思いもしなかった。我が想像力の欠如を呪うであります」
レニッサ:「さらに力を欲して、外界のヤバい神格でも重ねて"降ろし"たか……。まあ、なんであれ元がヤツなのは間違い無いだろう」
ボルグ:「信じられんな…あんな怪物が出来上がるとは」
DM:メルはある存在を、思い出すことができる。
DM:死泥の大蛇。不老不死ゆえの諦観から、他者へと忌むべき秘術を齎す悪。それの知恵を、アクアクは受け取っていたという。
メル・アルクト:確かに、アクアクに対する情報収集の中で聞いていてもおかしくないですね。
メル・アルクト:「死泥の大蛇の入れ知恵……かな」では情報共有しましょう。
ウィーヴラ:「……御使(ルエル)殿は?ご無事でありますか?」意識を失う直前の景色を思い出し、誰にともなく尋ねる。
ウィルキンス:「あー……それがな」
ウィルキンス:「ここから北の方で、手当を受けてるとは聞いたんだが……」
DM:そこまで言いかかった時、廃屋の外に足音が複数。シューシューという呼吸音が、君達の耳に届く
メル・アルクト:「!」警戒します。
ウィルキンス:「嗅ぎつけられたってか」
ウィーヴラ:メルの情報とウィルキンスの言葉に、軋む音が鳴るほどに牙を噛み締める。
メル・アルクト:痛む体でなんとか起き上がりましょう。
ボルグ:「…」腰に手を当てるが…剣がない
レニッサ:「……ッ」ぴたっと動きを止め息を殺す。
ボルグ:「…武器は?」
メル・アルクト:荷物とかは回収できてるかな?
レニッサ:胸元を探り、聖印の刻まれた短剣の首飾りを確認。
レニッサ:「……あいにく、この状況でも強欲の神は所有物を手放す気は無い、ってことね」
メモラ:「武器の類は、そっちに纏めてるッス」と、彼女が指差す先には……一応、衛兵などの武器などで使えそうなものを並べた程度のものがある。君達を引っ張り出すことで精一杯だった、ということだろう。
ウィーヴラ:「戦う手段が残っているだけ、上等と考えるでありますよ」のそり、と立ち上がり、適当なロングソードを無造作に掴み上げる。
ボルグ:ちなみにアミュレット系は?
DM:アミュレットの類は……まぁいいとしようか
メル・アルクト:フルートはなしな感じです?
DM:ある扱いでいいよ
レイ:「........なら短剣でもいただけますか。素手でも戦えますが剣聖門の一派としては武器も持っておきたいので」
ボルグ:「戦う手段があるだけ、マシと思うか」グレートソードを手に取る
DM:そしてまもなく、君達の存在に気づいてるのか。ドアがどんどんと叩かれ……それを抑えていた衛兵が、ドアごと弾き飛ばされ、地面へと転がる。
レイ:ショートソードを掴んで軽く回して具合を確かめる
レニッサ:顔をしかめながらベッドからゆっくりと降り、短剣で自らの掌に浅く傷を入れる。「せいぜい、大事な玩具が壊れないようにしてくれよ」自虐するように。
ウィーヴラ:「レニッサ殿、メル殿。自分の後ろへ」もう一つ盾を取り、前へ進み出る。
DM:向こうから姿を表すのは、2体の蜥蜴人。だがその体は、アクアクの体に埋め込まれていた緑の鱗によく似たもので覆われ。更に、その体のあちこちに蔦のようなものが生えている。
レイ:「メモラさんも下がって下さい、治療で力を使っているでしょう」
メル・アルクト:「……うん!」フルートを構え臨戦態勢。
メモラ:「あの怪物樹の実ってとこッスよ、こいつら」枝葉かもしれないッスけど……と。
ボルグ:「フン、トカゲの次は植物と来たか」グレートソードを構える
ボルグ:「ウィーヴラ、合わせるぞ」
レニッサ:「どうも、お言葉に甘えて」蜥蜴人らしき相手から視線を逸らさず下がる。
ウィーヴラ:「……いくら彼奴の一党とはいえ、このような目に遭う謂れはないでありましょうに」悲しげに。
ウィーヴラ:「承知であります、ボルグ殿」
DM:しゅうしゅうと呼吸をするように、頭部の半分ほどを覆う蔦の間からは花が覗き。無事な方の目は、どろりと濁って君達を認識してさえいない。
レイ:「さて....」
レニッサ:「……ああ、気分が悪い。最悪だ」その目を見てしまい、吐き捨てる。
衛兵:「く、そ……病み上がりの奴らに、いいとことられてたまるか!」
衛兵:「ネヴァーウィンターの衛士の意地もあるってんだよ……!」
DM:というわけで、まあここは演出で倒してしまってもよい
レニッサ:ウオーッ
メル・アルクト:ウィーヴラの言葉に頷き、レイピアを手に取りましょうか。
メモラ:「じゃあお言葉に甘えて……」背中から弓を構え、手前の蜥蜴人の頭部を射抜く。
DM:だが、わずかに身じろぎをしただけで……蜥蜴人は変わらず君達に向けて襲いかかってくる!
ボルグ:「ッシィ!」踏み込みと共にグレートソード一閃!怪物を2匹まとめて切り払う!
レイ:「ハッ!」襲いかかってきた一体の顎を蹴り上げる
ウィーヴラ:「……ハァッ!」右の盾を構えたまま、左の剣でよろめいた怪物の頭を叩き割る一撃!
メル・アルクト:「エイッ!」レイに蹴り上げられた怪物の胴を貫く!
レニッサ:「……さあて、私の体を潰し気分を害した罪は重いぞ」低く呟くと同時、振り上げられていた蜥蜴人の腕を光線が切断!
DM:それらが、君達の攻撃を受けて倒れ伏し。断面を晒すならば、そこに見えるのは植物に半ば侵された蜥蜴人の肉体だ。
ウィーヴラ:辟易するように小さく呻きを漏らす。
ウィルキンス:「ようし……その様子じゃ、まあ"やれる"ってわけだな」彼自身も棍棒を一つ掴み、軽く振る感触と共に。
ボルグ:「ハァッ!」グレートソードの一撃を放ち、近づいてきた怪物の胴を蹴り飛ばした
ウィーヴラ:『何をしでかした、あの司祭は……!』竜語で毒吐く!
レニッサ:「……中身までまともじゃなくなってる。これは……」 しゃがみ込んで観察。
レイ:「もはやどちらが本体かわからない有様ですね」
衛士:「よし!あんたらが動けるなら、ここに居座る理由もない!」
衛士:「ここから北にある大きな避難所に向かうぞ!」
メル・アルクト:「分かった!」
レニッサ:移動する前に、この植物についてぱっと観察して分かる情報とかあります?
ウィーヴラ:「承知であります」剣にこびりついたなにかを振るい落とし、答える。
ボルグ:「腹の底まで怪物に成り果てたらしいな…それと油断するなよ、レニッサ」レニッサへと最期の一撃を加えようとしていた怪物にトドメを刺しつつ
レニッサ:「……っと、そうだね。ありがとう」観察を中断、立ち上がる。
DM:看破で判定をよろしく
天狗ダイス:看破(レニッサ):1d20 = (3)-1 = (1)合計値:2
天狗ダイス:看破(レイ):1d20 = (6)+3 = (3)合計値:9
天狗ダイス:看破(ウィーヴラ):1d20 = (10)+1 = (1)合計値:11
天狗ダイス:看破(メル):1d20 = (14)+2 = (2)合計値:16
天狗ダイス:看破(メモラ):1d20 = (4)+4 = (4)合計値:8
天狗ダイス:看破(ボルグ):1d20 = (1)合計値:1
DM:では、それらの体表を覆う緑の鱗は、よく見れば植物の葉のような紋様にも見える。 ――そも、緑竜アズドラカとやらは一体何者だったのだ?
DM:君達が北に進路を取る間にも、何体もの蜥蜴人が徘徊しているのが見える。
メル・アルクト:顔を顰めつつ、歩を進めます。
DM:それらは、効率的に生存者を見つけ、殺してその血を吸い上げることが目的なのだろう。あるいは、死んでいてもかまわないのかもしれない。路傍の死体にたかり、その血をすすって膨れた個体も見えた。
メル・アルクト:「……ウィーヴラさん、大丈夫?」
メル・アルクト:同じく、アクアクと強い因縁のあるものとして声をかける。
ウィーヴラ:「ん?ああ……大丈夫でありますよ。自分は冷静です」強いて笑みを見せる。
ボルグ:「一体何匹いるのだ」死体にたかる個体を切り伏せる
レイ:「...見た目こそ蜥蜴人ですが、行動は獣以下ですね」
メル・アルクト:「……そうか、ならよかった」
レニッサ:「……数が多いな、雑草のようにうじゃうじゃと」不機嫌なのか罵倒の語気が強い。
ウィーヴラ:「……こう口に出てしまう時点で、好ましくはないでありますな。正直、腹の中は煮え返っているでありますが……」と、倒れ伏す蜥蜴人に、哀れみの眼差しを向ける。
ウィーヴラ:「見るに耐えないという気持ちが強い。……今度こそ、彼奴をどうにかせねばなりますまい」
メル・アルクト:「だねぇ……ある程度は心の整理をしたつもりだったけど……」吐き気を押さえながら。
メモラ:「見えてきたッス」と、彼女が指差す先。それはネヴァーウィンターの守護卿地区にある、ティアの神殿である正義の館だ。
ウィーヴラ:「おっと、それは何より」意識して明るい声を上げる。
DM:周辺にはバリケードが築かれ、その上には衛士や、幾人かの民兵の姿も見える。
レイ:「彼処ですか」
ボルグ:「生存者もいるようだな」
レニッサ:「他の生存者もあそこにいるってわけね」
メル・アルクト:「……」ぎゅっ、と胸を押さえます。
ウィーヴラ:「そのようでありますな」おおい、と盾を持つ手を挙げて合図を送ってみよう。
DM:君達の到来に手を振るのは、クロスボウを構えている……タルク工房の従業員らしいノームの女性で。
レニッサ:果たして顔を知っている者のうちに何人があそこにいるやら。そんなことを考えながら口には出さない。
レイ:煩わしくなってきたのか顔半分を覆っていた包帯を取り去る、何かが当たったのか痣になっているが気にする様子はない
フェル:「こっちなのだー!」
ボルグ:「行くか」
ウィーヴラ:「……だ、そうであります。向かうでありますよ」のしのしと歩みを進める。
メル・アルクト:「……フェル!?」見知った顔を目にし、少し平静を取り戻します。
ボルグ:「知り合いか?」
レニッサ:「あんまり大声出さないでほしいな……」蜥蜴人の注意を引いてないかと警戒しながら向かう。
メル・アルクト:「うん」
ボルグ:「そうか、生きていてよかったな」
メル・アルクト:強く頷きます。
DM:そしてバリケードの一角、それをぐいっと押して開くのは……
DM:あちこちの部品が欠損した状態の赤い鎧を着た……うん、ボブだね……
DM:ボブですって顔をしてるけど……
フェル:「エルグさま!早く開けるのだ!」
DM:ボブだって言ってるだろって顔をしてるけどそんなことに拘泥している場合ではないので頷いて扉を開くぞ
ウィーヴラ:ボブを見て、わずかにその表情が柔らかくなる。
メル・アルクト:「ボブ!」心配と安心が入り混じった声を上げます。
レニッサ:「おや、君も無事だったようでなにより」ボブを見て表情が和らぐ。
メル・アルクト:「生きてた……!」
ボルグ:「エルグ?ボブ?どちらだ」
ウィーヴラ:「無事で何より」それだけを言い残し、ずんずんと扉の奥へ。
ボブ:「どっちでもいいだろ。生きてて……ああ、くそ」
ボブ:「さっさと入れ!」と、顔をぐしぐしと拭いながら君達を中に引き入れて。
メル・アルクト:「う、うん!」
レイ:「貴方ですか。無事で何よりです」一応背後警戒して皆が入った後入る
【正義の館】
DM:正義の館の中は、なんともまあ……野戦病院のような有様だ。
DM:あちこちで避難民が引っ張り込まれては、手当を受けて……敷地の墓地は、粗製の墓標がいくつも見える。
ボルグ:「…一体何人がここに?」
レニッサ:「……ひどい有様だな。痛ましい」ぼそりと。
ウィーヴラ:墓標に目を留め、小さく弔いの印を結ぶ。
イノー:「負傷者から順に食料を配りなさい!」
イノー:「守護卿からの指示です。備蓄の消費に糸目はつけぬように……おや」などと、衛兵達に指示を出す補佐官の姿もある。
レイ:「下手すると私達もあの下でしたね」
ウィーヴラ:「然り。とはいえ、幸運にも我々はまだ地の上に立っているであります」
DM:イノーは、片方にヒビの入った眼鏡越しに君達を見つけ……。
イノー:「あの式典以来でしょうか。無事でなによりです」
メル・アルクト:「……そうだね、良いところに目を向けて行こう」
メル・アルクト:「この状況で、僕達がふさぎ込むわけには行かない」涙を堪えつつ。
ウィルキンス:「おう、これで南地区の無事な連中は……多分こいつらが最後だろうさ」
ウィーヴラ:「ええと……たしか……イノー殿、でありましたな。貴女も無事なようでなによりであります」
メル・アルクト:「皆も無事で何よりだよ……」
メル・アルクト:「……そう、か……」ウィルキンスの言葉に。
ボルグ:「そちらも生きていたか」
レニッサ:「無事というより、死に損なった、ってとこかな」無理矢理笑おうとするが顔がひくついてうまく笑えなかった。
イノー:「ですが、生きているということは喜ばしいことです」
イノー:「食料などの配給はかろうじて行われています。身分の保証は、不要でしょう」あなた方のことを、補給官も知っていますから、と。
メル・アルクト:レニッサの方を心配げに見ます。
メル・アルクト:彼女がこのような言動、このような表情をするほどに追いつめられるとは。
レニッサ:心配いらないさ、と目でメルに告げる。
メル・アルクト:ではそれを受け、頷きましょう。
メル・アルクト:「ありがとう」
ウィーヴラ:「多少は運も上向いてきたようで」敢えて軽い口調で、そう呟く。
レニッサ:その表情には疲れが見えるかもしれないが、生きて動けるだけマシなのは間違い無い。
DM:正義の館のあちこちでは、所属も種族も関係なく……人々は手当や道具の修理などを続けているのが見える。
DM:ここに諍いがないということは、それだけの余裕が無いということか。それとも統制が取れているということか。
レニッサ:「……あの草に覆われた蜥蜴人共はいったいなんなんだい。それに、あのクソ忌々しいデカブツだ」直截な罵倒を吐きながら適当な柱にもたれかかって体重を預ける。
ボルグ:「まさかこんな形で様々な種族が協力し合う様を見ることになるとはな…」
レイ:「私達の武装は瓦礫の下ですかね」身体捻ってゴキゴキと鳴らしつつ
DM:君達のもとにも、赤毛の……ネヴァーウィンターの衛士の鎧を着込んだ男が、食料のカゴを掴んで持ってきて「しっかり食いなよ」などと言って、他の者達の元へと歩いていくのも見えるだろう。
DM:遊び人風の貴族の野郎に見えたが、なかなかその動きは実直なものに思えた。
ウィーヴラ:その背に一礼を送り、レイの言葉に天を仰ぐ。
ボルグ:「何とかして武器を回収したい所だな」
ウィーヴラ:「……命を拾えたとはいえ、かの剣を失ってしまったのは……やや痛いでありますな。あれは手放したくはなかったのでありますが」
レニッサ:「……どうも」端的に礼を言い、硬いパンを受け取る。
メル・アルクト:「だねぇ……回復薬とかも、ここにあれば……」
イノー:「それにつきましては……」
イノー:「……この奥の聖堂へ。そちらに、それをわかる方々と。あの竜も……」
ボルグ:「流石にこの剣では心許ない」
メル・アルクト:「ああ、ありがとう」食料を受け取り礼をします。
ウィーヴラ:「御使殿が!?」勢いよく立ち上がる!
メモラ:「だから急に動くと傷が開くッスよ!?」
ウィーヴラ:「ええい、今はそれどころではないであります!」足早にイノーの指し示した方向へ歩き出そうとする!
メル・アルクト:では自分も痛む体を強いてウィーヴラさんと共に行きましょう。
ボルグ:「おい待て、倒れるぞ」
レイ:「動かない訳にも行かないでしょう」背や腹に痛みと違和感を感じているが口には出さず
DM:聖堂の奥に君達が向かうならば、そこはもともと、竜神バハムートを祀る区画だったのだろう。そこに、身を丸めるようにして銀色の竜がいる。
DM:だがその体には、特に胸のあたりにひどい怪我があり、魔法で治療でかろうじて傷は塞がれているのはわかるが……
レニッサ:「元気だねえ、私の主もそれだけ尽くし甲斐のあるやつだったらよかった」皮肉で調子を取り戻そうとしつつ、向かう。
ボルグ:「ゆっくり動け、ゆっくり」
メル・アルクト:「……ルエル」心配げに声をかけます。
DM:その竜は、君達を見て。しばらく目を瞬かせて、安心したように息を吐く。かろうじて命は拾ったということか。
ウィーヴラ:「……御使殿……ッ」一瞬だけ立ち尽くし、すぐに駆け寄ろうとする。
レニッサ:「……こりゃ、ひどい……」 むしろ、これでもまだ生きていられるのか。そんな感想がまず浮かんでしまう。
ボルグ:「…さすがはドラゴンだな」
ボルグ:「生命力は折り紙付きということか」
ルエル:『あはは……ごめんね、ちょっと、無理しちゃった』
レイ:「よく生きていますね」
メル・アルクト:深く、深く礼をします。
ウィーヴラ:「無理をなさらず」言いつつ跪き、その手を彼女の身体に掲げる。
DM:おそらく、心臓の半分ほどと肺の片方が使い物にならない状態になっているのだろう。 飛ぶことなど不可能。かろうじて、竜ゆえの生命力で命をつないでいるような有様だ。
ボルグ:「そちらは…大丈夫では無いか」
ウィーヴラ:その様子を見て、痛ましげに目を伏せる。自身の力では、治療の足しにすらならぬやもしれぬ……
ボルグ:「一体何にやられたのだ?」
レニッサ:「……まずは、生きててよかった」ルエルやウィーヴラになんと声をかけていいか分からず言いよどむ。
レイ:「植物の根の様なものに貫かれて居たような記憶はありますが....、表のアレですかね?」
ルエル:『アズドラカ。……だけど、昔よりも、もっと恐ろしい有り様になってる』
メル・アルクト:「アズドラカ……少し確認していいかな?」
ウィーヴラ:「……アズドラガ。そう言い切られるのでありますか?」思わず訝しげに。
メル・アルクト:「あの怪物はアクアクと……アズドラカ……」
メル・アルクト:「どちらが濃いものだい?」
レニッサ:「……」メルと同じ疑問を抱き、ルエルの答えを待つ。
ウィーヴラ:「かの者の有様は、到底自分たちが知るような緑竜のものとは程遠いように思えるのであります」
ボルグ:「アズドラカ?何百年も前に死んだはずでは?」
ルエル:『……わからない。あの白竜の血肉に、二つが、混ざり合って…蔦でそれが縫い合わされてるみたいな……』彼女自身も、感じたイメージを口にするが……それ自体では、はっきりとしたニュアンスは掴めていない様子で。
メル・アルクト:「白竜?クライオヴェインの血肉に?」
レニッサ:「……クライオヴェインのやつ、死んでもなお迷惑な」
ウィーヴラ:「白竜の血肉」
ウィーヴラ:『……厭わしき屍肉喰らいめ』後半は竜語の唸りである。
メモラ:「……それこそ、わけわかんないッスよ。ほんの数日前にやっつけたやつまで混ざってるってことで……」
ボルグ:「ふむ、死霊術の類か?」
レイ:「何にせよ、結構な強敵の様ですね」
ボルグ:「聞いたことのない魔術だが」
レニッサ:「蔦……死霊術か……」ううむと考え込む。
DM:さて、そんな話をしていると。
DM:不意に君達の後ろから、低いハスキーボイスが聞こえる。
???:『そりゃあそうよ。あれは多分、ナーガの秘術の類だもの』
メル・アルクト:振り返ります。
ウィーヴラ:「何奴!?」立ちあがろうとし……そこで初めて自覚したかのように、痛みに呻く。
レイ:「む....」
レニッサ:「……説明どうも。どなたかな?」 振り返る。
メル・アルクト:ウィーヴラを心配げに見つつ、次の言葉を待ちます。
ボルグ:「誰だ?」
DM:振り向くならば、そこには……ややホコリをかぶった礼服姿の男が一人。 小脇に抱える水晶玉から、手を振る蛇じみた男女不明の人物の顔が見えて。
ウィーヴラ:「むむ……」目を細める。
礼服の男:「アー……盗み聞きするつもりはなかったんですがねェ」
レニッサ:「……」男、そして水晶玉に目を向ける。
DM:と、自身の帽子を外して礼服の男は挨拶をする。
DM:ザナサー・ギルドの凶手、鎖蛇であると。
メル・アルクト:「……ザナサー・ギルドの」少し驚きながらも礼をしましょう。
ウィーヴラ:やや胡乱なものを見る眼差しを隠せないものの、敵意がないことを感じ取り沈黙を保つ。
鎖蛇:「あ、まあ今はそれはあんまり関係ないんで置いといてくださいねェ」
鎖蛇:「それよりはうちの上司が、知ってることをべらべら喋りたいってんで……」
レイ:「おや、お久しぶりですね」参加してたわ
ボルグ:「…ザナサー・ギルドか」
メル・アルクト:「だね、今は立場の違いを気にしている場合ではないと僕も思う」
メル・アルクト:「聞かせて貰える?」
DM:水晶玉の中の、優勝しそうな男女不明の蛇じみた人物は水晶玉越しに手を振って。
レニッサ:「おやおや、そちらも大変なご様子で」
ウィーヴラ:「……で、ありますな。今は少しでも手がかりが欲しい」低い声で。
壺蛇:『話がわかると助かるわね。……というのも、いいかしら?』
壺蛇:『まず私は壺蛇。ザナサー・ギルドのユアンティの頭領で……』
DM:ユアンティ、すなわち蛇人。彼らも独特の社会を築くことがあるのだが……中には、グリーン・ドラゴンに隷属する集団もあるという。
壺蛇:『端的にぶっちゃけるわよ』
壺蛇:『死泥の大蛇、件のナーガはね。ある秘術の知識を知っていた、ということまでは調べが付いているの』
壺蛇:『それも、マークールが今の死の神の座につくより遥か前の、神々の戦乱にも用いられた、禁術の類をね』
メル・アルクト:じっと聞いています。
レニッサ:「……へえ、それは個人的にはかなり興味を惹かれる話だが……」
ウィーヴラ:不機嫌そうに目を細めつつも、話を聞いている。
DM:それは要は、死した者の"生命の情報"を持つものを材料とし、その同族のまだ生命が残る死体を触媒とすることで他者を蘇生するという秘術だ。
DM:これの非常に優秀なことは、英雄の首が一つあれば、素材となる死体は別にそこらの農民の死体であろうと問題ないということだ。
メル・アルクト:「つまり、アクアクは……自分をその禁術の触媒にした?蘇生の際に一つになれると踏んで?」
ボルグ:「何ともまあはた迷惑な呪術だな」
壺蛇:『で、だけど蘇生の呪文の必定からは逃れられない』
壺蛇:『ものが腐れば生命の情報としては濁るし、呪文自体も成功しなくなる』
壺蛇:『だーけーどー、そう、そこよ。賢いわねエルフのお嬢さん』
壺蛇:『ハーフドラゴンであるというならば、自分をその"蘇る相手"の情報に混ぜ込めるって考えたんでしょうね』
ウィーヴラ:『小賢しい』吐き捨てるような竜語の唸り。
壺蛇:『まあ、半分までは成功したって言えるんじゃない?どうなのかしら、クロミウム・ドラゴンちゃん?』
レニッサ:「……なるほど、竜の死体では蜥蜴人が蘇れるわけはないが……半竜ならば、というわけ」
レイ:「やれやれ、中々せせこましい真似をしたものです」
ウィーヴラ:壺蛇の気安い呼び方に大いに目を細めるも、流石に会話を遮るようなことはしない。
メル・アルクト:ルエルの言葉を待ちます。
ボルグ:「果てしない力でも手に入ると思ったか…」
ルエル:『昔のアズドラカとは、姿は違う。でも……宿ってる気がするよ、アズドラカの、この街への恨みが』
メモラ:「恨み?」
ボルグ:「殺された恨みか?」
ルエル:『アズドラカは、……この街の人達に、やっつけられたんだよ』
ウィーヴラ:御使から語られる、アズドラガの情報を渋い顔で聞いている。
レイ:「ふむ、かつての討伐ですか」
レニッサ:「……アクアクは、残留するその怨念に絡め取られた、ってとこ?」
壺蛇:『多少、甘く見ていたということねえ。殺される直前の執念なんて、一番根深く肉体に刻まれるものだっていうのに』
メル・アルクト:「呑まれた……という表現もできるかな」
ウィーヴラ:『身勝手な。そもそも己の振る舞いが招いたことだろうに……!』またも竜語。竜語がわからぬ者からは不機嫌な唸りのように聞こえるかもしれない。
レニッサ:「……力を利用するつもりが逆に、か。皮肉な、しかしありがちな話じゃあないか」その声色に自嘲の音があったのは、自らもそうならないとは言えない自覚のためか。
レイ:「鍛錬もなしに力を得ようとするからでしょうね」モンクとして色々冷ややかだ
ルエル:『……だから、ルエルが止めないといけなかったのに』
ルエル:『ごめんね、ルエルが弱いせいで』みんなに手間を掛けさせちゃうな、と。
ボルグ:「アズドラカの思念とアクアクの思念が混じりあった状態、という解釈で構わないか?」
メル・アルクト:「ルエルさんが謝ることはないよ」ハッキリと言う。
ウィーヴラ:「御使殿が頭を下げられることではないであります!」慌てた様子で。
DM:タナメア・アラゴンダー達、当時の討伐に関わったものの最後の一人としての責任が、おそらくあの夜の……
DM:再び自身が謹慎を受けることも覚悟での、独断ではあったのだろう。
レニッサ:「何を言っているんだ。強い力を持つ者は、力を持つ者らしく傲慢にしていればいい。何を頭を下げるんだ?」わざとらしくおどけて見せる。
メル・アルクト:「……そうだね。奴はこの町に来てすぐ僕達を狙った」
メル・アルクト:「アクアクの思念も、完全に呑まれたわけじゃないんだろう」
メモラ:「むしろ怒って良い立場だと思うッスよ」
メモラ:「よくもまぁ、300年前の続きを始めるんだ……って」
壺蛇:『人気者っていうのも考えものねぇ?』
ボルグ:「まあ、責められる義理は無いだろう」
ウィーヴラ:「まったくであります!」鼻息も荒く。もし見える範囲でルエルを貶める者がいればぶん殴りかねない勢いだ。
メル・アルクト:「……今の奴の中には2つの怨恨が渦巻いているわけだ」アクアクに対する邪魔も随分してきたからね、と。
レニッサ:「とうに決着した因縁にしがみついて、か。見苦しいにもほどがあるというものだ」
レイ:「死人....この場合は竜ですが、一度死んだなら大人しく死んでいてほしいものです」
壺蛇:『……さて。ここまではわかってもらえたかしら?』
壺蛇:『ギルドとしても、ここでの経済活動が止まると困っちゃうのよね』
壺蛇:『だから、次善策にしても何にしても、動くつもりではあるんだけど』あなた達はどうするつもりかしら?と。
メル・アルクト:「勿論、僕達も動くよ」
ウィーヴラ:「無論、彼奴を討つであります」
メル・アルクト:「……できることをする」
鎖蛇:「僕としちゃウォーターディープで待ってる嫁さんとこに帰りたい気持ちでいっぱいですねェ」
レニッサ:「私は私の望むままに動くさ。即ち、あの死に損ないの怪物を確実に殺すためにね」断言。
ウィーヴラ:「少なくとも自分は、でありますが」と小さな声で付け加えつつ。
メモラ:「帰る算段があるんスか?」
ボルグ:「このまま引き下がる訳にもいくまい」
レイ:「殺されかけた礼はきちんとしたい所ですね」
鎖蛇:「無いんですよねェ」
鎖蛇:「つまり……勝ち馬に乗るしかないってことですねェ」
壺蛇:『大した気合ね?』
壺蛇:『残念ね、鎖蛇君』
壺蛇:『そういうことなら、あれを商品として流すのは諦めなさいな』
ウィーヴラ:「あれ?」
レニッサ:「あれ、とは?」ぴくりと尻尾が反応。
鎖蛇:「……怒らないで聞いてくれますかねェ」露骨に目をそらしムーンウォークしたそうに足踏みしはじめる
メル・アルクト:「何か使えそうなものが?」
レイ:「何でしょうか」
メル・アルクト:頷きます。
レイ:「内容次第ですね」
メモラ:「いいから話すッス。殴るッスよ」
ボルグ:「いいから話せ」
レニッサ:「ここまで言って誤魔化しが通るとでも?」
ウィーヴラ:腕組みをし、鎖蛇を睨む。
レニッサ:レニッサはむしろ興味深そうな顔。
鎖蛇:「いやあ、その。あの廃墟、瓦礫で埋もれたわけじゃないですか」
鎖蛇:「で、人命優先で冒険者のお歴々が連れてかれたわけでしょう?」
鎖蛇:「……ほらその顔!この火事場泥棒って顔に書いてますねェ!」
メル・アルクト:「……いいよ、続けて」
レイ:「ああ、装備を拾ってくださったと。ありがとうございます」ニッコリと笑ってる
レニッサ:「ははーん、なーるほどぉ。悪いこと考えるねえ」責めるような口調ではなくニヤニヤと。
ボルグ:「横流しをする前で良かったな」
DM:メモラは無言のまま緑の節ある樹木をスイングし始める。
DM:ケツ・バットの構えだ。
ボルグ:「した後なら俺はお前の顔を殴って整形していたぞ」
ウィーヴラ:「……幸運でありましたな。お互いに」低く呟く。その口の端から炎が漏れた。
鎖蛇:「だから素直に言ったんですねェ!」
メル・アルクト:「……感謝するよ」礼をします。
DM:というわけで、ギルドがどさくさ紛れにネコババしようとしてたわけだが
DM:きっちり君達の装備が回収されていたことにしてもよい。
メル・アルクト:では受け取りましょう。
DM:鎖蛇が、あとで大きな風呂敷包みを君達に渡してくれるよ
レイ:「まあまあ、返して頂くのなら良いではありませんか」メモラさん辺りは気づきそうだが目が笑ってない
レニッサ:「ここの冒険者を敵に回すのはよしたほうがいいと、組織の中で徹底しておくべきかもねえ」ニヤニヤと壺蛇に。
ウィーヴラ:嘆息し、ふと気付いたように口元を押さえ、ルエルに謝罪の礼をする。はしたないところを見せてしまった、の意味だ。
ルエル:『んーん。大丈夫大丈夫。もっとやっていいよ!』
ボルグ:「だそうだが」
ウィーヴラ:「……は、はぁ……ありがたきお言葉……」ちょっと戸惑ったようにルエルの言葉に頷く。
レニッサ:「許可が下りたよ、これで我慢は不要ってわけだ」
壺蛇:『これでトントンってことにしてちょうだいな』
壺蛇:『……で。まあ、戦う気概があるっていうならギルドもそっちに乗ろうかしらね』
壺蛇:『ふふ、それと――』
ウィーヴラ:「それと?」じろり、と水晶玉を一瞥。
レニッサ:「それと?」こちらは覗き込むように。
メル・アルクト:次の言葉を待ちます。
壺蛇:『あなた達をあてにするのは、私達だけじゃないみたいよ?』
ボルグ:「?」
レニッサ:「と、いうと……?」
DM:不意に、扉が開く音が聞こえる。
DM:そちらを見るならば、新たに二つの人影がある。
DM:青いローブを目深に被った男と、この状況でもホコリ一つ無い紳士の装いの男。
メル・アルクト:振り返ります。
ウィーヴラ:その意味をとらえかね、小さく首を傾げる。
レイ:「おや」
レニッサ:「はて、どなた様だったかな?」
DM:謎めいた心術使いのベレレンと、守護卿お抱えの御用学者であるダブリエル。
DM:共に、君達に謎めいた依頼を齎した人物である。噂としても、聞いていてもよいとしよう。
ボルグ:「誰だ?」
メル・アルクト:「……これは彼から直接話してもらった方がいいかな」隠したいことも多いだろうベレレンの立場を尊重しつつ。
ウィーヴラ:「そちらの学者殿は……ええと、たしか」と、顎をさすりつつ思い出そうとする。
レニッサ:「待て、その服装は聞いたことあるぞ……。ベベレンとダブリの……んー……」両方微妙に間違っている。
ボルグ:「噂に聞く、多元世界の魔術師か?」
ベレレン:「ベレレンだ」
ベレレン:「……どうやら、想像以上に厄介な事態となっているようだな」
レイ:「ああ、貴方がその」
メル・アルクト:「……はい」
ウィーヴラ:「となると、そちらの学者の方がダブリエル殿でありますか!」とある詩人(つて)から作り話めいた噂は聞いているであります、と。
ダブリエル:「まさか竜が都市を直接攻撃する場面に居合わせるとはね」
ダブリエル:「フィーンドの仕業であれば、事前に気づけもしただろうが……」
ボルグ:「…正直、関わる理由が分からないのだが、アレは他の世界にも影響を及ぼす類のものか?」
レニッサ:「おっと失礼。高位の魔術師と聞いてるよ」とベレレンに謝りつつ話を聞く。
ベレレン:「関わる理由がわからない、か」ボルグの言葉に……フードの下で、少し口元が緩んだ気がした。
ベレレン:「それは確かに、そうとも言えるかもしれないな」
ベレレン:「対岸の火事ともいえる」
メモラ:「……じゃあ、どうして首を突っ込んでくるんスか」
ベレレン:「身元の裏取りをして、事情を説明し、協力関係を作るほうが」
ベレレン:「逃げて見て見ぬふりをするより、よほど手間だ」
レイ:「そうですね、貴方方に利は薄そうですが....ふむ」
ウィーヴラ:「……なるほど」
DM:つまりは……まあ、現地の協力者を見捨てるわけにはいかない!というスタンス……そう、そういう建前であるとも見える。
レニッサ:「……」次元を跨ぐという魔術師の行動原理に興味があるのか、口を挟まず聞いている。
DM:まあ、明らかに君達を助けたがっている……ようにも見えるかもしれない。
メル・アルクト:「……本当にありがとう」礼をします。
ウィーヴラ:「ご助力に感謝するであります」深々と頭を下げる。
ボルグ:「ここで見捨てるより、助けることを選ぶということか」
ダブリエル:「なに、これも契約ということさ」
ダブリエル:「……まあ、私の研究所が瓦礫の山に変わったことも勿論関係ないわけではないよ?」
ボルグ:「…感謝する」
レイ:「恨みもあると」
レニッサ:「面白いなあ、もっと難しい理屈と理論が渦巻いているのかと思ったが」口の端が上がる。
ベレレン:「尤もらしい理由が必要なら、"納得させられた"という記憶を刻んでやるが?」ふん、と鼻を鳴らし。
メル・アルクト:「遠慮しておくよ」
ウィーヴラ:「御免被るであります」笑顔!
レニッサ:「いいや?結構。お気遣いどうも」笑顔で拒否。
レイ:「結構です」
ボルグ:「それは要らぬ気遣いだ」
ダブリエル:「皆から断られてしまったな、ベレレン君?」
ベレレン:「想像はついたことです」ダブリエルにそう返してから……
レニッサ:「どうにも、私の知る"この次元外のヤツ"ってのはとんだロクデナシな性分をしているものでね。つい深読みしてしまった。申し訳ない、気分を害したなら謝罪しよう」頭を下げる。
DM:『ムッハハハハ!!』と、どこかで低く笑う声が聞こえた気がした。
レニッサ:黙れアバソー!
レニッサ:「(フン、事実だろう?文句があるなら、私を見捨ててあの竜のなり損ないにでも私の命を食らわすか?)」脳内でそんなことを考えつつ。
ダブリエル:「さて。まあ、ここまでは"無限連合としての"話だ」
ダブリエル:「あとは、"守護卿の部下"としての伝達をしようじゃないか」
メル・アルクト:姿勢を正して聞きます。
ウィーヴラ:反射的に居住まいを正す。
レイ:「ふむ」
ダブリエル:「現在ある戦力を結集し、あの竜への攻撃を行う、という話が出来上がっている」
ボルグ:「ほう」
メル・アルクト:「詳しく聞かせてください」
レニッサ:「現在ある戦力……。ね」先ほどの有様を思い浮かべる。
ウィーヴラ:「ふむ」
ダブリエル:「なに、そう難しい話ではないとも」
ダブリエル:「この数日の間に、あちこちで使えそうな装備や魔術師を集めていてね」
ダブリエル:「彼らによって、一斉攻撃を仕掛けるという話さ」
ダブリエル:「おそらく君達抜きでは失敗するだろうね」なにせ、直接踏み込む者は必要だろうから……と。
メル・アルクト:「直接……踏み込む」1つの可能性がメルの頭をよぎる。
ウィーヴラ:「援護があるとわかっているだけでも、落ち着くものでありますな」
レニッサ:「直接とは軽く言ってくれるなあ」苦笑するが、その目には怯懦や恐怖の気配は無い。
ベレレン:「……あの者の精神は、巨体の内側に集中している」
ベレレン:「まるで、巨大な果実の内側にある種のようにだ」
メル・アルクト:「……やはり」
ボルグ:「…あの怪物の腹の中に乗り込むのか」
レイ:「それを潰せば勝ち目はあると言うことですか?」
壺蛇:『ふぅん。首領の言ってた、異界者の話って与太じゃなかったのねぇ』
ウィーヴラ:「落とすべきはそこ、と。……竜ではなく城砦へ攻め込むものと考えた方が適切かもしれないでありますな」
壺蛇:『ええ、さっき言ったでしょう?蘇生の秘術を……無理に通して、術理を騙して成立させてるって』だから、あの中に本体があるはずよ、と。
レニッサ:「確かに、ありゃ立派な砦だ。緑色の兵隊もごまんといる」
メル・アルクト:「行きましょう」それはメルとしても……相当に、重い言葉であった。だが、それでも。彼女はそうしたいと思った。
ボルグ:「今まで色々と依頼を受けてきたが」
ボルグ:「こんな凄まじい依頼は初めてだな」
レニッサ:「その本体に乗り込む、ってのは具体的にはどうしろと?アレの口から飛び込むのかい?」
レニッサ:そのまま食われるのはゴメンだ、と肩をすくめる。
ダブリエル:「補佐官殿は、魔術師を集めて……それと、工房で作ってるっていう大砲を使うそうだよ」
ウィーヴラ:「なんにせよ、個人的に決着をつけておきたかった相手であります。……どのような手段を取っても彼奴を討つ」決意を固める。
DM:それで大穴を開けて、中に直接踏み込むんだそうだ、と。
ボルグ:「なるほど、分かりやすい作戦だ」
メル・アルクト:腕の震えを堪えつつ、じっと聞いています。
メモラ:「……一応聞いておくッスけど。帰りはどうするんス?」
レイ:「飛び降りますか?」
レニッサ:「豪快だねえ、やはり城砦攻めは破城槌がないと話にならないというわけだ」
壺蛇:『術者が死ねば肉体も再生を止めるはずよぉ』
壺蛇:『そうなれば、切るなり焼くなりして通れるはずよ』
壺蛇:『植物の性質を帯びててよかったわねぇ?』
メル・アルクト:大きく息を吐く。
ボルグ:「死体の処理に手間がかかりそうだ」
ボルグ:「肥料にもなるまい」
レニッサ:「私達が全員死ぬか、ヤツが死ぬか。結果は二つに一つ。いいねえ、分かりやすい」
ウィーヴラ:「……そも、あの植物はなんなのであります?そちらはそれも抑えているので?」如何にかの緑竜が大樹じみていたとはいえ、それだけではないのではないか、と。壺蛇へ尋ねる。
壺蛇:『ドルイドの術の類でしょうね?多分蔦植物に特化した感じの……そうでしょう?』
壺蛇:『極東の北の方から来たエルフのお嬢さん』
メモラ:「……どこでウチの出自を知ったかは置いておくッスけど」
メモラ:「おそらく、術の触媒になっているものが血肉と混じって溢れ出てるんだと思うッス」
レイ:「ふむ、ではメモラさんに脱出の際は指示を貰いますか」
DM:要は、もともとアズドラカが植物の性質を帯びているのを、アクアク側のドルイドの秘術で強引に操作しているとでもいうべきか。
ウィーヴラ:「成る程、触媒……」水晶玉に答えの一礼をしつつ、表情を引き締める。
DM:まあ、ここまで生命の本質がぐずぐずに混ざり合っているのだ。もはや、緑竜の融合体という怪物の手足の如きものと思うほうが良いのかもしれない。
ボルグ:「アレはアクアクの血肉でもある訳か」
レニッサ:「なるほどね、ドルイドの秘術か……。あの蜥蜴人ももともとの術の傾向としてはドルイドのそれに近いらしいもんねえ」
メル・アルクト:このような状態だとディスペル・マジックで操作を止められるかは怪しいか、と思案しつつ聞いています。
ルエル:『やるんだね、みんな』きっとこの景色を、かつてもルエルは見ていたのだろう。
メル・アルクト:「……勿論だ」
DM:強大な敵に、決死の覚悟で立ち向かう者達の言葉を。
ウィーヴラ:「は」振り向き、片膝を突き。決然と答える。
DM:だからこそ、ルエルはかつてその戦いにあとから割り込んだ。しかし今度は順序が逆だ。自分は今度ばかりは、それを見届ける側になるだろう……と。
レニッサ:「ここまでされて臆病に吹かれるなんて情けない真似は晒したくはないかなあ」悪戯っぽく笑う。
レイ:「まあ、折角の強敵ですしね」
ボルグ:「放っておけばアレは世界を喰らい尽くすだろう」
ボルグ:「流石に看過できん」
メル・アルクト:では、皆の言葉を確認した上で、
メル・アルクト:メル個人としても礼をしましょう。
メル・アルクト:「……皆、ありがとう」
レニッサ:「私は、私の欲のままに。さしあたっては……あれは、私の気に食わないのさ」
DM:((アバソーもそうだそうだと言っています))
ウィーヴラ:「なに、個人的にも討たねばならぬ相手でありますから。礼を言われることもないでありますよ」
メモラ:「……あえて、ウチとして言えることは」
メモラ:「あれじゃ、竹を植えるどころじゃないんスよ」
メモラ:「なんなら、辺り一帯を蔦まみれにするつもり満々じゃないッスかアレ!」今更ながら……キレた!
レイ:「どちらも土壌を潰す植物なのですが」この男、基本空気は読まない
メモラ:「ウチのは良い植物。あいつのは悪い植物ッス」
レニッサ:脳裏に響く声に笑みを深める。そうとも、あんな邪悪でぶちのめし甲斐がありそうな脅威を前にして尻尾を巻いて逃げる?ありえない。プライドが許さない。
ウィーヴラ:「……そういうことにしておくでありますよ」苦笑!
ボルグ:「(植物に良いも悪いもあるか?)」
レイ:「まあ、そう言う事にしておきましょう」
ダブリエル:「……さて。伝達は以上だ。あとでイノー君が、君達に改めて依頼を発令するだろうね」
メル・アルクト:「分かりました」
ウィーヴラ:「承知したであります」
鎖蛇:「はーぁ……なんでまた、冒険者ってのは恐れ知らずなんすかねェ」
メル・アルクト:「僕も恐れがないわけじゃないよ?」
メル・アルクト:「でも……」
メル・アルクト:「それでも、行きたいんだよ」
ウィーヴラ:「やるべきをやる。それだけであります」
ボルグ:「慣れているだけだ」
レイ:「強い者との闘いほど己を鍛えるものはありませんので」
レニッサ:「ああいう、デカい顔をした人外の怪物をぶっとばす。なんとも胸のすく話じゃあないか?」特に私にとっては、と小さくつけ加え。
鎖蛇:「とんだ蛮勇、無計画もいいとこですねェ」頭をがしがしと掻いて
鎖蛇:「……ま、うちの首領がサイコロの出目次第で僕をどうするかを決めるのを考えるよりは、マシとしますよォ」
メル・アルクト:「……!?」
ウィーヴラ:「この地に住まう者たちの営みを阻み、その喜びを奪うものを。自分は放っておけない。それだけであります、それだけ」最後の方はやや照れ隠し気味だ。
DM:1d6で6が出たら『何を笑っている!死ね!(1d6で飛んでくる光線の内容を決めましょう)』となる盗賊ギルド首領のことを思い出し
ウィーヴラ:草
ウィーヴラ:ひでえやつだ
レニッサ:草
ボルグ:草
レニッサ:聖ラオモトよりひでえや
DM:――かくして、君達は静かに決意を固める。
DM:そして、攻撃作戦の決行は翌日の夕方。
【決戦の日】
DM:日没とともに、君達はネヴァーウィンターの荒れた街路の中を進んでいく。
メル・アルクト:これが最期になるかもしれない。メルはエルグに想いを伝えるべきか逡巡した後、今伝えて自分が戻らなければ彼が受ける傷を大きくするだけだろうと判断。避難所に残る彼を含む仲間達にこれまでの感謝を伝えるだけに留めた。
DM:あちこちで、自身の位置を示すように松明が掲げられている。君達が待機するのは、件の緑竜の姿を一望できる塔のひとつ。
ウィーヴラ:なんとか生き残っていたハーフリングのモンクとの再開を喜びつつ、返還された武器を逐一確認し、攻撃作戦決行を迎える。
レニッサ:レニッサは、少なくとも表面上はいつも通りの飄々とした態度を保っている。
DM:緑竜は不気味なほどに動かない。
DM:まるでそれは、あちこちから集めた生命力を自身の中で熟成させているようにも思えた。
DM:そして――太陽が完全に沈むと共に。
DM:都市のあちこちから、緑竜めがけて火球やバリスタによる一斉攻撃が始まる。
DM:それが、無数にその体表に炸裂して爆発を起こすのが見える。
ボルグ:「始まったぞ」
ウィーヴラ:「始まったでありますな」その爆発を見やり。
メル・アルクト:爆風を受けメルのマントがはためく。
レニッサ:「始まったねえ」暗闇を見通す目で緑竜を観察。
DM:低く唸るような声とともに、緑竜の巨大な顎が開き、大気を軋ませる咆哮が始まった夜にこだまする。
ウィーヴラ:「さて、あとはいつ乗り込むか……」じっと巨体を睨み。
レニッサ:「目が覚めたかな?さあツケを払う時がきたぞ」軽い口調で呟く。
レイ:「そもそも何処から潜り込むかですね。穴でも開けますか?」
DM:まもなく、触手が振るわれて建物がいくつも砕かれていく。
DM:囮として松明をかけておいただけの建物なども含まれているようだが……どれもが、囮ばかりではない。
DM:中に隠れていた魔術師が、建物ごと潰されそうになり……
DM:かろうじて、他の兵士達に引っ張られて生き延びるのも見える。
メル・アルクト:ギリ、と歯を食いしばる。
イノー:「火力を一点に集中!右側面を焼き切りなさい!」
ボルグ:「口から入る訳にもいくまい」
ウィーヴラ:「焼き切られるのを待つ他なし、でありますかね」焦れた様子で剣の柄に手を触れつつ。
レニッサ:「……」ちらりと破壊される建物に目をやり、すぐに視線を緑竜に戻す。……今、私達が集中を乱しては終わりだ。
DM:その声に、気炎を上げるように……一斉に、魔術師達が魔力を結集して生み出した巨大な火球が空中へ浮かび……
DM:おそらく、これが本命だろう。一気に体を焼き焦がし、あわよくばそれでトドメとする。
イノー:「放て!」と、旗を振るう彼女に合わせるように――火球が放たれる!
ボルグ:「実際アレで死ぬと思うかね」
ウィーヴラ:「……さぁて」
DM:一瞬、景色が昼のように照らし出され――君達の目も、一瞬は光と熱で塞がれるだろう。
レニッサ:「死んでくれたら、それに越したことはないさ」
レイ:「厳しいでしょうね。あとそうなった場合私がつまらないですし」
レニッサ:凄まじい光量にとっさに手で顔を覆う。
ボルグ:一瞬顔を顰める
ウィーヴラ:光に目を細める。
メル・アルクト:片腕を顔の前に当て、もう片方の腕で帽子を押さえることで光と熱に耐える。
レイ:「ふむ...」目を細め
DM:――だが、舞い上がる粉塵と爆風が過ぎ去った時。
DM:そこに君たちは見るだろう。緑竜の周囲の地面から出現した、土を変性させて出現させたらしい壁を。
DM:直撃の瞬間、それを壁として生み出したのだ。
DM:ガラス化した土が、バラバラと崩れていく向こう。
DM:そこには……部分的には焦げているが、まだまだ健在の緑竜の姿が見えて。
メモラ:「な……」
ウィーヴラ:「……魔法まで使いこなすでありますか」苦い声が漏れる。
ボルグ:「地面まで操るか、厄介な」
メル・アルクト:緑竜をじっと見上げます。
レニッサ:「……守りが硬い」うめく。
DM:――低く、ぐるぐると嘲笑するように笑う声が聞こえた気がした。
DM:それがアズドラカのものか、それともアクアクのものかはわからない。
DM:ただ、これまでただ闇雲に振るわれていただけだった触手が――不意に、それらの魔術師の集まっていた場所めがけ、追い立てるように振るわれ始める。
ボルグ:「そして学習能力もあるようだ」
ウィーヴラ:「上手くない……!」目を細める。作戦がなければ、助けに行きたいところであるが……!
レニッサ:「連発どころか……!」
レイ:「植物らしく火に怯えてくれれば良いのですが....」
DM:わざわざ、大技を切らせた上で……それを無効化して、ニ発目を許さぬとばかりに上から叩き潰す。
DM:明らかに、知性を持って君達の心を折るための動きだ。
メモラ:「ああもう……どうするんスか!このままじゃ……」
ウィーヴラ:『小賢しい』竜語の唸り。
メル・アルクト:「……ここで僕達がここを離れれば彼らの奮闘を……無駄にすることになる」手を固く、固く握ります。
メル・アルクト:「分かっては……いるんだ」絞り出すように。
ボルグ:「しかし実際どうする、戦線は崩れかかっているぞ」
メル・アルクト:「彼らを……信じよう」
ウィーヴラ:「で、ありますな」メルの言葉に息を吐きつつ。
レイ:「今の内にどうにか侵入方法を探すしかありませんが....」
ボルグ:「…そうする他ないか」
DM:かろうじて、バリスタなどが気を散らそうと必死で射撃を続けるが……魔術師側の火力支援がなければ、それはなんともか細い守りだ。
レニッサ:「……」ギリ、と歯を食いしばる。今はまだ下手に動くわけにいかない。
メル・アルクト:ああそうだ。バフ系の呪文は使っておきましょう。ロングストライダーが欲しい人はいます?
ウィーヴラ:はーい
レニッサ:あ、じゃあ今のうちにメイジアーマー起動しよう
ボルグ:一応貰っておこう
レニッサ:ストライダーは自分はいいかなー
メル・アルクト:では自分、ウィーヴラさん、ボルグさんにロングストライダーを使って、自分にコンプリヘンド・ランゲージズを使って、これでレベル1スロットは使い切るかな。
DM:君達が突貫の準備をするとしても……これが、もしかすれば無意味に終わる可能性もある。 もしかすれば、このまま……彼らは倒れるのかもしれぬ。
DM:そう、緩やかな絶望が君達の思慮に染み込み始めた時。
DM:不意に、塔の一つの屋根上に青いローブの男が見えた。ベレレンか。だが、何をしにここに?
レニッサ:「……?」ベレレンを遠目に認め訝しむ。
DM:――だが、その直後。ベレレンの傍らに、もう一つ人影が空中より出現する。銀の髪に、見慣れぬ異国の装束。
ウィーヴラ:「あれは……」
レニッサ:「あんなところで何を……。巻き込まれるぞ!?」
DM:顔は笠に隠れ、その全貌を見ることはできないが――
DM:その女が、手にした剣をあたかも印のように掲げるのと同時に。
DM:君達めがけ、ベレレンの声が聞こえた。
レイ:「見知らぬ方もいますね....」
DM:『増援の手筈がついた』
ウィーヴラ:その言葉に、わずかに目を見開く。
ボルグ:「あれが助っ人か?」
メル・アルクト:感謝を込めて礼をします。
???(しゅう):その時!
DM:夜空の雲の一部が――丸くえぐれ、異なる空が垣間見え。
レイ:お
メル・アルクト:そして突入の隙が産まれることを信じ、待ちます。
ウィーヴラ:「な」思わずその光景を呆然と見上げる。
???:金色に輝く奇妙な巨大な物体が、異なる空より"こちら"に向かって高速でやってくるのが見えるだろう。
メモラ:「……なんスかあれ!?」
???:それは、巨大な……空を飛ぶ船のようだった。
ボルグ:「…なんだアレは?船?」
メル・アルクト:大きく目を見開きます。
レイ:「........」流石に目を見開く
???:それが、抉れた時空の門をくぐりぬけ……。この世界へと現れる!
ウィーヴラ:「あんなものは……これまで一度も……」呆然と呟く。
???:突撃する船から、強力な火砲が緑竜を守る土壁に何発も浴びせられ、壮絶な爆風と爆炎が君たちに襲いかかる!
ボルグ:「マインド・フレイヤーの船…ではあるまいよな?まさか」
ボルグ:「どうやら味方のようだし」
レイ:「...たしかに増援ですね」
ウィーヴラ:「信じるより他ないでありますな」ボルグの言葉に、意識を緑竜へと戻し。
メル・アルクト:「ッ……!」爆風に耐えつつ、それでもじっと緑竜に向き合い続ける。
DM:緑竜は、あらぬ方向からの攻撃に襲撃を受け、その動きを止めざるを得なくなり――。
ボルグ:「動きが止まったな」
???:船のブリッジに相当するらしき場所で、男が君たちの方を見て、確かにサムズアップしたのが見えただろう。
メル・アルクト:では深い感謝を示します。
???:そして、船はなお突撃の勢いを緩めず。
DM:だが同時に、その巨大な顎が空にある船めがけブレスを放とうと顎を開いた時。
ウィーヴラ:「ならば、あとは我らが動くのみであります!」天の船に敬礼を返し、改めて緑竜を睨む!
???:その金属の船が、空中で分解した。……そのように見えただろう。
レイ:「おや.....」
ボルグ:「故障か?」
???:しかし、次の瞬間には。バラバラにほどけた金属の部品がより集まり。
メル・アルクト:呼吸を整え様子を見ます。
メル・アルクト:名も知らぬ、それでも……確かに、自分達のために次元を超えて助けに来てくれた戦友を信じて。
???:一つ一つのパーツが意志を持つかのように集合したとき、そこに船の姿は無く……!
???:巨体に向かって強烈な蹴りを放つ金属の巨人の姿があった。
ウィーヴラ:思わぬ出来事に、思わずあんぐりと口を開ける。
DM:その瞬間。竜が魔術師達と船に気を取られている間に、都市の地下に隠れていた工作班が動く。
DM:緑竜の居座る地面の周囲を一斉に呪文によって陥没させたのだ!
DM:竜は、突然の足元の崩落によってそのブレスを中断させざるを得なくなる!
ウィーヴラ:「……いかん。己の目が信じられなくなってきたであります」目をゴシゴシと擦り。
ウィーヴラ:「今、船から巨人に姿が……変わって……?」
DM:直後――頭部を側面から蹴りつけられ、盛大にその体をひしゃげさせる竜の姿がある!
レイ:「...神でも呼びましたかね?」
ダルヴィン:『聞こえるかー!?冒険者さんよー!!』巨人から男の声!
ウィーヴラ:思わず背筋が伸びる!
メル・アルクト:「聞こえてるよ!」
ダルヴィン:『いろいろあって助けに来た!仁義ってやつでなー!!』
メル・アルクト:「ありがとう!!!」巨人へと届くように、大声で。
ボルグ:「仁義、か」
ウィーヴラ:「……感謝を!」同じように声を張り上げる!
DM:瓦礫の中で身悶えする竜めがけ、その巨人の周囲から無数の光の矢や炎が直撃し――
ダルヴィン:『どういたしまして、姉ちゃん!礼にはおよばねえさ!』
レイ:「....」黙って抱拳礼
DM:再び、大火球が直撃する!
ボルグ:「誰かは知らんが助かった!」一礼
DM:それが、緑竜の体に大穴を開けているのを君達は確かに見届ける!
メル・アルクト:「行くよ!」駆け出す!
メモラ:「わけが、わけがわかんないッス……!」
ダルヴィン:『……そら、入り口は開けてやったぜ!あとはお前さんらの出番だろう!?』
ダルヴィン:『自分達の世界を!救いに行きな!!』力強い声が響く!
メル・アルクト:「うん!」
ボルグ:「そうさせてもらう」
ウィーヴラ:「承知っ!」
DM:――そして、まもなく。
DM:巨人は時間切れだとばかりに、光の粒に包まれて消えていく。ごく限られた時間の、些細な交錯であった。しかしそれは、勝利を引き込むには十分すぎる数十秒だ!
レニッサ:「は、とんだ乱入者もあったものだ……。これだから面白いなあ!」笑いながら、開いた突入口へ駆ける!
ウィーヴラ:『いやはや、世界とは広いものだ』苦笑とともに、柔らかな竜語の唸り。
レイ:「まあ、呆けてる暇はなさそうですね」行こう
ウィーヴラ:「然り。千載一遇の好機!」突入!
DM:そして君達は……首があらぬ方向にねじれ、身悶えする緑竜の元へと急ぐ!
DM:おそらく直撃の折に他の巨獣にでもかじられたのだろうか?
DM:その頭が欠けているが……一体どれだけの増援を、無限連合は連れてきたというのだろうか?
DM:だが、君達は切り開かれた緑竜の体内に踏み込み――
DM:その中枢にて、異形に変わり果てた心臓と対峙する。
ボルグ:「さて、蛇が出るか蛇が出るが…」
ボルグ:「まあ元々蛇というかトカゲだが」
レニッサ:といわけでインスピをもらってもいいかな!いいよね!
DM:全員にあげるよ
ウィーヴラ:わーい
ウィーヴラ:「見えた」静かに呟く。
融合体:『SHHHH………』骨と肉が不格好に溶け合ったそれは、おそらくかつては蜥蜴人アクアクであったろうもの。
レイ:「人の言葉も忘れましたかね?それとも喋れる様な身体では無いか」
DM:だがそれ自体が、未だなおその双眸には感情が煮えたぎっているのは、これが狂えるものではなく。確かな悪意と、執念を持ってこの場にたどり着いたということか。
ウィーヴラ:「恐るべき執念でありますな。そこだけは、認めてもよい」静かな眼差しを"それ"に向け。
ボルグ:「随分と巨大な心臓だ」
メル・アルクト:変わり果てた姿の宿敵を目にし……彼女の心に浮かぶのは如何なる感情か。 その上で、彼女はこう告げる。
メル・アルクト:「……ここで止めてみせる。決着をつけよう」
レニッサ:「……ハ。呑まれた末の末路か。……醜悪だ」笑みを消して毒づく。
融合体:『ユル、サヌ……』
融合体:『我、ハ……竜ナリ……神ト、ヨウヤク至ッタノダ……!』
ウィーヴラ:『貴方の許しを請うつもりなど毛頭なし』剣を引き抜く。
メル・アルクト:「……君達にとっては竜は神だったね。だけど、それは……違う」
レニッサ:「神? 面白いなあ。こんな無様な神があるものか!」
メル・アルクト:「竜は……僕達と同じ生き物だ」本能のままに周囲を食らい続けたクライオヴェイン……そして、1つの命として自分達のために戦ったルエルの姿が浮かぶ。
レイ:「こんな後に何もないような姿に何の価値があるのやら」
DM:垣間見えるのは、アクアクという蜥蜴人が望んだものの、理想の成れの果てか。
DM:神と奉ずるその有り様は言葉でどれだけでも偽ることができ、多くのものはそれを信ずる他にないとするならば。
DM:ならば、それに嘘が混ざり込む余地があると、理解してしまったならば――
DM:もはや、奉ずるものではいられない。神とならねば――ならなかったのだろう。
DM:そこに至って、合一し、我がものとしたはずのアズドラカでさえ。死のもとに膝を折り、妄念に囚われていたことを理解した。
ウィーヴラ:『貴方の思いがどうあれ、それがこの地の営みを踏み躙ることでしか成就できないのであれば』竜語の呟きが、朗々と響く。
レニッサ:「利用するつもりの神の名、神の力に絡め取られて。挙げ句に自分自身まで見失って。……まったく、どうしようも無く無様で不愉快だ。見ていられないくらいにね」 いつになくその口調が鋭いのは、そこに、どこか自分と同じものを感じずにはいられないからか。
ウィーヴラ:『我が全力を持ってして、貴方を討ち倒すのみ』
メモラ:「――命は、巡るべきもの。芽が生じ、枝葉を伸ばし、実り、そして」
メモラ:「枯れてゆくものこそが、命の輪」
メモラ:「一度伸ばしたその枝葉、ここに枯れ落ちるべし」
【戦闘開始】
メル・アルクト:まずイニシアチブ決定かな。
DM:アクアクのイニシアチブは、10固定だ
DM:PC側のみイニシアチブロールをどうぞ
天狗ダイス:イニシアチブ(レニッサ):1d20 = (12)+3 = (3)合計値:15
天狗ダイス:イニシアチブ(メル・アルクト):1d20 = (20)+4 = (4)合計値:24
メル・アルクト:やる気!!!!
メル・アルクト:ここでこの出目はすごいぞ。
メル・アルクト:決着をつけるという意思を感じる……
天狗ダイス:イニシアチブ(ウィーヴラ):1d20 = (13)合計値:13
ウィーヴラ:よしよし
天狗ダイス:イニシアチブ(メモラ):1d20 = (19)+3 = (3)合計値:22
レイ:インスピー
天狗ダイス:イニシアチブ(レイ):2d20 = (3+2)合計値:5
天狗ダイス:イニシアチブ(ボルグ):1d20 = (6)+3 = (3)合計値:9
メル・アルクト:作戦としては、範囲攻撃に備えてなるべく散らばるのは基本として、後は相手の行動を見て様子見かな。
ウィーヴラ:ですねー
レニッサ:こいつも3回の伝説的アクション持ちだ
【ラウンド1】
DM:というわけでメルチャンからだ
メル・アルクト:ではウィーヴラさんにバードの声援をしつつ、レベル3スロットを消費してマジック・ミサイルで。
ウィーヴラ:イケーッ
天狗ダイス:対象はアクアク:5d4 = (3+3+2+3+2)+5 = (5)合計値:18
メル・アルクト:18ダメ!
ウィーヴラ:なかなか!
レニッサ:いいスタート
メル・アルクト:では、そうですね。自分はキュア・ウーンズする都合上なるべく他のメンバーから距離を取りすぎない方がよさそうですし、かといって前に出すぎるのも危険かと思うので、ここで手番終了。
メル・アルクト:「エイッ!」力場のダガーを五本生成し『アクアク』に向け投擲!
メル・アルクト:声援ロールは戦闘直前のロールがそうだったことにすればいいかな。
DM:じゃあそれで
DM:では続いてメモラだ
DM:とはいえやることはシンプルなのがメモラだ
DM:ここまで移動して、コール・ライトニング
DM:範囲内の融合体に敏捷セーヴをさせる
ウィーヴラ:はーい
メル・アルクト:はーい。
ウィーヴラ:さあどうなるか
天狗ダイス:なんとこいつは敏捷が死んでいる:1d20 = (4)-1 = (1)合計値:3
ウィーヴラ:直撃!
レニッサ:巨大化は動きが鈍くなる!
天狗ダイス:ダメージ:3d10 = (4+9+8)合計値:21
DM:21点与えて
メル・アルクト:いいぞ。
DM:だが、イニシアチブ20で住居アクションを発動!
レニッサ:ウワーッ
ウィーヴラ:ヌゥーッ
天狗ダイス:回復量:3d6 = (5+6+5)合計値:16
DM:ウワーッめっちゃ回復した!
ウィーヴラ:シンプルに厄介なやつだ
レニッサ:これは長期戦になるな
DM:続いてレニッサチャンだ
レニッサ:いくぞー、まずは王道のヘクス+エルドリだ
レニッサ:ヘクスで指定するのはー、なにがいいか
ウィーヴラ:悩ましいな
レイ:私は物理で殴るばっかだから他の人次第かな?
ウィーヴラ:相手がドルイドであったことを考えると、判断力でもいいのかもしれない 私も基本的には殴りに行くだけだからな……
レニッサ:判断力でいこう
レニッサ:そしてエルドリを2発
ウィーヴラ:イケーッ
天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (7+1)合計値:8
レニッサ:ダメージは通らず、ここにばらけておわり
メル・アルクト:1足りないか。
ウィーヴラ:ふむむ
レニッサ:判断力の不利は被ってもらおう、次だ
レニッサ:「さあ、さっさと楽にしてあげようか!」呪いの光線が融合体を撃つ!
ウィーヴラ:じゃあウィーヴラいきますー
ウィーヴラ:ボーナスアクションでフレイムタンを起動しつつ
ウィーヴラ:ロングストライダー込みの移動力でー
ウィーヴラ:ここまで移動してアクションでフレイムタンで2回攻撃だ
天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (10+12)合計値:22
メル・アルクト:ヨシ!
ウィーヴラ:両方命中!
ボルグ:ヒットだ
ウィーヴラ:もうここで出し惜しみする必要はあるまい
DM:ウ、ウワーッ!!!!
DM:あ、先に言っておくけど
DM:炎に脆弱性がありまぁす!
ウィーヴラ:ヨシ!
ボルグ:わあ
レニッサ:ヨシ!
メル・アルクト:ヨシ!
DM:よくない!!!!!!!
ボルグ:草
ウィーヴラ:では呪文スロットLv1を2個使って神聖なる一撃を2回叩き込むぞ
天狗ダイス:斬撃ダメージ:2d8 = (1+2)+6 = (6)+4 = (4)合計値:13
天狗ダイス:これが火:4d6 = (4+4+6+4)合計値:18
ボルグ:うわお
メル・アルクト:こっちで上振れした!
天狗ダイス:これが光輝:4d8 = (4+4+1+2)合計値:11
レニッサ:foo!
DM:つまりその
DM:13+18x2+11……?
天狗ダイス:ダメージ合計:13 = (13)+36 = (36)+11 = (11)合計値:60
ボルグ:すっげ
ボルグ:60…60?!
ウィーヴラ:『ご照覧あれ』剣を掲げ、竜語を唱えると同時!刃を炎が包む!
ウィーヴラ:そして突撃!咆哮めいた叫びと共に、光り輝く刃を"アクアク"へと突き立てる!
DM:こんなになっちゃった!こんなになっちゃった!
DM:なっちゃったからには……ネ……
DM:うおおお伝説的アクション!!!!!!!!!!
レニッサ:怒りの力だ
DM:気前よく3点ぶんの伝説的アクションを消費!
レニッサ:むむっ
メル・アルクト:どう来るか。
ボルグ:むう
DM:メモラとウィーヴラネキを巻き込むぞ
DM:X=3で発動するねといいつつ
ウィーヴラ:ヌゥーッ
レイ:わあ
メル・アルクト:頑張って!
ウィーヴラ:ここでインスピを切るか
DM:メモラはインスピを使って耐久セーヴ
レニッサ:くらうとだいぶ痛い
メル・アルクト:成功したら半減?
天狗ダイス:耐久セーヴ(メモラ):2d20 = (11+1)合計値:12
DM:半減だねアバーッ
メル・アルクト:むむ。ウィーヴラさんは声援もあるので、いざとなればそちらも使えるか。
メル・アルクト:どうなる。
天狗ダイス:耐久セーヴ(ウィーヴラ):2d20 = (1+4) 合計値:5
天狗ダイス:ダメージ:3d12 = (11+9+7)合計値:27
DM:メモラは27くらった
DM:こんなになっちゃった!こんなになっちゃった!
ウィーヴラ:ダメだー!こちらも27!
DM:急に下振れするんじゃない!
メル・アルクト:まずい……!
レイ:やばい
ボルグ:ヤバいな
ウィーヴラ:こちらは残り30
DM:では続いて緑竜の融合体の手番!
ウィーヴラ:さあどうくる
DM:うおお許せねえぜ!
DM:サンビームを使用
DM:対象はレイ君およびメルチャンだ
メル・アルクト:ではレベル3スロットを消費し、カウンタースペル!難易度は16か。
天狗ダイス:カウンタースペル、インスピレーション消費::2d20 = (20+7)合計値:27
メル・アルクト:!?!?!?
DM:ウワーッ!
メル・アルクト:改めてやる気がすごい。
レニッサ:スゴイ!
ウィーヴラ:すげえ!
DM:では竜の顎に魔力が収束し、閃光が放たれようとする!
メル・アルクト:「……させない!」
メル・アルクト:では竜の顎に生成したダガーを投擲し、閃光が放たれるのを止める感じにしようかな。OKです?
DM:OK
DM:といいつつ
DM:あとは前衛二人だぞ
ボルグ:ボルグいきますー
ウィーヴラ:イケーッ
ボルグ:まあこの辺か…激怒使用
ボルグ:更に怒涛のアクションも宣言
ボルグ:雷鳴のグレートソードで攻撃
天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (2)+9 = (9)合計値:11
ボルグ:はずれ
天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (10)+9 = (9)合計値:19
ボルグ:ヒット
ウィーヴラ:ヨシ!
天狗ダイス:ダメージ:2d6 = (1+3)+6 = (6)+1d4 = (1)+2 = (2)合計値:13
ボルグ:1を両手武器戦闘で振り直す
天狗ダイス:振り直し:1d6 = (6)合計値:6
メル・アルクト:おおー。
ボルグ:18点
ボルグ:更に2回目の行動に入る
天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (14)+9 = (9)合計値:23
ボルグ:ヒット
天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (15)+9 = (9)合計値:24
ボルグ:ヒット
ウィーヴラ:おお!
レニッサ:いいぞいいぞ
天狗ダイス:ダメージ:4d6 = (3+4+5+2)+12 = (12)+1d4 = (2)+4 = (4)合計値:32
ボルグ:2を両手武器戦闘で振り直す
天狗ダイス:振り直し:1d6 = (1)合計値:1
ボルグ:下がったか
ボルグ:49点だ
ボルグ:終わり
ボルグ:「ハァッ!」ボルグの猛攻が、怪物の肉体をズタズタに切り裂き、雷鳴でもって焼き焦がす!
DM:では続いてレイ君
レイ:いくぜー
レニッサ:押せ押せー
レイ:此処まで移動してー
レイ:まずは雷鳴レイピアで2回、その後連打を使うつもりで殴る
天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (12+10)合計値:22
レニッサ:命中命中!
天狗ダイス:後半の2d6は雷鳴:2d8 = (1+2)+5 = (5)+5 = (5)+2d6 = (1+2)合計値:16
レイ: 気を消費して連打ー
ウィーヴラ:イケーッ
天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (12+5)合計値:17
レイ:19/12...後半はクロックワークアミュレット使って10でたことにするぜ
メル・アルクト:おお。
ウィーヴラ:おお!
レニッサ:いいぞいいぞ!
天狗ダイス:ダメージ:2d6 = (4+6)+4 = (4)+4 = (4)合計値:18
レイ:何でこっちのがダメージ出てるんや、END
メル・アルクト:残りいくつかな。
DM:残り……34!
ボルグ:1ターンでボロボロだ
ボルグ:100ダメージ以上出しとる
レイ:「はあっ!!」手甲に付けられた雷鳴を纏った刃で斬りつけ、逆の手で肘鉄からの蹴りを叩き込む
【ラウンド2】
DM:というわけで、メルチャンからだ
メル・アルクト:このまま殴って行けそうでもあるけど、伝説的アクションがいつ使われるか分からないし、油断せず回復かな。
ウィーヴラ:回復は大事
メル・アルクト:ふむ。ウィーヴラさんとメモラさん、どちらがいいかな。
ウィーヴラ:メモラさんの方がいいかも?
レニッサ:AC的にも体力的にもそうかな
メル・アルクト:ではメモラさんに。
メル・アルクト:ではメモラさんにレベル4スロットを消費したキュア・ウーンズ。
天狗ダイス:回復量:4d8 = (8+1+4+5)+3 = (3)合計値:21
メル・アルクト:ようし。
ウィーヴラ:よしよし
DM:ありがたい……
メル・アルクト:バードの声援はレニッサさんに。
レニッサ:ありがたく受け取ろう
メル・アルクト:ここまで移動して終了。
メル・アルクト:ではメモラに触れ癒しの唄を歌います。そして。
メル・アルクト:「このまま……押し切るよ!」と叫びましょう。
レニッサ:「ああ、やってやるさ!」メルの叫びに応える!
ウィーヴラ:「応!」先ほど受けた毒により、全身から煙を上げつつもその戦意は衰えず!
ボルグ:「承知した」メルに返す
DM:では続いてメモラ
DM:死あるのみ!とりあえずコール・ライトニングを
天狗ダイス:融合体は敏捷セーヴだ:1d20 = (6)-1 = (1)合計値:5
DM:ウワーッ
天狗ダイス:ダメージ:3d10 = (6+2+3)合計値:11
DM:残り……23!
DM:からの。メモラはボーナスアクションでヒーリングワード
DM:レベル3スロット消費でウィーヴラ姉貴に
天狗ダイス:回復量:3d4 = (4+1+4)+4 = (4)合計値:13
ウィーヴラ:助かる
DM:13回復させての
DM:続いて融合体の住居アクション!
DM:・充満する毒 戦闘エリアの全員に耐久セーヴを行わせ、[3d10]の毒ダメージを与える。 セーヴに失敗した場合、筋力判定に不利を与える
ウィーヴラ:ヌゥーッ
レニッサ:なにいっ
DM:目標は18だ
ウィーヴラ:これは厳しいか……!振るぞ
天狗ダイス:耐久セーヴ(レニッサ):1d20 = (11)+2 = (2)合計値:13
天狗ダイス:耐久セーヴ(メル・アルクト)::1d20 = (17)合計値:17
レニッサ:ダメ……!
天狗ダイス:耐久セーヴ(レイ):1d20 = (11)合計値:11
レイ:だめだめ
メル・アルクト:むむむ。
メル・アルクト:しかし補正なしでここまでの出目を出しているのはよく頑張った。
天狗ダイス:耐久セーヴ(ウィーヴラ):1d20 = (6)+2 = (2)合計値:8
ウィーヴラ:ヌゥーッ
ボルグ:念の為インスピレーション使うか
天狗ダイス:耐久セーヴ(ボルグ):2d10 = (10+7)合計値:17
ボルグ:19でギリセーフ
レニッサ:声援ダイスあっても厳しいのでここは攻撃に温存する
天狗ダイス:耐久セーヴ(メモラ):1d20 = (7)+3 = (3)合計値:10
天狗ダイス:ダメージ:3d10 = (1+6+4)合計値:11
DM:11点毒ダメージをばらまきつつ
ボルグ:ひくめ
レニッサ:ところで火に脆弱性あるんだってね
ウィーヴラ:おお
レニッサ:ダメージを受けたことで
レニッサ:ヘリッシュリビューク発動!
DM:や、ヤメローッ!!!!!!!!!!
レニッサ:敏捷セーヴせよ!
DM:こ、こいつに
DM:敏捷セーヴ-1に!
レイ:私もあったな
DM:やめろ増えるな!!!!!!!
天狗ダイス:敏捷セーヴ(緑竜の融合体):1d20 = (20)-1 = (1)合計値:19
DM:よ、ヨシ!
レニッサ:!?
レニッサ:こいつ……!
DM:レニッサチャンのは耐えたぞ
ウィーヴラ:どんだけ嫌だったんだ!
DM:嫌に決まってんだろ!
メル・アルクト:アクアクの方の意地も感じる。
レイ:ではこっちもヘリッシュリビーク使う
ボルグ:粘るな!
レニッサ:いけー!
天狗ダイス:敏捷セーヴ(緑竜の融合体):1d20 = (12)-1 = (1)合計値:11
レイ:こっちは13
ボルグ:当たったか
DM:ぐえー
DM:ではそれぞれダメージロールをどうぞ
レニッサ:入った!
レニッサ:ではレベル3スロなので
天狗ダイス:これの半分:4d10 = (9+10+2+2)合計値:23
レニッサ:11、脆弱性で2倍の22
ウィーヴラ:おお!
天狗ダイス:ダメージ(レイ):2d10 = (10+7)合計値:17
レニッサ:これにて終わりだ
ボルグ:すげえぜ
DM:ヌグウーッ!!!
DM:撃破演出を……どうぞだ
レニッサ:「……まったく、往生際が悪いなあ!」毒を浴びたレニッサが苛立ったように叫び、毒を焼き辿って歪な融合体へと至る炎を放つ!
メル・アルクト:毒が齎す苦しみに耐えつつ炎を浴びる『アクアク』を見据える。
レイ:「....さて、コレは修練で培った物では無いのであまり好きではないのですが」 同じ様に毒を受けながら、融合体をレニッサと同じタイミングで指差し、その指先から炎を放つ
レニッサ:「亡者の怨念に呑まれて!神になったと思い込んで!!姿までも歪められて!!……冗談じゃあないッ!!」燃えさかる塊を冷徹に睨みながら、まるで心境を吐露するかのように言う。
ボルグ:「やったか?」口を手で覆ったボルグが、炎に巻き込まれぬよう飛び退く
DM:炎が、融合体に燃え移る。 それはみるみるうちに、融合体の体全体に広がっていき……
ウィーヴラ:「ゲホッ、ゲホッ!……これは、避けられないでありますな」わずかに咳き込みつつ、ダメ押しとばかりに……その刃を"アクアク"へと突き立てる!
ウィーヴラ:刃から噴き出す炎が、二人の血潮の炎をさらに強める!
DM:言葉にならない絶叫が、その融合体から響く!
DM:復讐の成就が、寸前で阻まれたことか。 神となる瞬間を、砕かれてしまったことか。
レニッサ:「……私の思いは、私の欲は。私だけのものだ。お前のように振り回されたりはするものか……!」
ウィーヴラ:「今回は……今回ばかりは、逃すわけにはいかぬであります」
ウィーヴラ:「確実に、討つ」
メル・アルクト:「ゼェ……ゲホッ、ゲホッ……!」命を終えようとしていく宿敵を……じっと、しかし油断せずに見据える。
メル・アルクト:それは、常に仲間を蜥蜴の尻尾めいて切り捨て、逃げのびてきたアクアクの執念深さを知っている故か。
メル・アルクト:それとも、自分達との出会いにより運命が変わった、この蜥蜴人の哀れな末路に何か思うところがあったのか。
ボルグ:「…終わってみれば、呆気ないものだな」
DM:もはや、言葉を紡ぐことさえできぬ。 炎は、二つの狂おしいまでの執念を焼き焦がし、灰へと変えていく。
ウィーヴラ:完全に灰に変わるまで、ウィーヴラは剣を離さない。
DM:ただ、最後に。 ほとんど炭へと変わった腕が燃え殻から突き出され、それは……己より高みにある何かを、掴もうとして。 そのまま、灰へと変わって崩れ去った。
レニッサ:レニッサは、あるいは自分が辿り得るかもしれない、埒外のものに呑まれた者の末路から目を逸らさない。
DM:それは、ネヴァーウィンターへの復讐の念を持ったまま死んだアズドラカ"らしくはない"終わりであったことだろう。
メル・アルクト:「……君は」
メル・アルクト:「……僕に同情されることを望まないだろうね」
DM:灰の山に変わって、静寂が訪れる。
【戦闘終了】
ウィーヴラ:「……ハァー……」灰の山を前に、嘆息する。
DM:君達の足元で、心臓の喪失によってこの植物と肉の入り混じったものは……石灰の塊へと変わり、崩れ始める!
メル・アルクト:では脱出を始めましょう。
メモラ:「ちょ……気合い入れて焼きすぎッスよ!?」
ウィーヴラ:「弔いの言葉の一つでもかけたいところでありましたが……!」足元を見やり。
メル・アルクト:「皆、行くよ!」
レニッサ:「……まったく、調子狂うなあ。久々に叫んだ気がするよ」いつもの調子を取り繕ってへらへら笑い。
レイ:「すいません、つい」>メモラ
DM:もはやそれは、道連れを狙うための自爆などでさえない。 莫大な質量の生命が、瞬く間に枯死してゆく景色だ。
ボルグ:「ふむ、流石に生き埋めはごめんだな」灰を最後に1度、見返して
レニッサ:「まさかこんなに燃えやすいとは思わなかったんだよ。やれやれ、締まらないな……!」苦笑しながら駆ける。
ウィーヴラ:「もう一仕事、でありますな!さあ、行くであります!」ふらつく身体をどうにか両足で支え、脱出に向かう!
DM:最後の最後で、命の輪廻は彼らを捉えたということだろう。
ボルグ:「……」そのまま走り去る
ウィーヴラ:「はは!最後の最後で熱を入れてしまったのは自分であります!」
レイ:「メモラさん、先程中々痛撃を受けていましたが歩けますか?」
ウィーヴラ:「助からなかったら、せいぜい自分を恨んでください!」快活に。
メモラ:「心配する暇があったら!走って!出口を確保するッスよ!?」
メル・アルクト:「うん!」
レニッサ:「は、そうさせてもらおう!私は恨みを根に持つぞ!」
レイ:「何かあっても困るので歩けなければ運んで差し上げようとも思いましたが、元気そうで何より」じゃあ走り出して固くなった壁などを蹴り飛ばしながら進む
DM:―――そして君達が穴から飛び出すのと……背後で、遺骸が崩れ、石灰の山へと変わるのは同時で。
レニッサ:命がかかっているというのに、心から笑いながら駆ける。
DM:君達が飛び出した先に見るのは――おお、見よ!
メル・アルクト:「はぁ……はぁ……」
ウィーヴラ:「今度は……邪魔立てなし!」外の空気を目一杯に吸い込む!
DM:いくつもの松明である!
DM:それらは、君達の帰還を待ち望んでいたネヴァーウィンターの人々が手にするもの。
メル・アルクト:「お、終わった……!勝った……!」
DM:誰もが傷だらけで、石灰まみれで……
ボルグ:「ああ、勝ちだ」
レニッサ:「……ああ、まったく……足が痛い……!」
DM:だが、彼らにも、君達にも。
DM:確かな勝利の喜びがあった。
ウィーヴラ:いまだに炎の灯る刃を天に突き上げ、大きく咆哮する!
レニッサ:息を切らしながら膝に手を突き。
メモラ:「……ふーっ!」
メモラ:「やっとッス!やっとッスよ!もう!」喜んでいるのか、ここまでさんざん手間を取らされたことへの憤りが今更来たのか、踊るとも地団駄を踏むとも見える仕草をして。
レイ:「まあまあ」
ウィーヴラ:「我らは!確かに!"竜"を討ち取ったであります!」敢えてその言葉を使ったのは、彼女なりのアクアクへの"敬意"だったのかもしれない。
レニッサ:「……ああ、本当に、大変な一夜だった……!」息を整えて顔を上げ、ウィーヴラの宣言に合わせて松明の群衆へと大きく手を振り返す。
ウィーヴラ:突き進む道は他者を犠牲にする悪といえど、大業を為したのも事実なのだから。
メル・アルクト:勝利の喜びを噛みしめ、アクアクだった遺骸を振り返る。
メル・アルクト:アクアクは確かに恐ろしい敵であった。多くの人を傷つけた。奴との因縁には己も悩み、苦しんだ。
メル・アルクト:だがメルは両親に愛されてエルフの森で育った者として、弱肉強食の沼地で育ったであろうアクアクをただ憎むことはできなかった。
メル・アルクト:己も、産まれた場所や、出会った人々が違えば、あるいは。
メル・アルクト:彼女はそのように、この恐るべき宿敵との奇妙な因縁に思いを馳せ、
メル・アルクト:疲れ切り、座り込んだ。
ボルグ:「帰ったぞ、アクアクは死んだ!」野次馬に
レイ:「まあ、悪くない闘いでした」
DM:300年前、ネヴァーウィンターを脅かした緑竜アズドラカ。その影は、死してなおこの国を苛み、かつてよりも強大となって迫ってきた。
DM:そしてこの冬の間、数奇な運命を辿り敵手となったアクアク。 蜥蜴人を超え、半竜を超え、竜さえも越えた神となろうとしたその者の最後は――
DM:――不意に、夜空に打ち上げられる光がある。 七色の輝きのそれは、確か……戦勝祝いなどの行事で打ち上げられる花火であったか。 どこかのお調子者が、その在庫を持ち出したに違いない。 ネヴァーウィンターにいた者たちは、皆その輝きを見上げたことだろう。
ウィーヴラ:目を細め、夜空に開く輝きを見上げる。
レニッサ:「……は。いい眺めじゃあないか……」疲れてはいるが笑顔でその光を見上げる。
メル・アルクト:大きく息を吐き。
メル・アルクト:「……だね」
レイ:「おや、懐かしいですね」それを見上げ
DM:不意に君達は、正義の館の屋上で――ルエルが、その景色を見届けているのが見えた。
ボルグ:「しばらく賑やかになるな」
ウィーヴラ:その姿を認め、ウィーヴラは静かに跪き、最敬礼を送る。
ルエル:「……タナメアちゃん。みんな」
ルエル:「大丈夫だよ。昔も、今も……みんな、強いんだから」
レニッサ:「……」ルエルを見つけ、気安く手を振ろうとし、ウィーヴラを見てそれに倣い彼女なりの敬意として深く頭を下げる。
DM:目元に溢れた雫は、"もう一度ここに戻ってきてよかった"という、感慨のもので。
メル・アルクト:自分も頭を下げましょう。
メル・アルクト:「ルエルさんも……本当にありがとうございました」
ボルグ:「そうだな」 同じく一礼
レイ:「会釈」
DM:かくして、ネヴァーウィンターに迫った脅威はここに討たれた。
DM:あとに、残るのは―――
DM:生き延びた者達が、覚悟とともに築いていく現在であろう。
DM:ルエルが、静かに歌うのが聞こえる。
DM:それはかつて、彼女が盟友と共に歌ったしらべで……
『アイススパイア山の竜:異形の緑竜編』終わり。
追補編
おことわり
記事作成に利用した画像生成AI:「TrinArt」
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