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自分のアタマで考えよう #塚本本棚

情報多寡の時代になり、正解はなく、でも社会の流れはかつてないほどに速い。そして寿命は長くなり、生き抜く力をより必要とする現代において、情報を取捨選択し、自分の頭で判断し、広げていく思考力は必須だと思います。

本日は「自分のアタマで考えよう( https://amzn.to/2t1pNQw )」ちきりん (著) #塚本本棚

思考展開が苦手な人にその手引きを与える本だと思います。僕も上記の問題提起から、思考力を鍛えるためのオンラインサロンを開設しています。日々いろんな事象に対して思考することで、考えて咀嚼する力、発信する力、振り返り内観する力を養い、よりよい人生の選択をしていける人が僕の周りに増えればいいなと思っています。

知恵と知識は違います。知っていると考えているは違う。「思考」は「知識」にだまされるし、人は見たい景色を見ようと事実を湾曲解釈する。そういう自分、人間心理を認知したうえで思考する力、相手がどのような立場で、どのようなバイアスで物事を言っているのかを踏まえて思考する。知識は過去、思考は未来。その通りだなと思います。ただ、未来を思考するときに過去の引き出しをきっかけにしすぎると、過去に”騙される”。

株式投資をやったり、新規事業開発をやったりする場合は、現在の市況などから未来を思考する力が必要です。そして昨今は人の寿命が会社の寿命を上回り、僕らは思考停止し会社に依存しては生きていけなくなっています。未来を考えて行動する力はこれから必須の能力ではないでしょうか?どのくらい未来を思考していますか?

本書は度々開いて、”自分は今思考しているのか?それとも知識をひけらかしているだけなのか?”を考えたいなと思いました。歳を重ねれば重ねるほど、僕らは知識や経験に騙されて老害となっていくような気がしますから。

・知識や経験の過度なバイアスで思考していないかを常に内観する
・よく知らないところにこそ新しい発見があると考え行動する
・よくわからないが、熱量がある場所にこそ宝がある
・但し、反証可能性を認めないところにはいかない
・思考力の高い人たちをフォローする
・思考力の高い人たちに囲まれたコミュニティに所属する

それにしても、僕の子たちが30歳になる2050年頃には国民の4割が65歳以上とは...いやはや。僕らは70になっても元気な新しい人類にならなきゃいけませんね、それかこれからの若者は20代から30代で一気に稼ぎ切る(そのためのリソースは成熟国家だからこそすでにある)という生き方もできるかもしれません。

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