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ダンジョンズ&ドラゴンズ:リプレイ『アイススパイア山の竜:終わりと始まり編』

◇自作記事総合インデックス

 当記事はKasumi氏のDiscordサーバーで行われているダンジョンズ&ドラゴンズ第五版を用いたキャンペーンで2023/03/01に開催されたシーズン1最終回にあたるセッションを発言順の整理など多少の修正を加えた上でリプレイ化したものです。当キャンペーンは『セッションの度にメンバー募集を行い集まったメンバーで話を進める』スタイルを取っており、一人のPLが複数人のPCを持つことも認められているため今回のセッションに参加したメンバー以外にも数多くのPCが存在している点については事前にご留意ください。同キャンペーンの物語については以下の記事も参照。

【導入】

 雪を頂くソード山脈のふもと、ごつごつと岩がちな丘の連なるあたり。 飾り気のない丸太づくりの建物が4,50ほど集まってできた鉱山町、ファンダリンがある。 割合に新しい家や店を、崩れた石造りの廃墟が取り巻いている。 元はもっと大きな町があったことが想像がつく。

 ファンダリンの住人は寡黙で勤労主義だ。 彼らは遠くからこの町へと、身を立てるためにやってきた者達ばかりだからだ。 農夫、石工、鍛冶屋、商人、山師、子供、乞食。 町には防壁も守備隊もいない。 町の者たちは多くがかたわらに武器を置いて、有事の時にはそれをすぐに引き寄せるだろう。

 「それじゃあ、今日の山の神の寵愛に感謝して……乾杯!」 町の中ほどにある宿屋兼酒場であるストーンヒルの宿屋に、労働者達の声が響く。 時刻は既に日も沈み、外では静かに雪が降り続ける。 だがその冷気もなんのその。宿の中では、ここに集った者達が言葉と盃を交わす。

 ネヴァーウィンターでの騒乱から、2週間が経過しつつあった。 あの混迷の中での戦いは、ファンダリンに新たな特需を齎した。 都市の再建のためには多数の鉱石が必要となろう。 あるいは、都市での仕事よりも郊外で一山当てて、復興途中のネヴァーウィンターの一等地を買い取ってやろうと画策するものもいるはずだ。 クライオヴェインが討たれたことで、この一帯には平和と、これまで以上の賑やかな営みが戻ってきたのだ。

 そして君達もまた、慌ただしい日々を過ごしていることだろう。 あるいは……これまでとは違う、別の場所に旅立つ準備をしているのかもしれない。 さて、今日はここから物語を始めよう。 (RPをどうぞ

ウィーヴラ(PL:シカナ):店内の平和な情景を目を細めながら眺めるのは、ドラゴンボーンの女、ウィーヴラである。その手には白湯入りのマグ。

名前:ウィーヴラ
種族:ドラゴンボーン
クラス:パラディン(レベル6)
属性:秩序にして善
性別:
身長:220cm
体重:110kg
外見的特徴:ゴールドドラゴンの頭部、黄金の尾、白い服の上から金色に輝く鎧を纏っている。

概説:ゴールドドラゴンを祖に持つドラゴンボーンの女聖騎士。見聞を広めるため、諸国漫遊の旅に出ることを決める。旅の間はなるべく風任せにいこうとは考えているものの、血筋故か気がつくと予定や旅支度に時間をかけてしまうのが目下の悩み。

メル・アルクト(PL:古矢沢):「……賑やかだねぇ」周囲を見渡しながら佇んでいましょう。

名前:メル・アルクト
種族:エルフ(ハイ・エルフ)
クラス:バード(レベル7)
属性:混沌にして善
年齢:50歳
性別:
身長:177cm
体重:67kg
外見的特徴:黒髪、緑の瞳、緑の帽子とマント、シンプルな旅人らしい服。首元にはノームの幼馴染から譲られた琥珀のブローチを身に着けている。

概説:変化していく世界への強い好奇心と内に滾る冒険心に突き動かされ、故郷を離れて旅に出た若いエルフのバード。得意楽器はフルートとリュートで、旅先では地元の特色を活かした料理を楽しむことを好む。
 戦闘は本職ではなかったが、冒険の中で己の力が誰かを救えるものであることを自覚してからは音楽を用いた多彩な魔法と母親に叩きこまれた護身術を用いて義心のため仲間と共に戦うようになった。それにより命の危険に晒されることや苦悩することも増えたが彼女はそれを後悔しておらず、自分の力で人助けができることを好ましく思っている。

メル・アルクト:「平和が戻ってきて、本当によかった」

ウィーヴラ:「その通りでありますな」

インパチェンス(PL:Gendrun):「......」この先どうしようかなと考えつつちまちま食事を貰っている

名前:インパチェンス
種族:ヒューマン
クラス:ファイター(レベル7)
属性:中立にして善
性別:
身長:213cm
体重:102kg
外見的特徴:紫の長髪、青緑の目、巨躯。

概説:ヒューマンにしてはかなり大きい体躯を持った戦士の女。度を越えた無口であり、ほとんど言葉を発さない。戦士として前にでる胆力はあるがそれ以外では気弱。

スハビィ(PL:しゅう):「うん、そうだね……。本当に」ジュースの入った小さなカップを手に頷くスハビィ。

名前:スハビィ
種族:ヒューマン
クラス:ローグ(レベル3)/レンジャー(レベル4)
属性:混沌にして善
年齢:16歳
性別:
身長:155cm
体重:50kg
外見的特徴:後ろで束ねられた茶髪、黄色い瞳、灰色の外套。

概説:二振りの短剣を得物とする少女。やや無愛想でつっけんどんな態度だが根はなんだかんだいい子。
 とある犯罪ギルドで暗殺者として育てられ傷と血に塗れた人生を歩んできたが、あるときターゲットの殺害に失敗、返り討ちに遭う。しかしその凄腕の男は暗殺の道具として使われただけの少女を殺しはせず、代わりに単身でその犯罪ギルドに乗り込み壊滅させてしまう。そしてスハビィは、その男から殺すためではなく護るために剣を振るう生き方を初めて教わったのだった。
 現在はその男のもとから離れ、己の過去を隠して駆け出しのハンターとして各地を旅している。

鉱山労働者達:「そーら!お前ら!新入りが抜けてったぶんの穴はきっちり取り戻すぞ!」

鉱山労働者達:「だがまずは、あいつの門出に……乾杯!」などと、酒場の一角で騒ぐ鉱山労働者達の姿が見える。彼らもまた、人員の交代や、増える需要によってこれからの仕事も忙しくなることだろう。

スハビィ:新入り……

メル・アルクト:エルグさんから何か話は聞いていますかね。

DM(Kasumi):話はしているだろうね。あの男も、冒険者の傍ら、鉱山でツルハシを振るう生活も終わりだろう

名前:ボブ ※本名はエルグ・タルク
種族:ヒューマン
クラス:ファイター(レベル7)
属性:中立にして善
性別:
外見的特徴:褐色の肌、黒い髪と赤い前髪、青い瞳。

概説:ファンダリンで働いていた鉱夫であったが、とある出来事を切掛に冒険者となる。まだ未熟な部分もあるが、戦士としては天性の勘とセンスを持つ強者。その物腰には単なる鉱夫とは思えない気品のようなものがあるが、それを彼自身は語ろうとはしない。
 その正体はバルダーズゲートの大工房、タルク工房の御曹司であるエルグ・タルク。ドワーフの父親との間の確執から親元を去り、流れるうちにファンダリンに行き着いた。

※執筆者注:Kasumi氏の卓ではドワーフとヒューマンが混血した場合はハーフエルフのように双方の特徴が混じった子供が産まれるのではなくドワーフかヒューマンのどちらかが産まれるという独自設定を採用している。

ウィーヴラ:賑やかな食卓の方向を一瞥し、白湯を一口。その顔は穏やかだ。

スハビィ:「いろいろあったし大変だったけど……なんとか乗り切ったんだなあ」宴の様子に、今更のように呟く。

マギア・パロ=プレア(PL:silverkey):「むぐむぐ……頃合いかしらねえ。ここの……ごはんと! お酒! 良かったんだけど」ワインを飲みながら呟く少女。周囲の平和を眺めつつ、冒険者という立場故の今後の身の振り方に思いを馳せる。

名前:マギア・パロ=プレア
種族:エルフ(ハイ・エルフ)
クラス:クレリック(レベル2)/ウィザード(レベル4)
属性:秩序にして善
年齢:60歳
性別:
身長:150cm
体重:35kg
外見的特徴:緑色のツインテール、白い肌、紫の瞳。

概説:緑色の髪をツインテールに纏めたハイエルフの少女。とあるクレリックに仕える家系に生まれ、成人後はその御付としての役割を期待されている。
 しかし成人するまでの残り数十年は好きにして良いのだろう、と故郷を飛び出してしまい、現在は秘術への知見を広げながら自由な冒険者生活を楽しんでいる。

インパチェンス:「.......」スハビィの発言に小さく頷き

ウィーヴラ:「さても、次はどの地に向かうべきか。悩みどころでありますな」やや真剣な面持ち。次の旅先を決めるために、この宿に留まり続けているような状態なのだ。

リコ:「だーかーらーねぇー!これからはぁ~、あたしは見習いじゃなくて、商会のキャラバンの責任者になるってぇ……ねぇ聞いてるー?」などと、やや小柄なヒューマンの少女は、明らかにげんなりした顔のハーフエルフの青年の様子に気付かず、ぐいぐいと盃を押し付けている。だが、今夜くらいは付き合ってやろうというつもりなのだろう。その盃を受け取って、静かに一口。

リコ:『獅子盾商会』の見習いである赤髪の少女。ファンダリンの冒険者達とは仕事の依頼や活動の支援を通して縁がある。

スピラ:数百年前に何らかの出来事によって滅んだエルフの一族の末裔。
辺境にて生まれ育つ中で、偶然家にあった手甲を見つけたことでそれを知る。手甲は呪具であり、一族の残した最後の資産の一部であったのだ。これを手にして目指すのは一族の再興と、さしあたっては生活の安定だ。

スハビィ:「……次、かあ。どうしようかな……」ウィーヴラの言葉にふと考え込む仕草。

マギア・パロ=プレア:「ほんとねえ。私もスパシーも、愛着は湧いて来たところなんだけど。愛着があるからって止まる訳にも、ね」

名前:スパシー・オリヴィア(PL:silverkey)
種族:ヒューマン
クラス:ファイター(レベル6)
属性:秩序にして善
年齢:22歳
性別:
身長:165cm
体重:48kg
外見的特徴:華々しい深紅の髪、赤色の軽装鎧

概説:華々しい深紅の髪が特徴的な、流浪の女騎士。身のこなしを活かすための軽装鎧を纏い、両手用の長槍を軽々と振るう。
 かつては『ベルンハルデル』の名を持つ辺境伯の令嬢であったが、とある聖女との出会いから『オリヴィア』を名乗り守護者としての経験を積むための旅に出た。
 赤色が好きで、自分の武器や防具も可能な限り赤色に塗ろうとする。また、年齢的にはギリギリアウトなはずだが、少女と呼ばれることに結構執着する。

スハビィ:「みんなは、この先どうするの?」一同に。

ウィーヴラ:「さぁて……どうしたものか」やや微笑ましげな視線を商会の面々に向けつつ

マギア・パロ=プレア:「うーん。経験を積む、っていう……曖昧な答えにはなるかしら。私はこの通り、とっても! 強い! 賢い! 術師だけど……まだまだ頂は遠いし」

インパチェンス:「えっ.....」

インパチェンス:「あ、その.....。か、考えていません....」

メル・アルクト:「そうだね……」

メル・アルクト:「ひとまず、ボブくんに会いに行くつもりだよ」

メル・アルクト:「……伝えたいことがあるから」

ウィーヴラ:「それはそれは」メルの言葉に目を丸くする。

スハビィ:「おお……」と興味ありそうな目をメルに向ける。

マギア・パロ=プレア:「ふふーん、青春ねえ」メルに訳知り顔で親戚姉貴面をするが、年としてはほぼ変わらない。

メル・アルクト:「それからどうするかは、向こうの答え次第かなぁ……」

ファルコン:「田舎じゃ、酒しか娯楽がねぇってのはマジなんだなあ……」と、ネヴァーウィンターの復興に貴族達も狩猟などやってる場合ではないのか。狩猟宿は一旦休業で、獣を狩ってはその革や肉を売る仕事、つまり下積み時代の仕事へと戻った熟練の狩人は……

DM:今日引き渡すべきであった肉やらなにやらを預けたあとは、エールをぐいっと飲んで、盛況な様子を見渡している。彼の戦友の心も、今はここにあると信じているのだろう。

ファルコン:ネヴァーウィンターの森の中で狩猟宿を経営しているベテランの狩人。今は亡き狩人仲間の女性『エレメイン』のことを憧れ、誇りとしている。

ウィーヴラ:「そのような道もある、ということでありますな。……自分にはしばらく縁がないでしょうが……」ぬるくなっていた白湯を飲み干す。

マギア・パロ=プレア:「なんにせよ、後悔ないようにしなさいな」言いつつ、飲み終わったワインを下げ、エールに口を付け始めた。

メル・アルクト:「うん」

メル・アルクト:「ありがとう」

インパチェンス:「...........」ちょっといいなぁと思わなくもないらしく優しげな目でメルさん見てる

スハビィ:「……すごいなあ……」と呟きながら、無意識のうちに右手に胸元の狼の金属飾りをそっと握る。

DM:そしてクライオヴェインが討たれたことで周囲の環境も穏やかになったのだろうか。

DM:君達に任される依頼も、すっかり細々としたものばかりになっている。

スハビィ:「わたしは……また、どこかに旅に出ようかな。怪物に困ってる人たちを助けられそうな場所」

DM:思えば、やれ村の危機だの……数百年に一度の悪天候だの、次元渡りを狙う異次元の存在だのと戦い続けていた頃のほうがよほど異常だったと思えるほどに。

スハビィ:「どこもかしこも、かもしれないけど……」苦笑。

メル・アルクト:「立派な判断だと思うよ」

マギア・パロ=プレア:「このままじゃあ宿代も払えなくなっちゃいそうだしね。酒と肴の代金はマストだし」

ウィーヴラ:「良きことであります」スハビィの言葉に笑みを浮かべる。

スハビィ:「うん、ありがと……」照れくさそうに不器用に笑う。

メル・アルクト:「しかし、実際にここまで状況が変わると、命をかけて戦ってきたかいを感じるね……」

インパチェンス:「い、いいと思います......」

スハビィ:「当分は、ドラゴンだとかイリシッドだとか、そういうのは……いいかな」

ウィーヴラ:「ははは!ごもっともであります」

スハビィ:「もう見飽きちゃった……かも」恥ずかしそうに冗談を飛ばす。

DM:それに、ちょうど君達が不在の間。

DM:ファンダリンを訪れたというカナリアを連れた旅人は、君達向けに一通の手紙を残していった。

DM:その内容は、ごくシンプルなもの。

DM:『クロミウム・ルエルはしばしの間、"竜の安息地"とされる地にて傷を癒やす』

ルエル:人に育てられた胡乱でいい加減で酒浸りの若いドラゴン。普段は緑髪のエルフの姿に擬態している。300年前に邪悪な緑竜『アズドラカ』の討伐に協力したが、それが善の竜と悪の竜の全面戦争の引き金になりかねない行為であったことから善なる竜の神『バハムート』につい最近まで謹慎を命じられていた。彼女の属するクロミウム・ドラゴンはKasumi氏オリジナルの種でシルヴァー・ドラゴンの亜種に分類される。

DM:彼らによく礼を言っておいてほしいと、その旅人は店主に告げていたという。

メル・アルクト:バハムートが来てる……!?

DM:いやあ人間違いじゃないかなぁ~?

ウィーヴラ:

スハビィ:まさかのご本人

DM:カナリア連れてるやつなんてたくさんいるって、ダイジョブダッテ!

DM:最近ネヴァーウィンターでも逮捕されてたしな……

最近ネヴァーウィンターでも逮捕されてた:とあるセッションでセッションが始まる前に行われていた冒険の胡乱度を100面ダイスで決めたところ98が出たことによって生えた、酔っ払いのドラゴンボーンがバハムートの化身を自称したことを発端とする怪事件の話。この事件ではバハムートを逮捕したと主張する男が市場に立てこもり、ネヴァーウィンター行政府に対して3億gpの身代金とからくり島高飛び用の飛行船を要求した。どうやら紆余曲折の末に危うくネヴァーウィンターがゾンビーまみれになりかけるほどの大事であったらしい。

スハビィ:

DM:なんで自分から旅の終わりの穏やかさをあほさで台無しにしていくのか

マギア・パロ=プレア:「平和が一番よ。私達みたいなのが豪快に大枚はたけるのは、それに応じた波乱があるからだし」しみじみと。自身の力を高めることに余念がなく、大金を稼いで贅沢も好むマギアだが……一応は、秩序を重んじるクレリックだ。

ウィーヴラ:「御使(ルエル)殿もひとまずは安泰になられたようで。一安心でありますよ」

メル・アルクト:「うん、本当によかった」

トブレス:「ははぁ、それじゃあ静かになっちゃいやすねぇ」

トブレス:ファンダリンの冒険者達が拠点とする『ストーンヒルの宿屋』の店主。恰幅の良さと人懐っこい笑みが特徴。元は鉱夫としてこの地を訪れたが、石を掘るよりも宿を経営するほうが向いていると気づき店主となった。

トブレス:「まあ、塩気のある食べ物ばかりじゃ寿命が縮むともいいやす」

トブレス:「今度は塩気のないものが出る宿を見つけるといいでさぁよ」と、不意に君達に声をかけてくるのは宿の店主であるトブレスだ。

ウィーヴラ:「助言、感謝するでありますよ」穏やかな様子で。

メル・アルクト:「トブレスさんもありがとう。鉱夫定食も美味しかったよ」

マギア・パロ=プレア:「ふふーん。悪くなかったわ、この塩気も。……本当にね。冒険の終わりに、帰って来たって実感は湧いたものよ」

トブレス:「へへっ、レシピは門外不出ですぜ」

トブレス:「……しっかし、あのハーフエルフのお嬢ちゃんはどうしたんですかい?」

トブレス:「ちょいと町長のところに使いを頼んだっきり戻ってきてないようですがねぇ」ほら、あの赤い外套の……と。

スハビィ:「味が濃いのもいいんだけどね……」苦笑。

インパチェンス:「.....?エ、エミさん.....ですか?」

名前:"赤外套"のエミ
種族:ハーフエルフ(ドラウの一族)
クラス:レンジャー/ホライズンウォーカー(レベル7)
属性:中立にして善
性別:
外見的特徴:銀色の長髪、白い肌、赤い目、赤い外套。

概説:アンダーダークのドラウ(ダークエルフ)が地上にて築いた一族に生まれた混血児。地上でのドラウの活動の隠れ蓑となっていたその一族は貴族の位さえも得ていた。生まれつき病弱であり、デイウォーカーじみた扱いを受けていた彼女は、本来ならば若くして死ぬはずであった。
 だがなにかがあり、彼女は生き延びた。そして彼女はある時起きた、「著名なエルフの貴族の邸宅の大火事」を切掛に姿を消した。それから数年後、「赤い外套の剣士」を探す銀髪の女の姿があった。

ウィーヴラ:その言葉に僅かに目を細める。

メル・アルクト:「……ふむ」

スハビィ:「え、町長さんの……?」

メル・アルクト:「何かあったのかな?」

スハビィ:わたし知らないよ、というように首を振る。

ウィーヴラ:「彼女とて腕の立つ冒険者。そう簡単に遅れをとることはないでありますでしょうが……」

DM:思えば、ほんのしばらく前。なにやら宿から町長に向けての手紙とか、一部の帳簿を持っていくように頼まれていた。

DM:往復でほんの数分ほど、本気で走れば数十秒で終わるような出来事であるのだが……

スハビィ:「なにか話し込んでる……とかじゃないのかな」

ウィーヴラ:「やや気にかかるのは事実。ふぅむ」考え込む。

マギア・パロ=プレア:「そうそう野蛮な事が起こることもないでしょうけど……今更迷うとも思えないしね。なんか盛り上がってるんじゃん?」

メル・アルクト:「様子を見てこよっか」

DM:スキあらば美女を口説いたり甘えて回るあの女が帰ってこないとなると、よほどの美女とでも出くわしたということだろうか。

DM:だとしたら今頃宿にでも連れ込んできていそうなものだが……

スハビィ:

ウィーヴラ:「で、ありますな。町長殿にもご挨拶くらいはしておくべきでありましょうし」

スハビィ:「あー、そっか……。そういうのもしなきゃだよね」ウィーヴラの言葉に頷く。

マギア・パロ=プレア:「町長への挨拶かあ……うーん、実感。そうよね、まあ世話になったし」

DM:かくして君達は、すっかり星も高くへ登った冬の空の下。

DM:雪の静かに降るファンダリンへと歩みだしていく。

インパチェンス:「は、はい.....」

メル・アルクト:白い息を吐く。

スハビィ:「……うう、まだ冷える」マントの下で自らの体を抱く。

ウィーヴラ:「いささか身に染みるであります」

DM:――結果から言えば、彼女はすぐに見つかる。

DM:宿のすぐ近く、ひときわ大きな木のもとのベンチに、ひどく思案顔で座っているのが見えたからだ。

DM:おそらく帳簿などは渡したあとなのだろう。身軽な様子だが……?

メル・アルクト:「あっ、いた」

ウィーヴラ:「おや」

メル・アルクト:「おーい!エミ!」手を振る。

エミ:「……あ!みんな」ごめーん、もしかして探してた?と。

スハビィ:「どうしたの?」近寄ってみる

メル・アルクト:「いいんだよ。それで、どうしたの?」

メル・アルクト:「何か考え事をしてたみたいだけど」

DM:こっちおいでおいで、と彼女が手招きするのが見える。だがその表情は……どこか浮かないもので。

マギア・パロ=プレア:「まあね。随分と長い間話し込んだって訳でもなさそうだけど」

メル・アルクト:では寄って行きましょう。

スハビィ:「……?」怪訝な顔をして手招きに従う。

ウィーヴラ:「なにか懸念でも?」その顔色から察したか、歩み寄る。

エミ:「んーとね。……これ、見てくれる?」彼女が、木の方を指差す。そこには……釘で打ち付けられた、一枚の手紙が見えた。

インパチェンス:「ど、どうしましたか.....?」不安げにエミの近くへ駆け寄りつつ

スハビィ:「なに……?」読んでみよう

ウィーヴラ:そちらへと振り向こう。

エミ:「ラブレター、貰っちゃったんだよね?」あっはっははーっ、と。

メル・アルクト:では見てみましょう。

DM:それも、あたしだけじゃなくてみんなの……ね?と。

インパチェンス:「.....?」首かしげつつそちらを見る

スハビィ:「え、どういうこと……!?」

メル・アルクト:「……あー……」

DM:『ファンダリンの冒険者達よ、決着をつけよう』

DM:『雪の頂、打ち捨てられた廃墟にて待つ』

スハビィ:ラブレター、という言葉に目を白黒させ。

マギア・パロ=プレア:「ふーん? 見る目があるヤツいるじゃん。大分好色だけど」言いつつ、誰からかは察している様子で。

ウィーヴラ:その文面に目を細める。

メル・アルクト:なんとなく察し、その感が当たっていたことを確かめる。

メル・アルクト:「……まあ」

メル・アルクト:「彼らしいね」

ウィーヴラ:「……決着。で、ありますか」静かな声音。

DM:わざわざ、黒い鱗を一枚蝋で貼り付けられているのが……答えであろう。

イーヴォ:邪悪な竜の力を自らのものとする儀式によりブラック・ドラゴンの力を得たハーフオークと思われる男性。その頭部はブラック・ドラゴンのものである。長い間、遺跡で眠っていた身であり過去の記憶はなく、現在はネリーゼという女性と行動を共にしている。ならず者ではあるが善悪に無頓着なだけで意味もなく周囲へ被害を齎すタイプではなく、成り行きで善良な冒険者達と共闘したこともある。
 かつて『五色の竜の血を揃えティアマト(邪竜の神)の高みを垣間見る』ことを目指す『ドラゴン・カルト』に囚われた際はネリーゼから情報共有を受けたルエルと冒険者達に救われた。その後は自らも五色の竜の血を揃えることを狙っている。

ネリーゼ:イーヴォを慕う金髪の女魔術師。元ドラゴン・カルト。彼女が邪悪なドラゴンを崇拝するカルトに入った理由には「家族の仇をドラゴンが焼き払った」経験が影響しているらしい。始めは遺跡で出会ったイーヴォのことを神じみたドラゴンそのものと捉えドラゴン・カルトの女信者として仕えていたが、自身の教父「顔なきヴァルゴ」が率いるドラゴン・カルトの集団が生贄とするためにイーヴォを捕えたことでカルトと決別、ルエルと冒険者達に情報共有を行いイーヴォを救った。得物はクリスナイフ。

スハビィ:「……なるほど、こういうのかー……」声のトーンがやや下がる。

インパチェンス:「これは....」

スハビィ:「……そういえば、まだあいつが残ってるんだった」先日、少女に請われ囚われの身となった半竜の男を救い出したのを思い出す。

マギア・パロ=プレア:「全く、最後まで面倒かけてくれるヤツだわ」

エミ:「……ねえ、どうしよう」

エミ:「せっかく村もイケイケドンドンな雰囲気の時にさ」

DM:これ伝えたら、また不安になっちゃわないかなぁ……?と、彼女は問いかけて。

メル・アルクト:「ふむ」

ウィーヴラ:「別に伝えずともよいのでは?」

インパチェンス:「そ、そうですね....」

エミ:「いいのかな!?」

ウィーヴラ:「これは彼奴と自分たちの問題である。自分はそのように考えるであります」何気ない様子で。

スハビィ:「……わたしたちをご指名、ってことでいいんだよね、これ」

メル・アルクト:「考え方によっては……これでいいのかもしれないよ。イーヴォのことも気になってはいたし……」

メル・アルクト:「それに、無関係の人を巻き込まず、僕達だけで決着を付けられるなら」

DM:このような果たし状まで送りつけた上で……わざわざ、冒険者達を指名しての決着の要請。

ウィーヴラ:「たしかに。彼奴を野放しにしておくわけにもいかないでありますし」

マギア・パロ=プレア:「ま、何人かツテのある奴にそれとなく伝えておくわよ。問題ないように取り計らいなさい、ってね」

メル・アルクト:「ただ彼の行方が分からないまま、ここを去るよりも」

DM:思えば、君達側に倒す理由のあったクライオヴェインとの戦い。

DM:あちら側に、君達を排除するという理由があったアクアクとの戦い。

DM:――それらと、この手紙の本質は大きく違う。

メル・アルクト:「……勿論、勝てるなら、だけど」

スハビィ:「……決着、かぁ。……そうだね、このままだと、なんかスッキリしない気がする」

ウィーヴラ:「勝つと思って応じるものでありますよ、こういうものは」

DM:必要に駆られるわけでも、状況に組み込まれるわけでもない。

DM:ただ、そうしたいと思ったゆえに果たし状を送りつけ。

DM:それに乗るならば来い、と。君達に告げているのだ。

スハビィ:「……わたしは、行ってみようと思う」

ウィーヴラ:「ふむ。自分も向かおうと思っていたところであります」

メル・アルクト:「……僕も行こう」

マギア・パロ=プレア:「大人しく酒飲んで上手いもの食って。隣に信じる人も居るようだし、それでいいとは思うけど。向こうが決闘を望むなら、応じるわ。高貴なるエルフとして! ……そして、プレア家の聖女に仕える守護者として」

エミ:「……やば、どうしようインパチェンスお姉さん!」

エミ:「こういうお誘いの時って、どうすればいいと思う!?」ラブレター書くのはともかく送られるのは初めてなんだけどあたし!と

インパチェンス:「は、はい.....。....け、決闘の様な物ですし....、こ、断るのも、無礼....かと」

メル・アルクト:エミの様子を見て困ったように笑みを浮かべます。

スハビィ:「……"ひとたび翼を得たものが、目指すものはいつでも同じ"、か……」かつてのイーヴォの言葉が頭によぎる。

エミ:「だよねぇ……」

エミ:「決闘、決闘かぁ」

ウィーヴラ:「まあ……自分にとってもちょうどいい機会であります。あの時取り逃したことでどのような災禍と混乱を招くか。悩む日もありました故」

エミ:「戦うために戦うって、……もしかして初めてじゃない?」

メル・アルクト:「……ふむ」

マギア・パロ=プレア:「応じて、面と向かって別れを突き付けてやりゃあ良いのよ。言葉じゃなく、誇りと知恵のぶつけ合いだろうけどね」

スハビィ:「……それだけ、実力を信頼されてるってことなのかな」

DM:これは私闘だ。誰かのためでもなければ、大義があるわけでもない。

スハビィ:「敵……なんだろうけど。なんか嬉しい気もする」

インパチェンス:「....そう、ですね」

インパチェンス:「あ、あの....エミさんは気が進まなければ、無理はせず...」

ウィーヴラ:「そうかもしれないでありますな」やや憮然とした様子。

スハビィ:ちょっと変かな、と困ったようにつけ加え。

エミ:「んふふ……そういうことなら、乗らないとね?」

エミ:「だいじょーぶ、だいぶ乗り気になったから!」

ウィーヴラ:「それはなにより」

マギア・パロ=プレア:「良いんじゃん? アイツだって……長い付き合いになった、好敵手よ。道は違えど、縁だけは強く繋がった」

スハビィ:「……じゃあ、みんなで一緒に行ってみる?」子供じみた悪戯を提案するような口調で。

スハビィ:「人数の指定は無いみたいだしさ」

メル・アルクト:「……うん」ネリーゼの顔が頭に浮かぶ。

ウィーヴラ:『…………あの武技の腕だけは認めてやらないでもない』憮然とした顔で憮然とした竜語の呟き。

インパチェンス:「わ、わかりました....」

エミ:「それじゃ、待たせると悪いもんね!」明日になったら行こうか、と。

ウィーヴラ:「む。そうでありますな!善は急げ、であります」

メル・アルクト:「だね、そうしよう」

マギア・パロ=プレア:「まあ、私達ならやれる。やれなかったとしても……それで、『ゲヘへ、街を蹂躙してやるぜえ』なんてヤツではないでしょ。そこは、信用できる」

メル・アルクト:「……願わくば、この決闘を悔いのないものにしたいね」

スハビィ:「うん。……この街での、最後の思い出になるかもしれないし」

ウィーヴラ:「そう……でありますな」

インパチェンス:「...はい」

エミ:「それじゃ、あのさ!」

エミ:「……考えすぎて寒くなってきたし、宿戻らない?」指先かじかんできちゃったよ~、と

メル・アルクト:「そうしよう」

マギア・パロ=プレア:「ホットワインでも飲まないとね!」

ウィーヴラ:「おっと、そうでありますな!流石にこの寒さは厳しいでありますからして」

インパチェンス:「そ、そうですね....」

スハビィ:「うん!みんな宴会してるし、エミもなんかあったかいの飲みなよ」はやく戻ろう、と先導。

エミ:「インパチェンスおねえさーんっ!宿につくまで温めて~!」

DM:※宿は目と鼻の先

インパチェンス:「えっ、あ、は、はい....」じゃあコートの中にでも入れよう

マギア・パロ=プレア:「……はぁ」こんなやり取りも、何だか見慣れてしまったなあと。

ウィーヴラ:「……自分もクロンに頼んでベッドを温めておいてもらうでありますかな……」エミとインパチェンスを横目で見やり、思いついたように。

名前:クロン(PL:シカナ)
種族:ハーフリング(ライトフット)
クラス:ソーサラー(レベル3)/モンク(レベル2)
属性:秩序にして中立
性別:
外見的特徴:ピンクの髪、水色の瞳、小柄な体。

概説:東の地にて生を受け、親の教えを受けて武術を磨く日々を送っていた少女。ある日、彼女は旅立つことを決める。一族がかつて交わったという銀竜の血が色濃く現れたため、武術の研鑽と血を残すための相手を探すために……
 という名目で口うるさい親元を離れ、勝手気ままな旅を楽しむ少女。極めて楽天的であり、好きなものは喧騒と酒。

メル・アルクト:「……ふふ」

スハビィ:「わ、あったかそう……」

マギア・パロ=プレア:「私もスパシーの奴に頼んで……ああいや、ダメね。あいつ、温めた布団でそのまま寝そうだわ」

DM:―――かくして、夜は更けてゆき。

DM:朝がやってくる。

トブレス:「おやぁ?なんですかい、まだ乗合馬車が来るまでには時間がありますぜ?」ふわぁ、とあくびをしながらの朝食の用意をしている店主と、出立しようとする君達は遭遇することとなる。

メル・アルクト:「用事ができてね」

マギア・パロ=プレア:「ちょっと逢瀬の予定がね」ふふーん、と胸を張って見せる。

スハビィ:「……うん、ちょっと思い出作りにね」小さな笑みを浮かべる。

ウィーヴラ:「野暮用であります」しれっと

エミ:「そーゆーこと!」にへっとピースサインをして

インパチェンス:「は、はい....」

DM:昨晩、アレだけ賑わっていた宿に今いるのは君達と店主だけだ。

トブレス:「そうですかい。前もって言ってくれてりゃ、弁当の一つくらい用意をしたってのに!」

トブレス:「それじゃ、そうですねぇ……こいつ、持っていってくだせぇ」と、なにやら深刻な顔をして取り出すのは……一本の酒瓶で。

スハビィ:「え、なんだろ……わ」

ウィーヴラ:「それは?」首を傾げる。

トブレス:「まだ寒いですからね。体を冷やさないように頼みやすよ」

スハビィ:「お酒……いいやつ?」スハビィには酒の善し悪しはわからない。

マギア・パロ=プレア:「へえ! 良いじゃん!」

DM:ごく普通のワインだ。ただ、餞別というにはごく普通のもの。

メル・アルクト:「……ありがとう」目を丸くしながら。

ウィーヴラ:「なるほど。お気遣い、感謝するであります」にっと笑う。

DM:でも、そういうものなのだろう。

DM:冒険者がどこかに旅立つとすれば、それを見送るのは店主の仕事で……

インパチェンス:「あ、ありがとうございます....」

DM:それは珍しくもなく、繰り返されるもの。故に特別な何かを、殊更に用意しようというものでもない。

エミ:「(ねえちょっと!?これもう別れの餞別って感じなんだけどさー!?)」

エミ:「(別に帰ってくるよね!?あたし達どういう顔で空き瓶返せば良いのかな!?)」

スハビィ:「ありがとうございます……。へへ、こういう形で贈り物もらうの、初めてかも……」はにかむ。

インパチェンス:「(え、ええと....)」

ウィーヴラ:「(……まあ、どうとでもなるでありますよ。たぶん)」密かに苦笑。

マギア・パロ=プレア:「……ふふーん。良いものね、とっても」マギアは……何だかんだと言いつつ、経験の浅い冒険者だ。こういった『餞別』には、まだ免疫がない。

マギア・パロ=プレア:「まあ、案外早く戻ってくるかもしれないし? そんときは驚かないで出迎えてよね」

スハビィ:「(あ、お別れのだったの?どうしよう、もう受け取っちゃった……!)」あわあわ

トブレス:「へへっ、あっしはわかっていやすよ」

トブレス:「また来る時には、とびきりの土産話を頼みやすぜ?」

メル・アルクト:「……うん!」

ウィーヴラ:「自分は話し下手なのでありますが……頼まれてしまっては仕方ないでありますな」

マギア・パロ=プレア:「まかせなさい。このマギアさまが面白い話を仕入れてきてやるわ」

スハビィ:「……うん、任せててね」誰かにこうやって帰りを期待されることのうれしさを改めて感じながら答える。

DM:――かくして、君達は再び。

DM:かの白竜、クライオヴェインが支配していたアイススパイア山へと向かう。

DM:村を出る頃には、逆方向へと獅子盾商会の馬車が走っていくのが見える。

DM:その御者台で、元気に声を張る小柄なヒューマンの少女も。

DM:彼らの仕事も始まるということだろう。

ウィーヴラ:その場所に軽く手を振る。

エミ:「いってきまーすっ……なーんてね」

メル・アルクト:「リコ!」手を振る。

DM:彼女が、声に振り返って君達に手を振るのが見える。

スハビィ:「……やっと、普通の日常なんだなあ……」その様子にしみじみと。

マギア・パロ=プレア:「……そうねえ」

スハビィ:手を振り返しながら呟く。

インパチェンス:「......」小さく手を振っておく

DM:遠くに見えるのは雪の頂。そこが、最後の決着の場だ。

メル・アルクト:ではアイススパイア山の頂を見上げましょう。

マギア・パロ=プレア:「……」無言で、眼を細める。

ウィーヴラ:「……またこの山に足を踏み入れることになるとは。なにがあるかわからないものでありますな」

スハビィ:ごくりと唾を飲み、胸元の狼の装飾をそっと握る。

マギア・パロ=プレア:「前は、慌ただしく、物々しく踏み込んで、という感じだったけど。こうして……ただ踏み入れる、というのも。厳かなものね」

ウィーヴラ:「ええ。……その通りであります」目を細める。

スハビィ:「そうだね。なんだか落ち着ける気がする」

インパチェンス:「....はい」

【アイススパイア山】

DM:かくして、君達が雪の中を進み……幾度かの野営を経てたどり着くのは。

DM:アイススパイア砦にほど近い、打ち捨てられた廃墟。 かつて、雷鳴猪と冒険者が死闘を繰り広げた場所でもあった。

ウィーヴラ:「あそこでありますか」

DM:その一角、煙が立ち上っているのが見える。

メル・アルクト:「……いるね」

スハビィ:「目印までつけてくれてる」たなびく煙を見上げる。

メル・アルクト:幾度も命の危機を感じた雷鳴猪との死闘を思い出しつつ。

ウィーヴラ:「妙なところで親切なやつであります」複雑な顔。

マギア・パロ=プレア:「分かりやすくていいわ。向こうも、迷って欲しい訳じゃあないんでしょう」

エミ:「単純に寒いからじゃあないかなぁ……?」はーっ、と息を吐いて。

メル・アルクト:では、そうですね。

メル・アルクト:ロングストライダーをかけておきましょうか。欲しい人に。

ウィーヴラ:おー

ウィーヴラ:ではいただきたいです

インパチェンス:余ってたら欲しい

DM:じゃあエミもほしい~

マギア・パロ=プレア:マギアは完全に後衛型なので大丈夫かな

スハビィ:スハビィは最初のターンは自前で移動力増えるから、優先度は低いかな

メル・アルクト:ではレベル1スロットを4個消費して、自分、ウィーヴラさん、インパチェンスさん、エミさんに。 ロングストライダー。

ウィーヴラ:ありがたい

DM:そして君達が廃墟に足を踏み入れた時、そこに佇んでいるのは黒竜の男。

DM:足元にある焚き火には、鍋と丸焼きになったウサギが見える。

ウィーヴラ:やや離れたところで足を止め、腕組みをして黒竜の男を見やる。

マギア・パロ=プレア:「晩餐の最中だったかしら? まあ、ゆっくり食べなさいよ」

インパチェンス:「.....」会釈

メル・アルクト:「……来たよ」凛として告げる。

スハビィ:「……」本来ならば、姿を隠し吹雪に乗じて背後から襲いかかるのが彼女の定石。だが今回に限っては、それはまるで最悪の手のように思えた。

イーヴォ:「……よぉ、待ってたぜ。冒険者ども」拾い上げたウサギを一飲みで平らげれば、首をごきごきと鳴らす。

エミ:「今来たところなんだから仕方ないでしょ?」あーさむさむ、と大げさに冗談めかして告げて。

スハビィ:「……あの人はいないの?」ネリーゼの姿を探す。

ウィーヴラ:「思えば。この距離で顔を合わせるのも久しぶりでありますな」警戒を解かず、静かな口調で。

マギア・パロ=プレア:「豪快に食べちゃってまあ」

イーヴォ:「へっ、こんな場所にあいつを連れてくるかっての」

スハビィ:「寒いし来るのが大変だから?……案外優しいんだね、そういうとこ」

マギア・パロ=プレア:「それで丈夫そうな私達と密会って訳? ふふーん、やり手ね」冗談で返しつつ、肩を回す。戦闘へのコンディションを整えていく。

メル・アルクト:フルートを手に呼吸を整える。

イーヴォ:「優しい?」

イーヴォ:「そりゃ大きな勘違いだっての」

DM:彼の両腰には、見慣れぬ剣がそれぞれ下げられているのが見える。変わらず双剣の使い手であることは見て取れる

ウィーヴラ:剣の柄に手をかけ、イーヴォを見据える。

スハビィ:マントの下でそっと両手を腰の後ろに回し、それぞれに短剣を握る。

インパチェンス:「........」ゆっくりとグレイヴを構える

イーヴォ:「足手まといが居ないほうがやりやすいってことだ」

イーヴォ:「あんたらこそ、どうだ?」

イーヴォ:「今からでも、自分は観客側ですって言って降参するなら狙わないでおいてやるぜ?」

メル・アルクト:「そうするくらいなら、ここまでは来ないよ」

ウィーヴラ:「相変わらず口の回る男でありますな」少しばかり呆れたふうに。

マギア・パロ=プレア:「冗談! ここに来てそんな事を言うくらいだったら、最初から知らん顔して街を出てるわよ。それができなかったからこそ……居るんだからね」

スハビィ:「やだ」短く、はっきりと。

エミ:「冗談じゃなーいっ!」

エミ:「呼びつけといてどういう態度なのそれっ!」ふんっ、と鼻を鳴らして。

インパチェンス:「.....」首を横にふる

DM:イーヴォが、喉を低く鳴らして笑みを浮かべるのが見えた。

DM:――そして、その剣からも……君達の見知った気配が漂い始める。

イーヴォ:「いいさ。そういうことなら……遠慮は要らねえってわけだ!」

スハビィ:「……」目を細めイーヴォと剣に意識を集中させる。

ウィーヴラ:「では、行くであります!」剣を抜き放つ!

メル・アルクト:「ああ、決着を付けよう!」

DM:両の手に剣を抜き放つ!

DM:それはただの剣でなない!竜の牙を加工して作られた剣であり――

DM:君達とイーヴォの間に、2つの幻影が出現する。

DM:一つは、白の。もう一つは、緑の――

DM:クライオヴェイン。そして、アズドラカ。

インパチェンス:「.....!?」

メル・アルクト:息を呑む。2つの影を見据える。

ウィーヴラ:低く唸り、その幻影を睨む。

マギア・パロ=プレア:「随分なのを従えたじゃん」

イーヴォ:「ハハハ!そりゃあ、そうだろ!」

イーヴォ:「お前らとやり合うのに、手を抜くなんて選択肢はねえんだからな……!」

スハビィ:「……」姿勢を低く構え、細く鋭い目で三つの竜の影をにらみつける。

DM:2つの幻影は、おそらくはそれぞれの竜の牙から、魔力によって生み出された肖像。

DM:あくまで仮初めのものであろう。だが、それらの強靭さを――君達はよく知っている。

イーヴォ:「さあ、やろうぜ」

イーヴォ:「価値も道理もねえ、だが――意味のある戦いってやつをさ!」

マギア・パロ=プレア:「……粋な計らいってヤツね。私は直接はあの竜と対峙しなかったから……リベンジマッチができるってことでしょ!」にぃ、と気丈に笑う。

ウィーヴラ:「いいであります。この決闘、確かに受けた!」

エミ:「演出過剰って言われたことない?」

エミ:「まあ、いっか!」

スハビィ:「……わたしも、本音を言えば……。あの2体の竜の討伐に直接加わりたいって思ってたんだ」小さく呟く。

スハビィ:「叶えてくれて、ありがと」口元に、戦いの相手に向けるには似合わぬ笑みが浮かぶ。

DM:エミは剣を抜き放つ。それが超低温の冷気を、この吹雪の中であろうと輝かせるのが見える。

ウィーヴラ:『ご照覧あれ』竜語の唸りとともに、刃から陽炎が立ち上る。

インパチェンス:「......!」表情を締めてグレイヴを構える

DM:さあ、勇気を振り絞り剣を手に取るがいい。

DM:君達が対峙するのは――アイススパイアの竜だ。

【戦闘開始】

DM:というわけで、インスピを進呈しつつ、戦闘のお時間です

ウィーヴラ:わーい

メル・アルクト:ドーモ!

マギア・パロ=プレア:オオーッ

DM:イニシアチブロールを振ったら始めるぞ

メル・アルクト:では、イニシアチブ決定と。

ウィーヴラ:振るぜ振るぜ

天狗ダイス:イニシアチブ(メル・アルクト):1d20 = (16)+4 = (4)合計値:20

天狗ダイス:イニシアチブ(ウィーヴラ):1d20 = (19)合計値:19

天狗ダイス:イニシアチブ(イーヴォ白緑順):3d20 = (12+11+3)合計値:26

天狗ダイス:イニシアチブ(マギア・パロ=プレア): 1d20 = (1)+2 = (2)合計値:3

天狗ダイス:イニシアチブ(インパチェンス):1d20 = (14)合計値:14

天狗ダイス:イニシアチブ(スハビィ):1d20 = (17)+11 = (11)合計値:28

天狗ダイス:イニシアチブ(エミ):1d20 = (16)+5 = (5)合計値:21

メル・アルクト:普段通り、範囲攻撃に巻き込まれないように散らばりつつ動くとして、問題はどういう順番で倒すかかな。

ウィーヴラ:体力が低いのはクライオヴェインの方ではある

メル・アルクト:とはいえACはクライオヴェインの方が上と。あと、自分は白竜の防具があるから、一応冷気には抵抗がある。

ウィーヴラ:AC低い方から確実に減らしていきます?

メル・アルクト:そうするのがいいかな。

スハビィ:かな

マギア・パロ=プレア:こちらも白竜防具で冷気抵抗はあります

ウィーヴラ:ではそのようにー

スハビィ:ちなみに肖像は伝説的アクションとか使ってきます?

DM:彼らは肖像故に伝説的アクションは使用してこないね

ウィーヴラ:なるほど

スハビィ:とはいえ甘く見るのは禁物だ、確実に数を減らしていかねば

メル・アルクト:ですねぇ。

DM:それに、イーヴォが使わないとは言っていないだろう

スハビィ:うむ

スハビィ:あ、いつものダガーオヴヴェノムを機動しておきます 肖像に毒が効果あるか分からないが

ウィーヴラ:わー

DM:では準備は良いかな?

メル・アルクト:OKです。

ウィーヴラ:OK!

マギア・パロ=プレア:OKです!

スハビィ:OK!

【ラウンド1】

DM:というわけで、スハビィチャンからだ

スハビィ:ではー

スハビィ:このへんまで移動してヴェノムオヴダガーで攻撃、グルームストーカーの奇襲で2回攻撃

ウィーヴラ:イケーッ

天狗ダイス:攻撃(スハビィ):2d20 = (9+9)合計値:18

天狗ダイス:攻撃(スハビィ):2d20 = (19+15)合計値:34

スハビィ:両方ヒットで

スハビィ:耐久15セーヴどうぞ

スハビィ:失敗したら追加の2d10の毒ダメージ

天狗ダイス:耐久セーヴ:1d20 = (11)+4 = (4)合計値:15

DM:あっぶね!

スハビィ:ヌゥ、まあよい

ウィーヴラ:成功してくる〜

メル・アルクト:向こうも流石だ。

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ

天狗ダイス:ダメージ(スハビィ):1d4 = (2)+1 = (1)+3 = (3)+2d6 = (3+3)+1d4 = (1)+1 = (1)+3 = (3)+2d6 = (4+6)+1d8 = (2)合計値:29

スハビィ:刺突属性だ

DM:アズドラカの肖像はあくまで、牙に刻まれた情報より魔力が編み上げたもう一つのアズドラカの姿に過ぎぬ。 だがそれゆえにこそ――竜としての生命力は、幻影であろうとも消えるものではない!

スハビィ:合計でこれだけ与えておわり

メル・アルクト:なかなか。

ウィーヴラ:よしよし

スハビィ:「……いくよ」そう呟いた次の瞬間には、スハビィの姿はアズドラカの肖像の正面!

スハビィ:その幻影の首にひるむことなく刃を振るう!

DM:では続いてエミ、アズドラカ対象にハンターズマークからの……

DM:フロストブランドを抜刀、周囲の炎を消失させる!

DM:というわけで、これで2回アズドラカを殴る

天狗ダイス:攻撃ロール(エミ):2d20 = (5+12)合計値:17

DM:あっぶね、後半だけ命中

天狗ダイス:ダメージ:1d8 = (8)+1d6 = (4)+1d6 = (3)+5 = (5)合計値:20

メル・アルクト:おぉー。

ウィーヴラ:着実に削っていく!

スハビィ:よしよし

DM:では

DM:続いてメルチャンだ

メル・アルクト:はーい。

メル・アルクト:では、1マス引きつつマジック・ミサイルをレベル3で、アズドラカに。

天狗ダイス:ダメージ:5d4 = (4+2+3+2+2)+5 = (5)合計値:18

DM:いだだだだ

ウィーヴラ:いいダメージ!

スハビィ:既に一度倒した相手よ!

メル・アルクト:「トヤッ!」跳躍し、アズドラカの幻影に向け五本のダガーを投擲!追尾するように迫る!

メル・アルクト:そのマジック・ミサイルは、かつてメルがイーヴォとの戦いの中で学習したもので。

メル・アルクト:ウィーヴラさんにバードの声援。

ウィーヴラ:わー

メル・アルクト:手番終了。

DM:だが、ここで

ウィーヴラ:むむっ

DM:イーヴォが住居アクションを宣言

マギア・パロ=プレア:「……来る!」

マギア・パロ=プレア:マギアの予見の力が、予兆を感じ取る!

・竜牙兵の奇襲:3体までの対象を選び、+7での近接攻撃を行い、[1d12+6]点の斬撃ダメージを与える

スハビィ:むむむ

メル・アルクト:むむ。

DM:突然、雪の中から複数のゴーレムが出現!

DM:それらが一斉に、君達めがけて武器を振りかざす!

DM:ここは後衛を優先して狙おう

マギア・パロ=プレア:ヌワーッ

スハビィ:ヌゥーッコシャク!

DM:マギア、メル、ウィーヴラネキの3人に

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (18)+7 = (7)合計値:25

メル・アルクト:「ウィーヴラさん、この隙に……ッ!?」出現したゴーレムに目を見開く!

スハビィ:高い

マギア・パロ=プレア:グエーッ!

天狗ダイス: 一括振りで進呈:1d12 = (10)+6 = (6)合計値:16

スハビィ:出目が大きい……!

ウィーヴラ:「チィッ、伏兵!」駆け出そうとした間際の出現故か、盾で受けるのが精一杯!

メル・アルクト:「ッ!」なんとか衝撃を受け流すが、無視できぬダメージ!

マギア・パロ=プレア:「ち……!」マギアは見た予兆によって致命傷を避けるが、体勢は大きく崩れる!

DM:直後、再びゴーレム達は吹雪の中に消える!

DM:この環境を選んだことは、感慨からではない!

DM:君たちに対して、確実に勝利を得るための狩り場だ!

スハビィ:「……くっ……!」フォローに動くか?否。目の前にはかの緑竜の力の残滓!

マギア・パロ=プレア:「やってくれるわね!」

ウィーヴラ:「いやはや、忘れるところでありましたな。貴方はそういう男でありました!」

メル・アルクト:「気にしないで!今はアズドラカの幻影を!」

スハビィ:「……うん!」

DM:では続いてウィーヴラネキだ

ウィーヴラ:はーい

ウィーヴラ:ここまで潜り込んで

ウィーヴラ:ボーナスアクションを使ってフレイムタンを起動しつつ

ウィーヴラ:アズドラガへフレイム・タンで2回攻撃

DM:ウワーッ!!!!

天狗ダイス:攻撃ロール(ウィーヴラ):2d20 = (15+1)合計値:16

ウィーヴラ:一発のみか……!

マギア・パロ=プレア:ウヌウ、しかし一発

ウィーヴラ:とはいえ、ここで聖なる一撃を宣言。呪文スロットLv1を消費するぜ

天狗ダイス:ダメージ:1d8 = (6)+3 = (3)+2 = (2)+2d6 = (1+4)+2d8 = (3+7)合計値:26

スハビィ:そういやこっちも炎脆弱性あるのかな

DM:それがね……あるんだよな……(沈痛な顔

ウィーヴラ:えーと、そうなると

メル・アルクト:ヨシ!

ウィーヴラ:11斬撃、10火、10光輝で31ダメージだ

マギア・パロ=プレア:大ダメージだ!

スハビィ:こんがり!

メル・アルクト:いい感じ。

ウィーヴラ:「この程度で我が刃が鈍ると!思わないで欲しいでありますなッ!」幻影の懐に潜り込み、斬撃!炎と光が瞬間的に周囲を照らす!

ウィーヴラ:ターン終了!

DM:ええい、実際見事だ、だが……続いてイーヴォの手番!

DM:ここまで移動して、まずはウィーヴラネキへ2回攻撃だ

ウィーヴラ:こい!

天狗ダイス:攻撃ロール(イーヴォ):2d20 = (7+9)合計値:16

スハビィ:真っ向勝負!

ウィーヴラ:両方とも捌く!

メル・アルクト:よし!

マギア・パロ=プレア:うまい!

DM:ええい、ならばここで怒涛のアクション!

ウィーヴラ:ヌゥーッ!

DM:後衛めがけてファイアボールだ

スハビィ:ウワーッ

メル・アルクト:では、カウンタースペル!

マギア・パロ=プレア:任せた!

スハビィ:おお!

DM:ええい、それは受けよう

メル・アルクト:レベル3スロットを1個消費。

DM:ウィーヴラへと二刀で斬りかかると同時に、既に視線は後方の3人に照準を合わせていて――

ウィーヴラ:「オオオッ!」迫る二振りの刃を盾で、あるいは鎧で受け流していく!

DM:次の瞬間には、火球がウィーヴラを通り越した位置から発生して後衛に向けて降り注ぐ!

メル・アルクト:「させない!」

マギア・パロ=プレア:「メルちゃん! 頼んだわ!」

メル・アルクト:メルは魔法の唄を歌い、降り注ぐ火球の軌道を逸らす!

スハビィ:「お前の相手は、わたしだ……!」身軽な動きでアズドラカを翻弄し、ウィーヴラへの挟撃を許さない!

DM:ではイーヴォの行動は終わり!

ウィーヴラ:「……お互い、腕を上げたようでありますな?」ニヤリ、とイーヴォへ笑いかける。

DM:続いてインパチェンスちゃんだ

インパチェンス: 行くぞー

インパチェンス:此処まで移動してー

インパチェンス:グレイヴでアズドラカを2回叩く

ウィーヴラ:イケーッ

天狗ダイス:インパチェンス(攻撃ロール):2d20 = (1+20)合計値:21

インパチェンス:極端!

メル・アルクト:しかしクリティカルだ。

インパチェンス:とりあえず大業物するね...

スハビィ:おお

インパチェンス:先にダメージ出すか

天狗ダイス:ダメージ:2d10 = (7+3)+6 = (6)合計値:16

マギア・パロ=プレア:ここから更に大業物でのボーナスアクションか

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (16)+9 = (9)合計値:25

マギア・パロ=プレア:お見事!

メル・アルクト:ヨシ!

天狗ダイス:ダメージ:1d10 = (7)+5 = (5)合計値:12

スハビィ:ウオオーッ!

ウィーヴラ:まず一体!

インパチェンス:END

マギア・パロ=プレア:「……やるじゃん! みんな!」

DM:た、足りてやがる……!

DM:だが……甘い!

ウィーヴラ:なにっ

スハビィ:なにっ

DM:ここでイーヴォは伝説的アクションを使用!

メル・アルクト:むむ。

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ

スハビィ:何をする気だ

インパチェンス:「.......!」鎌状のグレイヴを振りかぶり、アズドラカの首を落とそうとする お

DM:アズドラカの幻影の首が切り落とされ、それが雲散霧消し始める中――

スハビィ:インパチェンスの一撃のために大きく後ろに跳躍、場所を空け。

スハビィ:空中でその首が落ちるのを見るが……。

・伝説的アクション/瞬時詠唱:レベル1-2の呪文ひとつを詠唱可能(使用スロットについては制限を受けない)

スハビィ:むむむ

ウィーヴラ:ほほう

DM:マジックミサイルを、レベル4スロットを消費して発動するぞ

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ、4!

ウィーヴラ:ヌゥーッ

メル・アルクト:むむむ。では今度はマギアさんにお任せしましょうか。

マギア・パロ=プレア:ここは……頑張ってみよう

スハビィ:お願いします!

メル・アルクト:インスピを使うのも手か。難しいところ。

マギア・パロ=プレア:確実に止めないと不味いのでインスピレーションを使おう

マギア・パロ=プレア:レベル4に対してなので、難易度14!

マギア・パロ=プレア:カウンタースペルを宣言!

天狗ダイス:カウンタースペル:1d20 = (5)+5 = (5)合計値:10

マギア・パロ=プレア:有利なのでもう一回!

メル・アルクト:どうなる……!

天狗ダイス:カウンタースペル:1d20 = (12)+5 = (5)合計値:17

メル・アルクト:ヨシ!

マギア・パロ=プレア:なんとか!

スハビィ:足りた!

ウィーヴラ:あぶねえ……!

DM:何ィーッ!

DM:これでイーヴォの伝説的アクション3回のうち2回は飛ぶがあと1回が残ってるんだぜ、といいつつ

DM:続いてイニシアチブ13、クライオヴェインの肖像!

スハビィ:クライオヴェインか、どうくる

DM:アズドラカの肖像が魔力に溶けていく中、それらの残滓を利用して無数の魔力の矢が君たちめがけ降り注ぐ!

マギア・パロ=プレア:「そうそう……好き勝手させるかっての!」マギアの掲げた手から光が放たれ、マジックミサイルを構築するはずの陣が、発動前に解かれていく!

ウィーヴラ:「……!助かったであります、マギア殿!」

メル・アルクト:「ナイス!マギアさん!」

DM:ここまで移動して

DM:ウィーヴラネキとインパチェンスチャンは機会攻撃ができるぞ、といいつつ

ウィーヴラ:おお、では機会攻撃しておこう

DM:それはそれとしてここから後衛の二人にブレスを撃つぞ~

マギア・パロ=プレア:「剣を使えてそれ、ってのは冷や冷やするけどね……魔法ならこっちの方がまだ上手、よ!」

スハビィ:執拗な後衛狙い……!

天狗ダイス:機会攻撃(ウィーヴラ):1d20 = (6)+6 = (6)合計値:12

天狗ダイス:機会攻撃(インパチェンス):1d20 = (12)+9 = (9)合計値:21

天狗ダイス:ダメージ(インパチェンス):1d10 = (10)+5 = (5)合計値:15

メル・アルクト:むむむ。

メル・アルクト:いや、これは……!

白竜の防具(要同調)
・任意の防具種別を選択可能。
・この防具は+2防具として扱う。
・この防具を装備している者は、冷気属性に抵抗を得る。
・1日に一度、以下の効果からどちらかを選択して適用できる。

A:自身が受ける冷気ダメージを無効化し、それに等しいだけのHPを回復する。
B:自身が受ける火炎属性ダメージを抵抗し、半減させたダメージに等しい追加HPを得る

スハビィ:おお

メル・アルクト:冷気ダメージを無効化し、それに等しいだけのHPを回復!

ウィーヴラ:おおー

マギア・パロ=プレア:こっちは単なる冷気抵抗だな

マギア・パロ=プレア:一応セーブ成功すれば1/4になる

DM:では17にセーヴをよろしく

マギア・パロ=プレア:……予見ダイス使おう……!

ウィーヴラ:おお

マギア・パロ=プレア:17の予見ダイスを使用!

スハビィ:使いどころだ!

マギア・パロ=プレア:これにより、確実に成功となる

DM:では

天狗ダイス:ダメージ:10d6 = (2+4+3+6+1+2+4+1+4+4)合計値:31

DM:31の冷気ダメージをぶちまけるぞ!

メル・アルクト:全回復かな。

ウィーヴラ:おおー

マギア・パロ=プレア:自分はセーブ成功でここから半分、更に冷気抵抗で半分、で……7かな

スハビィ:クライオヴェインの防具でクライオヴェインの肖像のブレスをいなすの、運命的

メル・アルクト:HP22→38。

マギア・パロ=プレア:ダメージ!

ウィーヴラ:寒さに強いぜ

メル・アルクト:ふーむ。そうですね、メルの白竜の防具は、巣に残されていたクライオヴェインの鱗を使っていることにしようかな?死体そのものは使えなかったけど、巣に残っていたものが使えたということで。DMがよければそれで。

DM:いいよ

メル・アルクト:はーい。

DM:肖像が空より放つ冷気の嵐が後衛に迫る!

DM:といいつつ、続いてマギアチャンだ

マギア・パロ=プレア:「ッ……!」マギアは予見の力によって迫る冷気の乱流を『視る』! 回避は間に合わないが……自身の鎧に宿る抵抗の力を信じ、最も威力の薄い箇所へ身を滑らせた!

メル・アルクト:この時メルが着ていたのは巣に残されていたクライオヴェインの鱗を使用して作られた魔法の服であった!メルは腕を広げ冷気を吸収!自らの生命力へ変える!

マギア・パロ=プレア:では、手番……

ウィーヴラ:がんばれー!

メル・アルクト:はーい。

スハビィ:いけー!

マギア・パロ=プレア:ううむ、ここはとりあえず命中を信じていこう アイアン・バンズ・オブ・ビラーロをクライオヴェインに向けて投擲!

スハビィ:おお

ウィーヴラ:おおっ

天狗ダイス:攻撃ロール(マギア・パロ=プレア):1d20 = (14)+5 = (5)合計値:19

マギア・パロ=プレア:命中!

ウィーヴラ:命中!

メル・アルクト:ヨシ!

スハビィ:拘束!

マギア・パロ=プレア:これにより、クライオヴェインは……金属の帯によって縛られ拘束!

スハビィ:ありがてえ

DM:ウ、ウワーッ!!!!!

ウィーヴラ:すごいぜ

スハビィ:これでクライオヴェインに対する攻撃に有利がつく!

マギア・パロ=プレア:「今のはぶるっと来たわよ……お返しに、わたしの珠ちゃんをプレゼント、よ!」マギアが懐から取り出したのはマジックアイテム。単なる錆びた鉄球のようだったそれは……放り投げられ、クライオヴェインに近づくと同時に鉄の帯となって展開、縛り上げる!

ウィーヴラ:「そのようなマジックアイテムを……!」

DM:グワーッ!!!

メル・アルクト:「うん……!内側に加工したクライオヴェインの鱗を仕込んで、それを触媒に魔法を使えるようになってる」

スハビィ:「……よし、動きが止まった……!」

DM:肖像に直撃した帯が、それを捕らえて動きを縛り上げる!

DM:これが本物のクライオヴェインであればたやすく撃墜したであろう!だが――所詮は幻影。

DM:ボーナスアクションはなにかする?

マギア・パロ=プレア:ここでスピリチュアル・ウェポンだ!

マギア・パロ=プレア:レベル2で発動

マギア・パロ=プレア:呼び出し、追撃!

天狗ダイス:攻撃ロール(マギア・パロ=プレア):1d20 = (1)+8 = (8)合計値:9

マギア・パロ=プレア:ここで失敗するのか……まあ逆に良いかもしれん

スハビィ:拘束されてる敵への攻撃には有利がつくぜ

マギア・パロ=プレア:おお、そういえばそうだった

マギア・パロ=プレア:ではもう一回!

ウィーヴラ:おお

天狗ダイス:攻撃ロール(マギア・パロ=プレア):1d20 = (19)+8 = (8)合計値:27

マギア・パロ=プレア:極端!

スハビィ:命中!

ウィーヴラ:命中!

メル・アルクト:ヨシ!

天狗ダイス:ダメージ:1d8 = (8)+5 = (5)合計値:13

ウィーヴラ:フルパワーだ

マギア・パロ=プレア:最大値、13ダメージ!

DM:いたたたた

DM:では13貰っての

マギア・パロ=プレア:「ほらほら、続き行くわよ!」飛び上がった魔力のオーブが僅かな電撃を纏いながら衝突!

【ラウンド2】

DM:スハビィチャンから……だが、ここでイーヴォが、正確にはマギアチャンの行動終了時のタイミングでの伝説的アクションの使用を宣言

スハビィ:むむ

ウィーヴラ:ヌゥーッ

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ

メル・アルクト:むむ。

・反牙の構え:自身のACを+2し、PCの攻撃が命中するたびに対象に1d6+6のダメージを与える

ウィーヴラ:ほほう

スハビィ:これは永続?

DM:イーヴォは油断なく双剣をそれぞれ回転させながら構える!

DM:イーヴォの手番が来るまでだね

メル・アルクト:この攻撃が命中するたびに、というのは、こちらの攻撃が、ですか?

DM:ああ、PCの攻撃がだね

メル・アルクト:遠隔でも近接でも発動する感じです?

DM:あくまで近接だけかな……ああいや

マギア・パロ=プレア:近接のみか

DM:遠隔でも発動して良さそうではあるか

スハビィ:ウワーッ

ウィーヴラ:ワァ

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ

メル・アルクト:となると、マジック・ミサイルみたいな小ダメージ連打は危険か。

スハビィ:ならば、まずはとりあえずクライオヴェインを仕留めにいこう

DM:イーヴォは盾を持たないのではない。

DM:盾が不要なのだ。これらの剣技により、攻撃を弾き、切り返すことを得意とする故に!

スハビィ:そのまま手番の宣言しておこう、今度こそ忘れずにボーナスでハンターズマークをクライオヴェインに

スハビィ:ここに移動して、有利をつけて1回殴る

天狗ダイス:攻撃ロール(スハビィ):2d20 = (7+5)合計値:12

スハビィ:ヌゥーッ1足りない

ウィーヴラ:ヌゥーッ

スハビィ:手番終わりだ

スハビィ:「……挑発には、乗らないよ」イーヴォの構えの変化を横目に、クライオヴェインに躍りかかる。致命の攻撃を与えることが目的では無く、無数のフェイントで翻弄するための動き!

DM:では続いてエミ

DM:イーヴォにハンターズマークを当ててから、2回近接攻撃!手前の攻撃にインスピを乗せる

天狗ダイス:攻撃ロール(エミ):2d20 = (5+11)合計値:16

天狗ダイス:攻撃ロール(エミ):1d20 = (18)+9 = (9)合計値:27

DM:防御を抜いた!

メル・アルクト:よしよし。

スハビィ:両方命中!

マギア・パロ=プレア:強い!

ウィーヴラ:流石だ

スハビィ:しかしこれで自動カウンター反撃もくるか

天狗ダイス:ダメージ:2d8 = (3+3)+2d6 = (2+4)+2d6 = (4+3)+10 = (10)合計値:29

天狗ダイス:ダメージ:2d6 = (2+2)+12 = (12)合計値:16

DM:エミも16点反撃を受ける!

ウィーヴラ:なかなか痛い

メル・アルクト:抑えられはしたが……

DM:雪原の上、赤い外套と黒竜が激しく剣戟をぶつけ合う!火花の合間に散るのは血であり、闘気そのもの!

マギア・パロ=プレア:「そっちも頼むわよ……! こっちの白竜は抑えているけど、何もしてこない訳ないから!」

エミ:「……ッ!」瞬間的に、次元移動で背後を取る余裕さえない!

エミ:純粋な、剣士としての技量の勝負に持ち込まれている。気を逸らせば、敗れるのは自分だ!

イーヴォ:「よそ見するんじゃねえぜ……!」

DM:続いてメルチャンだ

メル・アルクト:はーい。

メル・アルクト:マギアさんの回復に回りましょうか。

マギア・パロ=プレア:ありがたい……

メル・アルクト:では、1マス移動してキュア・ウーンズ。レベル4。

天狗ダイス:回復:4d8 = (1+8+8+8)+3 = (3)合計値:28

メル・アルクト:ウォーッ

メル・アルクト:スゴイ!

マギア・パロ=プレア:全回復!

ウィーヴラ:すげえ!

メル・アルクト:では、声援ダイスが欲しい人はいるかな。

メル・アルクト:それとも言葉の刃での妨害のために温存しておいたほうがいいかな。

マギア・パロ=プレア:自分はまだ要らないかな……次はクライオヴェインに攻撃するつもりですし、それなら拘束による有利だけでなんとかなりそうなので

スハビィ:こちらは手番毎に攻撃するチャンスが1回しかないので、出目が腐ったときにそなえてもらえるとありがたいかも

メル・アルクト:ではスハビィさんにバードの声援!

スハビィ:ドーモ!

メル・アルクト:ここまで移動して手番終了。

メル・アルクト:メルはマギアに触れ、癒しの唄を歌う。

マギア・パロ=プレア:「世話になるわね……!」

メル・アルクト:「お互い様だよ!」

メル・アルクト:「皆で勝とう!」

DM:では住居アクション!

スハビィ:むむむ

ウィーヴラ:さあどうくる

・風雪の妨げ:次のイーヴォの手番まで、PCはそれぞれ最初のアクションによる判定に不利を受ける

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ

スハビィ:ヌゥーッ!

ウィーヴラ:また厄介なアクションを!

メル・アルクト:むむむ。

DM:イーヴォが、クライオヴェインの牙からなる剣を振りかざした直後! 吹雪が一層強くなり、それが君達の体力を奪い始める!

メル・アルクト:「ッ……!」

ウィーヴラ:「次から次へと!」

DM:これが、ネリーゼを連れてこなかった理由だということか。

インパチェンス:「....!」

DM:というわけでウィーヴラネキ

ウィーヴラ:はいよー

スハビィ:「……負けるもんか……!」

エミ:「凍え死ぬつもり!?」

イーヴォ:「焚き火を消したのはお前だろうがよーッ!」

エミ:「それはそうだけど!」

マギア・パロ=プレア:「ふん、今更よ!」

ウィーヴラ:なにぶんイーヴォに隣接してる状態なのでやり合っておきたさはあるが……

ウィーヴラ:クライオヴェインを放置しておくのもよくなさそうだし、悩みどころだ

メル・アルクト:ふーむ。

メル・アルクト:イーヴォの方を倒しに行くのも、

メル・アルクト:このHPとACならありかな?

スハビィ:どのみち次にクライオヴェインが動く前に仕留めるのは難しいだろうし

スハビィ:イーヴォ叩くのはありかもしれない

ウィーヴラ:ふむ

スハビィ:ただカウンター反撃がね

DM:自動反撃がガシガシ飛んでくるとは言え

DM:単発の火力だけに限れば現行のPCではトップだよキミ

インパチェンス:強いぜ

ウィーヴラ:ではお言葉に甘えて、イーヴォとやり合うことにしよう

ウィーヴラ:そうなんだよな!ではこの位置からフレイムタンで攻撃だ

ウィーヴラ:初回攻撃には不利がつくので

天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (19+20)合計値:39

メル・アルクト:!?

ウィーヴラ:当てたぜ……

メル・アルクト:すごいやる気。

マギア・パロ=プレア:すげえ!

スハビィ:命中!

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (14)+6 = (6)合計値:20

メル・アルクト:すごい。

DM:あ、当たってやがる……

ウィーヴラ:こちらも命中!

マギア・パロ=プレア:こちらも!

スハビィ:出目がつよい

ウィーヴラ:これは出し惜しみしない方がよかろう

ウィーヴラ:呪文スロットLv2を2つ消費して聖なる一撃を2回!ダメージいきます

スハビィ:いけー!

天狗ダイス:ダメージ:2d8 = (5+3)+6 = (6)+4 = (4)+4d6 = (6+4+4+3)+6d8 = (5+8+8+7+7+2)合計値:72

ウィーヴラ:こうだな!

スハビィ:でかい!

マギア・パロ=プレア:ウオオオ!!

メル・アルクト:!?!?!?

スハビィ:一気に半分近くもってった

DM:オノレーッ!!!

インパチェンス:エグい

ウィーヴラ:反撃ダメージどうぞ!

天狗ダイス:反撃ダメージ:2d6 = (5+1)+12 = (12)合計値:18

DM:18点反撃する!

ウィーヴラ:OK、受ける

ウィーヴラ:「……ッ!」ウィーヴラは盾持つ手を回転する双剣へと突き込み、無理矢理に動きを止めさせ。

ウィーヴラ:『オオオオッ!』捨身の勢いで刃を突き立てる!

DM:では続いてイーヴォだ

DM:よかろう、まずここで反牙の構えは解除されつつ

スハビィ:どうくる

DM:だがやることは変わらん!

DM:この火力はヤバいって!

DM:ウィーヴラネキを2回殴るぞ

天狗ダイス:攻撃ロール(イーヴォ):2d20 = (3+12)合計値:15

ウィーヴラ:回避!

メル・アルクト:固い!

DM:21でも止められるのかよォ!

マギア・パロ=プレア:恐ろしい防御性能……

スハビィ:攻守共に隙が無い!

ウィーヴラ:『竜であると言うのであれば!それ相応の剣を振るわせていただく……!』至近距離で睨めつけ、唸るように竜語を呟く。

DM:突き立てられながらも、倒れぬ!それどころか、未だなお剣戟を叩き返してくる!

ウィーヴラ:それを無理やりに懐に入り込み、間合いを詰める形で勢いを殺していく!

DM:では続いてインパチェンスちゃんだ

インパチェンス:はいよー

インパチェンス:こっちはクライオヴェインでいいかな?

スハビィ:これはイーヴォを総叩きしてもいいかもしれんなあ

メル・アルクト:ふーむ。

メル・アルクト:ここはイーヴォを押し切る流れかも。

インパチェンス:あいよ

スハビィ:AC同値で体力はイーヴォのほうが圧倒的に低い

インパチェンス:では1マス上に、ここからなら間合いあるので届く

インパチェンス:まずは普通に2回殴る

天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (8+13)合計値:21

スハビィ:両方命中!

天狗ダイス:ダメージ:2d10 = (9+6)+6 = (6)+6 = (6)合計値:27

ウィーヴラ:いいダメージだ!

マギア・パロ=プレア:かなり削っていく!

インパチェンス:ん~

インパチェンス:容赦する思考は無いな、怒涛!

ウィーヴラ:おお!

インパチェンス:ワンモアセッ

メル・アルクト:どうなる……!

マギア・パロ=プレア:ここで予見ダイスを使おう

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (13)合計値:13

天狗ダイス:ダメージ:2d10 = (9+3)+6 = (6)+6 = (6)合計値:24

マギア・パロ=プレア:「インパチェンスちゃん! 私の『眼』を使って!」

インパチェンス:「....!はい!」

マギア・パロ=プレア:マギアの予見の力が、数秒先を読む力となってインパチェンスの動きを補正する!

メル・アルクト:……やった?

スハビィ:合計51!仕留めた!!

ウィーヴラ:ウオーッ

インパチェンス:「こ、のっ.....!」マギアの予見で見えた回避される未来を是正し、横薙ぎの2連をイーヴォへ叩き込む

DM:では、一瞬。マギアは自身の予知が奇妙なノイズに染まるのを感じる!

DM:それは――

マギア・パロ=プレア:「ち……!」

DM:というわけで、戦闘不能状態で他PCが手番終了を迎えた時

DM:最後の伝説的アクションを開示しようじゃないか

ウィーヴラ:なんだなんだ

スハビィ:おお

メル・アルクト:むむ。

DM:と言おうと思ったが……まだこっちあったな

DM:"ハーフオークのしぶとさ"の発動を宣言!

メル・アルクト:あー、そうでしたね!元はハーフオークでした。

マギア・パロ=プレア:耐えるか!

スハビィ:しぶとい!

ウィーヴラ:なんと!

DM:自身を薙ぎ払わんとするグレイヴの一撃を跳ね上げ……踏みとどまる!

インパチェンス:「ぐ......!」

ウィーヴラ:「……!まったく、大した生命力でありますな……!」

スハビィ:「……まだ耐える……!?」

マギア・パロ=プレア:「……ごめん! 予見を、占術の力を無理やり塗り替えてきた!」

DM:その上で、改めて伝説的アクションを宣言!

スハビィ:なんだなんだ

・竜魂還元:肖像を1体破壊し、そのHPだけ自身のHPを回復させる

インパチェンス:「........!」弾かれたグレイヴを構え直し

メル・アルクト:「流石だね……!」次の行動を警戒!

スハビィ:むむっ

ウィーヴラ:なんと!

メル・アルクト:おおー。

マギア・パロ=プレア:やりおる……

DM:クライオヴェインの肖像に向け、イーヴォの手が翳されるとともに――その肖像が砕け、魔力へと還元され、傷がふさがっていく!

スハビィ:クライオヴェインも削っておいてよかった

DM:これによってHPは……83

DM:仕切り直しだ冒険者ァ!

ウィーヴラ:ウオーッ!

メル・アルクト:「そういう手段もあるわけだ……だけど、もう使えないよね!あと少しだ!」

マギア・パロ=プレア:「……珠ちゃん、頑張ってくれたわね。私達、白竜……の、影を無理やり引き戻させるくらいにはやれてるみたいよ!」形を失い、元の錆びた鉄球に戻ったマジックアイテムへ声をかけつつ。

DM:ではマギアチャンだ

マギア・パロ=プレア:ようし

スハビィ:「……もう邪魔はいないかな……!」砕けた肖像に背を向け、イーヴォに向き直る。

ウィーヴラ:「……認めざるを得ないでありますな。貴君は強い」深呼吸し、剣を構え直す。

ウィーヴラ:「故にこそ、容赦はしないであります!」

マギア・パロ=プレア:ここまで移動し、ジャヴェリン・オブ・ライトニングを投擲!まずは難易度13の敏捷セーブからだ!

天狗ダイス:敏捷セーヴ:1d20 = (15)+3 = (3)合計値:18

DM:ヨシ!

スハビィ:ヌゥーッ

マギア・パロ=プレア:ヌウーッ、しかしまだ

マギア・パロ=プレア:遠隔攻撃がある

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (8)+5 = (5)合計値:13

マギア・パロ=プレア:届かないか!

マギア・パロ=プレア:ではボーナスアクションでスピリチュアル・ウェポン!

スハビィ:手数!

ウィーヴラ:イケーッ

天狗ダイス:攻撃ロール:1d20 = (6)+8 = (8)合計値:14

マギア・パロ=プレア:どれもギリギリ足らぬ!

マギア・パロ=プレア:これで手番終了!

スハビィ:ぐぬぬぬ……!

DM:くくく

DM:ではマギアチャンの手番終了時

・伝説的アクション/瞬時詠唱:レベル1-2の呪文ひとつを詠唱可能(使用スロットについては制限を受けない)

スハビィ:出た!

DM:もう一発!レベル4マジックミサイルだあああーっ!

マギア・パロ=プレア:「どーよ! やれるだけやってやるから、受け止めてみなさい!」

メル・アルクト:では今度はどちらがカウンタースペルします?

メル・アルクト:インスピレーションが残ってるので、それを使うのがいいかな。自分が。

マギア・パロ=プレア:そっちが良いかもですね……

メル・アルクト: では。レベル3スロットを使って、インスピを乗せたカウンタースペル。

天狗ダイス:カウンタースペル:2d20 = (7+1)合計値:8

メル・アルクト:むむむ。 失敗。

スハビィ:出目が……

マギア・パロ=プレア:これは自分が更に使うのはタイミング的にありかな

メル・アルクト:できそう?どうなんでしょう。

マギア・パロ=プレア:許可されるのであればやってみたいところだ

DM:いいよ

マギア・パロ=プレア:オオーッ

メル・アルクト:頑張って!

マギア・パロ=プレア:では14に挑戦!

天狗ダイス:カウンタースペル:1d20 = (2)+5 = (5)合計値:7

マギア・パロ=プレア:ウワーッ!

メル・アルクト:2人がかりでも止められないというのは、イーヴォの意地を感じる。

スハビィ:ウワーッ

DM:ヨッシャオラーッ!

メル・アルクト:ではメルは唄でマジック・ミサイルの軌道を逸らさんとする!しかし!

マギア・パロ=プレア:「祈りの聖女の力……ぐ、ごめん! 止めきれ、ない!」

スハビィ:狙いは誰だ

DM:では合計7発が生成されるので

DM:7発ともウィーヴラネキに

スハビィ:殺意!

ウィーヴラ:来い!

天狗ダイス:ダメージ:7d4 = (4+4+3+4+3+3+3)+7 = (7)合計値:31

ウィーヴラ:ヌゥーッダウン!

ウィーヴラ:出目すげえな

スハビィ:さすがに耐えきれないか……!

DM:ウィーヴラは、不意に自身の目の前に伸びた掌に気付く。

DM:直後それが、自身の襟首を掴むものであり――

イーヴォ:「避けてみな」

ウィーヴラ:『……貴君、よもや!』竜語の動揺が漏れる!

DM:至近距離、ほんの数ミリの間合いで連続した魔力の矢が叩き込まれる!

メル・アルクト:「ッ……!」

メル・アルクト:「ウィーヴラさん!」

マギア・パロ=プレア:「ウィーヴラちゃん!」マギアは蒼白に!

DM:そのまま、ウィーヴラが崩れたのを確認するように地に刺した剣を掴み直し、構える!

イーヴォ:「これで、一人目だ……!」

イーヴォ:「さぁ、次は誰がいい?」

ウィーヴラ:「グ……」流石に耐えきれぬ。両膝から崩れ落ち、地に倒れ伏す!

DM:これで伝説的アクションは使い切った、といいつつ

【ラウンド3】

スハビィ:その時、魔力の矢の衝撃とウィーヴラが倒れたときに巻き上げた雪に紛れ、背後からスハビィが飛び出す!

マギア・パロ=プレア:「何言ってんのよ、一人目はあんたよ! ウィーヴラちゃんは立つし、倒れるのはあんた!」

スハビィ:「こっちだ!」

スハビィ:ではいくぞ

スハビィ:ここまで移動、ボーナスでハンターズマークをイーヴォに切り替えて

スハビィ:インスピを使って殴る

天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (5+12)合計値:17

スハビィ:命中、ダメージが

マギア・パロ=プレア:オオーッ!

天狗ダイス:ダメージ:1d6 = (1)+1 = (1)+3 = (3)+2d6 = (3+6)+1d6 = (1)合計値:15

ウィーヴラ:ヨシヨシ

スハビィ:刺突でこれだけ与えておわり!

スハビィ:イーヴォが振り返るより速く、その体を両手の短剣で切り裂く!

マギア・パロ=プレア:「やった!」

DM:では続いてエミだ

DM:ええい、このまま削り切るぞ!

DM:ボーナスアクションで次元戦士、対象はイーヴォといいつつ

DM:2回殴る

天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (9+15)合計値:24

スハビィ:「だいぶ効いてきたでしょ……!」両手に逆手で構えた短剣をイーヴォに向けつつ、慎重に間合いを取る。

メル・アルクト:おおー。

天狗ダイス:ダメージ:2d8 = (5+7)+2d6 = (1+1)+2d6 = (4+6)+10 = (10)+1d8 = (5)合計値:39

ウィーヴラ:オオーッ

スハビィ:でかい!

マギア・パロ=プレア:良いぞ良いぞお

エミ:「こ、のぉーっ!」ウィーヴラの倒れた隙間をカバーするように、一気に割り込んで連撃を浴びせる!

DM:続いてメルチャンだ

メル・アルクト:はーい。

メル・アルクト:ウィーヴラさんを回復しに行きましょう。

メル・アルクト:6マス移動してここまで。

ウィーヴラ:わー

メル・アルクト:他のスロットは使い切ったので、レベル2スロットを消費し、キュア・ウーンズ!

メル・アルクト:回復量:2d8 = (7+1)+3 = (3)合計値:11

メル・アルクト:回復!

ウィーヴラ:ヨシ!

メル・アルクト:2マス移動してここまで。手番終了。

メル・アルクト:駆け、ウィーヴラに触れ、癒しの唄を歌う!

ウィーヴラ:剣を握る手に、僅かに力が籠る。

スハビィ:「立って、お願いだから……!」

マギア・パロ=プレア:「ほら、ね。ウィーヴラちゃんは、立つ!」

メル・アルクト:メルは戦友を、ただ信じる!

ウィーヴラ:「……いや、はや。ここまで期待と温情をかけられては……!」ゆっくりと、起き上がる!

インパチェンス:「だ、大丈夫ですか....?!」

ウィーヴラ:「寝てばかりもいられないであります、な!」再び剣を構える!

DM:では

DM:住居アクションは――いや、いいだろう。

DM:ここまできて小細工に走る必要もあるまい

DM:ウィーヴラネキの手番だ

ウィーヴラ:ほほう

スハビィ:なんと

ウィーヴラ:それであればこちらも小細工しないでいこう

ウィーヴラ:ボーナスアクションでフレイムタンを再起動しつつ

ウィーヴラ:アクションで2回攻撃!

マギア・パロ=プレア:ウオオオ!

天狗ダイス:攻撃ロール:2d20 = (2+9)合計値:11

マギア・パロ=プレア:一発!

メル・アルクト:声援ダイスもまだあるかな?

ウィーヴラ:前半にも一応声援ダイスを使ってみよう

天狗ダイス:声援ダイス追加:8 = (8)+1d8 = (8)合計値:16

ウィーヴラ:命中!

メル・アルクト:ウォーッ!

マギア・パロ=プレア:オオーッ!!

ウィーヴラ:詰まるところ出し惜しみはしない

ウィーヴラ:呪文スロットLv1を2個使用し、聖なる一撃によるダメージを追加

スハビィ:全力!

天狗ダイス:ダメージ:2d8 = (4+1)+6 = (6)+4 = (4)+4d6 = (6+5+2+3)+4d8 = (7+2+5+2)合計値:47

メル・アルクト:「行っ……けぇーーっ!」拳を握り、叫ぶ!

ウィーヴラ:メルの言葉に背中を押されるように、ウィーヴラはその剣を全力で振るう!

マギア・パロ=プレア:「予見の力は……もう届かないけど。これは、私の祈り! 届く、届いて倒す!」

ウィーヴラ:剣に纏う炎と光が、一際強く輝いた。

DM:振るわれる剣に対して、イーヴォは……自身の両手の剣を交差!

DM:それらに宿る竜の魔力が収束し――激突する!

ウィーヴラ:『ーーーーッ!』咆哮!

スハビィ:「……押し勝てる!勝てるッ!!」

DM:雪原が、一瞬光に包まれるほどのエネルギーの衝突は――君達自身さえも吹き飛ばす!

メル・アルクト:「うわぁっ……!」

DM:視界が光に染まり、衝撃と振動で君達が雪に投げ出され……

マギア・パロ=プレア:「なあっ」

エミ:「う、わっ!?」

インパチェンス:「っ......!」

メル・アルクト:「ケホ……ケホ……ど……どうなった!?」

スハビィ:「う……」雪原に倒れ込み、すぐさま身を起こす。

DM:君たちはそこに見るだろう。クライオヴェインと、アズドラカそれぞれの牙から作られた剣が砕け、散らばっているさまと。

マギア・パロ=プレア:「……!」

DM:その向こう……傷だらけのイーヴォが、雪原に倒れ伏している様を。

メル・アルクト:「か……」

メル・アルクト:「勝った……!」

エミ:「はぁーっ……や、やった……っ!」ぜいぜいと息を吐きながら、立ち上がろうとして、力が入らずに座り込む。

メル・アルクト:「ウィーヴラさん!」駆け出しましょう。

ウィーヴラ:ウィーヴラは荒い息を吐き、剣を雪原へと突き立ててその身を支えている。

メル・アルクト:では隣で支えたいです。

ウィーヴラ:支えてくれると助かるー

メル・アルクト:では支えます。

スハビィ:「……!」その様に目を見開き、続いて大きく深呼吸。呼吸を落ち着ける。

マギア・パロ=プレア:「よおし!」身を乗り出し、ぐっと拳を握る。

DM:戦闘……終了だ。

【戦闘終了】

ウィーヴラ:『……この決闘。我らの勝利だ』静かな竜語の唸りで、倒れ伏すイーヴォに語りかける。

イーヴォ:「……その、ようだ、な」げほ、と咳き込んで……立ち上がろうとするが、力が入らぬ様子だ。

スハビィ:「……す、すごい……」ウィーヴラの剣技に、今更のように呆けた言葉が出る。

インパチェンス:「だ、大丈夫ですか....?」起き上がって

メル・アルクト:そして、イーヴォの方をじっと見ましょう。

マギア・パロ=プレア:「……本当に、やったんだ」

ウィーヴラ:「……皆さま。ご迷惑をおかけしたであります」共通語の謝罪は、いつもの通りどこかとぼけた調子のもの。

ウィーヴラ:「ええ。……自分が二度立つことも能わなかったかもしれないであります」エミの言葉に頷く。

スハビィ:「そんな、すごくかっこよかったよ……!」とウィーヴラに答え。

メル・アルクト:「……皆で力を合わせての勝利だよ。全員が誇るべきだ」そう返す。

エミ:「……ねえ」

エミ:「……どうして、あの相棒の子は連れてこなかったの?」

エミ:「いや、そのさ」

エミ:「……正直、もう一人魔術師が居たら……」

DM:おそらく、状況は変わっていただろうと。

DM:対抗魔術を、打ち消しうる魔術師がいるだけで、随分やりにくくなるはずで。

スハビィ:イーヴォとエミとの会話に意識を向ける。

イーヴォ:「……そりゃ、ついてくるって言って、聞かなかったに決まってるだろ」なんとか、身を起こして……雪原にどっかりと座り込む。

エミ:「じゃあ、どうして――」まさか、邪魔だからと殺しでもしたのかと、最悪の想定が脳裏をよぎり。

メル・アルクト:じっとイーヴォの言葉を聞きましょう。

マギア・パロ=プレア:「……そう」憂えた瞳。

ウィーヴラ:静かにイーヴォを見据える。

イーヴォ:「……付いてこれねえ体にしただけだよ」

イーヴォ:「あいつ、俺のためにって何でも無茶しやがるからな」

エミ:「……へ?」きょとん、と首を傾げて……

スハビィ:「な、いったい何を……?」

マギア・パロ=プレア:「……。…………」

インパチェンス:「....え、ええと....」

スハビィ:やや驚いたような警戒するような表情。

ウィーヴラ:「……ふむ……?」仲間の様子を見、イーヴォを見、静かに首を傾げる。

イーヴォ:「……野暮なこと言わせるつもりかよ。だから、あいつ一人の体じゃねえように……」

マギア・パロ=プレア:「……そのう。血を見たってことかしら」最大限に迂遠な表現で濁す。

イーヴォ:「……おい待て。男、一人もいねえじゃねえかオイ……!」

スハビィ:「…??」意味が分からずに周りの面々を見渡す。

メル・アルクト:手で口を押さえます。

DM:言ってから、ここで肩を持ってくれるであろう者が誰もいない事に気づいて。

ウィーヴラ:「……え?あ、えっと、そういう……あー……」なんとなく察する!

マギア・パロ=プレア:「いやあ……ねえ…………」

インパチェンス:「.....、え、ええと........」

インパチェンス:「...............不潔」珍しく顔が赤い

メル・アルクト:「え……えぇ……」

スハビィ:「え、え……?」目をぱちくりさせるも、とりあえず思っていたような悪いことではなさそうと安堵の表情。

マギア・パロ=プレア:「スパシーだったら、なんかこう、言えたと思うんだけど。……ごめん、私はちょっと」

ウィーヴラ:「……メル殿、少し失礼するであります」断りを入れ、身体を引きずりつつイーヴォの前へ。

メル・アルクト:では頷き、すっと離れます。

エミ:「その、え、ちょっと?インパチェンスお姉さん、どういうこと?」

ウィーヴラ:そのままイーヴォの肩に手を置き……癒しの力を注ぎ込む!

インパチェンス:「い、いえ.......、......聞かないで...」顔を掌で覆ってしゃがみ込んでしまう

イーヴォ:「ハッ、お前にやられるなら……何?」トドメでも刺されるのかと覚悟をしたところで……

メル・アルクト:「まあ、彼女は君を慕っていたし、合意だとは思うけど」

メル・アルクト:「子供をそういう風に利用するのはどうかと思うなぁ!」叫ぶ!

ウィーヴラ:『貴君……そういうことはもっと早く言え。帰りを待つものがいるのであるのならば!』呆れ混じりの竜語!

イーヴォ:「ああでもしねえとあいつ、間合いに飛び込んで来かねねえだろ!」

ウィーヴラ:「あー……えっと……思うにでありますな。此奴、別に街を揺るがすほどの悪事をこなしているわけでもないので……その……これくらいは大目に見てもよいのではないか?と思うのでありますよ」ややバツが悪そうに仲間へ弁明!

マギア・パロ=プレア:「……まあ、言って聞く耳は持たないんでしょうけど。…………はあ。まあ好き合うものどうし、しっぽりと…………うん…………」明らかに態度が変じている!

スハビィ:「……え、え、まさか……ええ……!?」メルの叫びとインパチェンスの反応に、ようやくうっすらと把握してきたのか。

メル・アルクト:「……だね、勝者の権利として、もう悪いことはしないように言って、それでいいと思うよ」

メル・アルクト:「……今の彼なら」

エミ:「……ああー!……え、ちょっと?あのさぁ……」

スハビィ:「ほんとに!?ねえ、その……本当に!?」顔が赤い!

DM:やっと察して、ははぁ、と頷いて。

ウィーヴラ:「しゃんとするでありますよ。さもなければやたらそうした色恋沙汰については煩い詩人※の知り合いを送りつけるであります」イーヴォを半眼で睨みつつ。

名前:ティターナ(PL:シカナ)
種族:ハーフエルフ
クラス:バード(レベル6)
属性:混沌にして善
年齢:19歳
性別:
身長:166cm
体重:62kg
外見的特徴:赤い髪、白い肌、金の瞳、白黒の服。

概説:元剣闘士のエルフを母に持ち、その武器を鍛えたドワーフを育ての親としてハーフエルフの少女。諸国を旅し、見どころのある子どもを見つけては『どうにかして』資金を作り出して陰ながら支援をするのを趣味としている。
 少年少女たちへの『先行投資』の傍ら、自分を置いて旅に出てしまった母を探している。

※備考:ティターナの母は同じくシカナ氏のPCであるスウェイン。再会済。

名前:スウェイン(PL:シカナ)
種族:エルフ(ハイ・エルフ)
クラス:バーバリアン(レベル5)
属性:混沌にして善
年齢:85歳
性別:
身長:142cm
体重:50kg
外見的特徴:赤い長髪、白い肌、金の瞳、青い服。

概説:『最大の好敵手』と呼べる相手を探すため、旅立ちを選んだ元剣闘士のエルフ。携える戦斧は親友のドワーフによりあつらえられた一品であり、得物やそれを扱う自身への軽口に対しては過敏に反応する。

エミ:「ば、バカ!あのさ!もしここで死んでたらどうするつもりだったの!?」

メル・アルクト:「本当だよ!」

イーヴォ:「いや、そりゃあ俺が全員ぶっ飛ばして引きずって連れ帰って俺最強って感じで……アッハイ……」気づけば正座している!

マギア・パロ=プレア:「もう……バカなんじゃない?」

マギア・パロ=プレア:「てか、バカじゃない?」

インパチェンス:「......」どうにか立ち上がったがエミを引きずってイーヴォからちょっと距離を取った

スハビィ:「わぁ……すごいなあ……二人、結婚したんだあ……」どこかズレてるような理解を口にする。

メル・アルクト:大きく白い溜め息を吐く。

エミ:「このバカーっ!子供には親が必要なんだよ!出来れば両方ーっ!」などと引きずられながらきゃんきゃん喚いているのが見える。

イーヴォ:「……クソっ!針の筵かよ……!」

ウィーヴラ:「……ま、これで決闘は終わりであります。貴君が悪を為さぬのであれば、自分がこれ以上拘泥する必要もなし」

ウィーヴラ:「まあその……伴侶についてはちゃんと大切にしてあげるでありますよ?」頬を掻きつつ。

マギア・パロ=プレア:「せめて暈しなさいよ……こう、寝物語に愛を囁いて寝かせてきた、とか……」

メル・アルクト:「うん、これからは家族のために……ね」

スハビィ:「……家族、家族……子供かあ……」どこか遠いものを思い浮かべるように呟く。

イーヴォ:「おいおい、いいのかよ?俺が五色の竜の力を揃えて……」悪ぶろうとしたけどこれで悪ぶったらマジで殴られることに気づいて途中で止める。

ウィーヴラ:「……仮に。仮にでありますが。貴君がまた大悪を成そうと野望を抱くのであれば」

ウィーヴラ:『その時はまた私が相手になろう』竜語で宣言。

マギア・パロ=プレア:「親になるんだったら、それに恥じない親でありなさいな」

メル・アルクト:「そうだね……家族のこと、幸せにしてやりなよ」

スハビィ:「その、わたしはよく知らないんだけど……。ほら、家族のために、とか、いろいろあるんでしょ?」家庭、というものを知らずに育った身だが、それがとても暖かみに満ちているらしいということは知っている。

イーヴォ:「ハッ……何を言ってやがる」

イーヴォ:「俺が望むのは大悪じゃあねえ」

DM:傷だらけの腕を、アイススパイア山より高い空を指さし。

ウィーヴラ:その指の先を追い、顔を上げる。

イーヴォ:「単なる"強さの高み"だ。……まあ、手段がアレだということは否定しねえが」

スハビィ:その指を視線で追い、笑みが浮かぶ。

インパチェンス:「....ま、まあ。それならば...私達とそこまで変わらない....のでは」

エミ:「………いやちょっと?」

エミ:「いい話にしてごまかそうとしてない!?」

スハビィ:「”ひとたび翼を得たものが”、ってとこね」

ウィーヴラ:「ハハハ。……その、自分はその手のことにさっぱりなのでこれ以上の言及は避けるでありますが……エミの言葉に苦笑い。

マギア・パロ=プレア:「まあ、良いんじゃん? 私だって、魔導を極めて最高に強くて賢くて可愛い守護者になる、って目的はあるし。……道は違っているけど、くねりあってたまに付き当たるくらいの縁ではあったんでしょう」

DM:だが、今更ながら気付くだろう。

DM:――悪の道を突き進むということは、自身以外の全てを、自身の都合のために利用し、必要ならば踏みつけるということ。

メル・アルクト:「まあ、それでいいと思うよ」

DM:ネリーゼに対しての行いが、利己というよりは利他。

DM:少なくとも、彼女をこの場に連れてこないための理由であったとしても……

DM:野望の実現の為に、他者を踏みつける悪の道に進む者の行いには、どうも思えなかった。

スハビィ:「……その、もしよければさ……。これから機会があったら二人に、いや子供達にも、会いに行ってみていい?」

イーヴォ:「……その前に。一個だけ聞かせろ」

ウィーヴラ:「なんでありますか?」

スハビィ:ややおずおずと問い。

メル・アルクト:「何かな?」

スハビィ:「え、な、なに?」

マギア・パロ=プレア:「…………言える事なら」

スハビィ:きょとんとして。

インパチェンス:「.....?」

イーヴォ:「……別に大したことじゃあねえよ」

イーヴォ:「俺は、あのクライオヴェインや。アクアクよか強かったのかってな」

エミ:「それは……」

メル・アルクト:しばし思案する。

インパチェンス:「.....」ウィーヴラとメルを見る

インパチェンス:(2人は両方と戦ってたのを思い出した

スハビィ:ちらりとメルやウィーヴラに視線を向ける。

ウィーヴラ:「難しい問いをしてくれるでありますな」苦笑。

メル・アルクト:「何が強さかって話でもあるよね」

ウィーヴラ:「自然の猛威としての強さ。執念の結晶としての強さ。……様々でありますな」

メル・アルクト:「クライオヴェインもアクアクも本当に多くの人が必死に立ち向かわないと倒せなかった、だけど……」

マギア・パロ=プレア:「私は直接対峙してなかったから……そこに関しては、あまりはっきりとは言えないわ。でも、まあ……クライオヴェインの幻影を従えたあんたは、それだけの力を持って君臨するだけあった」

イーヴォ:「……腕相撲以外な。あいつら俺より腕デカいし」

メル・アルクト:「……君は少なくとも、ある側面では、クライオヴェインや、アクアクより強いと思うよ」

スハビィ:「うーん、でも……。あいつらは最後には死んじゃったけど、あんたはちゃんと生きてるし……。単純だけどさ」

スハビィ:「それに赤ちゃんだっているんだし!」

ウィーヴラ:「少なくともあの剣技。魔術。それらを掛け合わせ、己の戦技とする強さは。彼らにはないものでありますよ」

エミ:「……なんでそういうことを聞くの?」

スハビィ:最後の一言は、まるで素晴らしいものに言及せずにいられない子供のように。

DM:そもそも、なぜそこにこだわるのか?と気になった様子で――

イーヴォ:「へっ……そりゃあ、いい」

イーヴォ:「……いやよ。お前らが別々のところに行く前に知りたかった。それだけだよ」

ウィーヴラ:「……それとも。クライオヴェインもアクアクも、自分に膝をつかせることはできなかった……と言えば。満足してもらえるでありますか?」悪戯っぽく。

DM:それが、この決闘の本質であったと今更気づくかもしれない。

マギア・パロ=プレア:「ふふーん。良いじゃん、それが聞きたかったんだ」

インパチェンス:「......なるほど....」

DM:自分の知る、最も手強い者達と戦う機会を逃してはならない。

メル・アルクト:「それで、スハビィさんの質問……だよね」

スハビィ:「……うん、その……迷惑じゃなきゃ、さ……」

スハビィ:「またネリーゼにも会ってみたいし……」

イーヴォ:「………まあ、構わねえさ」

イーヴォ:「会えたら、の話だけどな」

メル・アルクト:笑みを浮かべる。

スハビィ:「じゃあ、会えたら会いにいってみるね」嬉しそうに頷く。

DM:強大な竜の血が入り交じる混種の半竜。

DM:ましてや、ドラゴン・カルトとも敵対関係にある彼には、これからも騒乱は続くだろう。

ウィーヴラ:スハビィの様子に、微笑ましげに顔を緩める。

マギア・パロ=プレア:「まあ、その内ひょんなところで会うかもでしょ。ここからずっと隠居します!ってんならともかく……互いに、荒事には縁が有りそうだしね」

メル・アルクト:「……そうだ」

メル・アルクト:「……今さらだけど、おめでとう。ネリーゼさんにも僕がそう言ってたって伝えておいて貰えると嬉しいな」

インパチェンス:「.....」ほっとした様子、近づきはしないが

イーヴォ:「……っかしいなぁ、オイ」

イーヴォ:「さっきまで俺らは、本気でやり合ってたはずなのによ」締まらねぇもんだな、と。

ウィーヴラ:「すっかり和んでしまったでありますな」苦笑。

メル・アルクト:「だねぇ」

スハビィ:「……そりゃ、もちろん本気だったよ。本気だったけど」

マギア・パロ=プレア:「本気でやりあったからこそ、かもねえ」

スハビィ:「……別に、殺し合いじゃなくたって、こういう勝負があったって……いいじゃないかって思うな」

メル・アルクト:「本当にねぇ」

スハビィ:どこかしみじみと、重い過去を思わせる口調で。

メル・アルクト:「実際、死人なんて出ないのが一番いいんだよ」

エミ:「……それどころか、その。殺しの逆をしてるわけでしょ?」おしべとめしべ!と

メル・アルクト:「エミ」

DM:次元を超えた最低な例えをやめろ

ウィーヴラ:「あの、エミ殿……」困ったように

ウィーヴラ:

スハビィ:

マギア・パロ=プレア:「……。…………」イーヴォに続け、エミからも僅かに距離を取った。

エミ:「ちょ、ちょっとー!?」

インパチェンス:「....」悲しげにエミさんを撫でた

イーヴォ:「……ま、憑き物は落ちたってわけだ」

DM:よっこらせ、と立ち上がる。その体に、傷はまだあるが……癒えつつある。

DM:君達が浴びせた傷は、彼の体に確かに残るはずだろう。古傷として、彼の経てきた戦いの、誇りと物語の印として。

スハビィ:「……?」二人が結婚した、程度の認識しかないので、なんでみんながそんなに厳しいリアクションなのか分かってない

ウィーヴラ:「自分たちもいったん山を降りるでありますか。……血が抜けたせいか、だいぶ身体も冷えてきた心地がするでありますし」冗談混じりに。

メル・アルクト:「だね」

イーヴォ:「じゃあな」

イーヴォ:「次に会うときは……まあ、その時次第だ」

メル・アルクト:「うん、また縁があれば」

DM:楽しかったぜ、と。彼は背を向ける。

マギア・パロ=プレア:「そうね、いい加減ここで立ち話も……あんたもさっさと帰って、良いものでも食べさせてやんなさいよ」

スハビィ:「……そうだね、さすがに寒いかも」今更のように自らの体をかき抱き。

メル・アルクト:手を振り見送った後、襟を正します。

インパチェンス:「....」イーヴォの背に会釈

ウィーヴラ:『貴君らに祝福あれ』竜語の祈りをイーヴォの背に向ける。

DM:イーヴォは、その背の翼を広げて飛び立っていく。

DM:ここに、今はクライオヴェインはいない。この空は、今は誰のものでもない。

スハビィ:「うん、じゃあ……またね」小さく手を振り、見送る。

DM:エミは、しばらく手を振ってから……

エミ:「……そっか。これは、秘密にしててもいいんだね?」

ウィーヴラ:「まあ、誰かに言う類のものでもないであります」

DM:依頼であれば依頼人へと報告をする義務はあろうが……。

DM:これは、私闘であるゆえに。

メル・アルクト:「……まあ、そうなるね」

スハビィ:「……わたしたちだけの秘密かあ。なんかいいなあ、こういうの」

インパチェンス:「....は、はい」

スハビィ:どこか嬉しそうに目を細めて小さく笑う。

マギア・パロ=プレア:「うん、うん。語られざる冒険譚……そんなのも、勲章よね」

ウィーヴラ:「なんにせよ……イーヴォ殿を見直す、よき機会でありました」

メル・アルクト:「だね」

DM:――不意に、君達はアイススパイア山からの景色を見渡すことだろう。

DM:そこからは、ネヴァーウィンターも、北方も。そこからずっと遠くに広がる世界さえ、見える気がした。

スハビィ:「……すごい、いい景色……」足を止めて眼下の世界に見入る。

インパチェンス:「.......」頷く

メル・アルクト:感慨深げに頷きましょう。

DM:だが、そこでどんな人が暮らし、笑い合っているのか。

DM:そこで、どんな夢が生まれ、育まれているのか。

DM:それを知るには、きっとそこへと向かわねばならない。

ウィーヴラ:「ふむ。山を降りる前に、この景色を肴に一杯やってもいいかもしれないでありますな」せっかくワインをいただいているのだし、と。

マギア・パロ=プレア:「平和な景色ねえ……そうね、いいアイデア」

メル・アルクト:「ああ、そうだね……温まろうか」

スハビィ:「ワインかあ……わたし、酒はまだやめたほうがいいって師匠から言われてたんだけど」

スハビィ:「今くらいは、いいよね?」

メル・アルクト:「スハビィさんの年齢だと」

メル・アルクト:「呑ませるわけには行かないなぁ」

エミ:「えーっ!?」

マギア・パロ=プレア:「ふふーん。舐めるくらいなら良いんじゃん? 別に、酔えとは言わないからさあ」

インパチェンス:「ど、どうなんでしょう....」

スハビィ:「あはは、まだだめかぁ……」

スハビィ:「……舐めるくらいなら?」上目遣いでメルを見上げる。

メル・アルクト:首を振ります。

DM:不意に、スハビィの荷物鞄からぽとりと落ちるものがある。

DM:それは、あの北での戦いにおいて共に掲げた盃で。

北での戦い:150年前に大寒波の中で巨人と戦い壊滅した「鉄の狼の戦士団」の一員であり死後もレヴナントとして駐屯地を守り続けていたヒューマンの姉弟「シャーナ」「ファルク」と共に、霜の巨人である「ダルガンデムド」「バルグザンド」の襲撃に立ち向かうという形で行われた戦い。この戦いが終わった後、姉弟は冒険者達と杯を交わし現世を去った。

マギア・パロ=プレア:「ここで、ジュースだけ飲ませるってのもなんだかとは思うけど」

スハビィ:「……あ、これ……」

DM:自分のそばで、誰かが背中を押した気がした。

スハビィ:懐かしそうにそれを拾い上げ。

スハビィ:「……いいの、今日くらいは.」

ウィーヴラ:「おや、それは?」

スハビィ:その盃を掲げる。

スハビィ:「んー……」やや考え。

スハビィ:「わたしが好きになった……かもしれない人が、遺してくれたもの……かな」照れくさそうに言う。

ウィーヴラ:「大切なものなのでありますな」

インパチェンス:「......そう、なんですね」

マギア・パロ=プレア:「なんだか、皆お熱いことで……まあ、繋がりって、良いものよね」

エミ:「……だってさ!インパチェンスお姉さん!」

エミ:「あたしは口移しでいいけどー?」ダメー?と、調子こいてあほを抜かすやつもいるが……

インパチェンス:「そ、それは流石に.....」

メル・アルクト:「普通の飲み物でも乾杯はできるから!ね!?」ちょっと慌て気味に。

ウィーヴラ:二人のやりとりにやれやれ、と言いたげに苦笑する。

マギア・パロ=プレア:「本当に! お熱い! ことで!」

DM:とはいえ、君達は改めて盃を交わすことになるだろう。

DM:それは、この地での戦いの終わりを宣言するためだけであろうか?

DM: 否。きっと、ただそれだけではないのだ。 この地での出会いと、喜びと、多少の驚きと、苦難を乗り越えた達成感。

DM:それらは、それに触れて来たものだけが真の意味を理解できるもの。

DM: では、それは当事者だけのものであろうか?

DM:否。 物語とは形を変え、在り方を変えながらも――その本質は、そこに宿る喜びや誇りは、きっとどこまでも続いていくものであろう。 白竜の到来とともに始まった物語は―― 黒竜が、家へと帰ることでひとまずの終わりとなる。

DM:されど、これは一つの物語の終わりであり―― それは得てして、次の物語の始まりへと続いていく。

ファンダリンの記念硬貨:「これはある冬、北より現れた白竜を勇敢なる者達が打倒したことを記念して発行された銀貨である」「彼らの戦いが数奇な縁で彩られていたことは、その当事者たちこそが最も知っていることだ」

【座礁リヴァイアサン亭】

DM:――ネヴァーウィンターの一角、座礁リヴァイアサン亭にて。

DM:復興が続く中、この宿を彼が選んだ理由は唯一つ。

DM:あくまでこれが、冒険者のボブとしての用事であったからだ。

DM:故に、不器用に書き置きを残し……なにやら緊張し、腕組みをしたまま彼は待っていた。

DM:『この日、この宿に来い』と、ある意味では不躾にさえ思える手紙であったそれは……もしかすれば、彼自身どうすればいいかと逡巡した結果であったのかもしれない。

メル・アルクト:では緊張した様子で、扉をノックしましょう。

メル・アルクト:「……来たよ」

エルグ・タルク:「……ああ。入ってくれ」と、緊張しながらも……可能な限り、落ち着いた、頼れる者であろうとする声が聞こえる。

メル・アルクト:では入りましょう。

メル・アルクト:「君が元気そうで何よりだよ」笑みを浮かべます。

メル・アルクト:「それで……」

メル・アルクト:「なんの用事で、僕を呼んだのかな」

メル・アルクト:呼吸を整えながら聞きましょう。

エルグ・タルク:「……まず、謝らせてくれ」

エルグ・タルク:「その、……あれだ。ちゃんと答えるべきだったし、さっさと言うべきだったと思うんだが」

メル・アルクト:きょとんとします。

DM:頬を掻きながら、わずかに目をそらし。

エルグ・タルク:「俺は、そのさ」

エルグ・タルク:「……悪いことをしてきたんじゃないかとは、思ってる」

エルグ・タルク:「特に、その。……俺の思い上がりじゃなければさ」

DM:……そこまで言いかけて、ひとつ息を吸って、吐いて。

メル・アルクト:じっと目を見つめます。

エルグ・タルク:「……甲斐性ってやつだ」

エルグ・タルク:「俺だって、武器を振り回すだけじゃないんだよ」そういう気持ちを向けられてることは、わかってる、と。

メル・アルクト:胸を押さえ、次の言葉を待つ。

DM:だが、そこまで言っても、率直な言葉を口にできずにいるのは彼としての、ささやかな意地か。

エルグ・タルク:「もし、違うって言うなら。首を振ってくれ」

エルグ・タルク:「俺の勘違いなら、それでも――」

メル・アルクト:「……大丈夫。僕から言うよ、今、ここで」

メル・アルクト:「君のことを愛している」

メル・アルクト:「きっと沢山の困難があるだろうけど、それでも君と共に歩みたい」顔を赤くしつつ、真剣な表情でエルグの顔を見据える。

メル・アルクト:「……君が、僕を将来の妻として受け入れてくれるなら」

エルグ・タルク:「な……ッ!?」流石にそこまでのストレートが跳ね返ってくるとは思わず、椅子から転げ落ちそうになり。

メル・アルクト:「……本当に嬉しい」じっと見ます。

メル・アルクト:そして、顔を真っ赤にし。

メル・アルクト:「僕は、言ったよ」

メル・アルクト:「君の答えを聞かせて」

エルグ・タルク:「……結構、がっつくんだな」呼吸を、整えて……椅子に座り直し、汗を拭い。

メル・アルクト:緊張した表情のまま答えを待ちましょう。

エルグ・タルク:「……俺もだよ」

メル・アルクト:感極まった表情をします。

エルグ・タルク:「父さんや、皆には……話をつけるつもりでいたんだけどさ」

エルグ・タルク:「"竜退治の手柄と、奥方を同時に連れ帰るやつなんて初めて見た"だとさ」

エルグ・タルク:どれだけ、バレバレだったんだよ、と。苦笑が溢れる。

メル・アルクト:「……ハハ」笑みを浮かべます。

メル・アルクト:その瞳には、涙が浮かんでいて。

エルグ・タルク:「文句を言うやつは手づから叩き潰してやる、って父さんは浮かれてたよ」

エルグ・タルク:「いや舞い上がってるなこれ」

エルグ・タルク:「絶対舞い上がってるよな!?」

メル・アルクト:「ちょっとそこは意外だなぁ!」

メル・アルクト:「……はぁ」大きく息を吐く。

エルグ・タルク:「……待たせて、悪かったな」

エルグ・タルク:「そういうの、俺もどうすればいいかわからなくてさ」

エルグ・タルク:ただでさえ、自分がドワーフとヒューマンの時間の感覚の差から仲違いをして家を飛び出したゆえに。

メル・アルクト:「いや、いいよ、大丈夫」

メル・アルクト:「それはお互い様だからね」

メル・アルクト:「……改めて、ありがとう」礼をします。

エルグ・タルク:「……ああ」少しバツが悪そうに目をそらし。

エルグ・タルク:「……多分、すげえ大変だぞ、これから」

エルグ・タルク:「例えばその、あれだ」

エルグ・タルク:「……事情の説明、というか」

エルグ・タルク:「半年近く家を開けてたことへの、何があったかの報告とかさ」

メル・アルクト:「だねぇ……」

メル・アルクト:「まあ、これからずっと支え合って生きて行くんだし」

メル・アルクト:「ちょうどいいんじゃない?2人の新たな第一歩としてさ」

メル・アルクト:「僕も頑張るよ」

エルグ・タルク:「第一歩、か」少しだけ懐かしそうに目を細めて。

エルグ・タルク:「俺達、ロクでもない出会いだったよな」

エルグ・タルク:「遺跡の中で、殺されかかったところで助けられて……」

メル・アルクト:「今となっては」

メル・アルクト:「大事な思い出、だね」

メル・アルクト:「あそこで君を助けられて、本当によかった」

エルグ・タルク:「昔、父さんが言ってた言葉を思い出したよ」

エルグ・タルク:「傷も痛みも、後でそれを笑えるようになれば……」

エルグ・タルク:「それが、強くなった証だってさ」

メル・アルクト:「いい言葉だね」

エルグ・タルク:「飛び出す前は、何偉そうにって思ってたよ」

メル・アルクト:「……傷、痛み、本当に色々あった……」

メル・アルクト:「そんな中、皆で助け合って……」

メル・アルクト:「今、ここにいる」感慨深げに。

エルグ・タルク:「本当にな」

エルグ・タルク:「……色々、本当に多かった」何回死にかけて、ひどい目にあったのかと思いながらも。

メル・アルクト:「これからも苦難は色々とあるだろうねぇ……」

エルグ・タルク:「でも、……多少は悪いと思うけど」

エルグ・タルク:「俺は、楽しかったよ」

メル・アルクト:「……うん」

メル・アルクト:「僕も……楽しかった」

メル・アルクト:「良いことも、悪いこともあって、助けられた人も、助けられなかった人もいた冒険だった」

メル・アルクト:「それでも……本当に」

メル・アルクト:「これまでの人生で一番充実した日々だった」

メル・アルクト:「僕はこういう……密度の高い時間……冒険……」

メル・アルクト:「そう言ったものに憧れて旅に出たんだ」

エルグ・タルク:「俺もだよ。……だから、これからは」

エルグ・タルク:「多分、色々起きるだろうロクでもないこともさ」

エルグ・タルク:「あとで、笑えるように生きていきたい」

エルグ・タルク:「そいつが、俺が冒険の中で学んだ、一番大事な"生き方"だと思ってる」

DM:家での、窮屈で……居場所のない時間。それは結果から考えれば、些細なすれ違いから生じたもので。

DM:きっと、第三者からすれば鼻で笑えるようなどうでもいいものだったんだろう。

DM:だが、それも今は。「かつてはそうだった。だが、今はそうじゃない」と、笑いながら語れるようになった。

メル・アルクト:「……そうだね」

メル・アルクト:「……僕としてもその言葉は大事にしたいなぁ」

メル・アルクト:「ずっと忘れずにいたい」

エルグ・タルク:「多分それは、俺一人じゃ無理だ」

エルグ・タルク:「だから――」

メル・アルクト:「うん」頷きます。

DM:彼女へ手を伸ばす。その手に、指輪が一つあった。

メル・アルクト:目を見開き口元を押さえます。

エルグ・タルク:「こいつが、俺の答えだ」

メル・アルクト:では、手を差し出しましょう。

DM:そっと、その手の薬指に指輪を嵌めて―――

エルグ・タルク:「……これからも、頼む」少しどころではなく照れながら、告げる。

メル・アルクト:頷きます。

メル・アルクト:「……こちらこそ」顔が真っ赤だ。

メル・アルクト:「もう、僕たち二人は離れていても一緒だ。例え肉体が滅んでも」

メル・アルクト:「互いの存在が消えるその時まで、共に支え合おう」

メル・アルクト:「改めて、よろしくね」

メル・アルクト:「ッ……!」

メル・アルクト:「……ああっ……あああっあああ~~っ……!」限界が来たのか真っ赤な顔を押さえて声を上げる。

エルグ・タルク:「急に悶えるなよ!?」

エルグ・タルク:「……大丈夫か?」

メル・アルクト:「う、うん……」

メル・アルクト:「大丈夫……」

メル・アルクト:大きく息を吐きます。

メル・アルクト:「どう告白しようか、こっちも色々考えてたんだ……どう言おうかとかさ、どこで言おうかとかさ」

エルグ・タルク:「知ってたよ」

エルグ・タルク:「……だけど、手間を取らせたくなかった」

メル・アルクト:「……そういうとこも、好きだよ。だけど」

メル・アルクト:「本当に困ったら、手間を取らせたくない……で隠さず、いつでも頼ってね」笑みを浮かべる。

エルグ・タルク:「……ああ」

エルグ・タルク:「頼りっぱなしになるかもしれないが、いいか?」

メル・アルクト:「勿論」

メル・アルクト:「それに……多分……」

メル・アルクト:「君は君が思っているより随分、僕を救ってきたと思うよ」

メル・アルクト:「つまり……僕としても頼りになる……頼りにしてる……そういうことが……」

メル・アルクト:「ああ……もう!」溢れる感情の中で言葉をまとめるのに難儀しつつ。

エルグ・タルク:「……よ、よし!」

エルグ・タルク:「とりあえずは、これからよろしく頼むってことで……いいな!?」

メル・アルクト:「勿論!」

DM:こちらも、言いたいことは山ほどある、だが今は……

エルグ・タルク:「急ぐことは、ないんだろ?」

メル・アルクト:「……うん」

DM:――彼が、かつて自身の人生が未熟なまま、認められずに終わると絶望していたことから。

DM:一歩、踏み出したというその証拠で……よしとするべきだろう。

『シーズン1:アイススパイア山の竜』ここに完結。

【???】

 東の果て、戦乱続く列島の北。 中央にて勢力を伸ばす内府は、いまだ彼の地を手中に納めることは叶わず。

 かの凍てつく風に満ちた地は、約定と盟約によって繋がれた地である。三つの国はその繋がりを重んじ、故にこそこの戦乱の続く列島で長くその地位を保ってきた。 ひとつは、獄血(ティーフリング)と只人(ヒューマン)からなる"軍の国"たる麗原(うらはら)。 ひとつは、蝦夷(エルフ)と天狗からなる"森の国"たる竹叢(たけむら)。 ひとつは、妖狐とそれに惚れた者達からなる"宴の国"たる萌上(もがみ)。三国連ねて"葦の国"。北方鎮守の連合国家である。

 本来であれば、かの国らの物語がソード・コーストの冒険者達と交わることはない。 しかし、既に縁は結ばれている。葦の国より訪れた、"目漏れ"の姫君が、そこにいるゆえに。

 クライオヴェインの騒乱から半年後。 ネヴァーウィンターに、隻眼の使者の姿あり。 メモラを追うようにして現れた使者が告げるは、ただ一言。

「――葦の国にて、麗原の太守は腕の立つ者を求めております」

「どうか、お戻りくださいませ。あなたの、妹殿のためにも」

 かくして始まるは、極東の北の果て。
 渦巻く策謀、滾る怒りと根深き縁。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ5E』
『北領、葦の国にて』

※現在キャンペーン進行中。リプレイ化未定。当リプレイを気に入って頂けたのであれば『スキ』を押して頂ければ今後の記事作成の励みになります。

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記事作成に利用した画像生成AI:「TrinArt」

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